【最新版/エリア別】「高知県」の採用活動の難易度は?統計データを元に徹底解説!

求人を出して待っていても、応募の連絡がなかなか来ない……。同じ高知県でも、自社のある地域はほかと比べてどうなのか、気になる方もいるはずです。

ハローワークの統計、県の推計人口、人口の将来推計という、出どころの違うデータを組み合わせると、県内5地域それぞれの採用の状況が見えてきます。

本記事では、2026年10月時点の国と高知労働局の公表内容をもとに、統計の数字をかみ砕いてご紹介します。ぜひ最後までお付き合いください!

この記事でわかること

  • 5地域それぞれの、2025年度の求人倍率
  • コロナ前の2018年度からの、倍率の動き
  • 人口の動きと将来推計から見た、地域のこれから

高知県内の市町村で採用に使える補助金・奨励金は、市町村ごとに整理した記事にまとめています。

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※本記事は国や労働局が公表している統計の内容を元に、「より分かりやすく」を趣旨にまとめさせていただいたものです。記載の内容については、一切の責任を負いかねますので、最新の数値は必ず各公表元でご確認いただきますようお願いいたします。

目次

県内の求人倍率は、地域で0.59〜1.29倍と開く

2025年度の平均の有効求人倍率は、5地域のうち高知中央が1.29倍で最も高く、土佐・いのが0.59倍で最も低い値でした。5地域のうち、求人のほうが多いのは高知中央だけです。

有効求人倍率は、ハローワークで仕事を探している人1人に対して、求人がいくつあるかを表す数字です。1倍でちょうど釣り合い、1倍を超えると求人のほうが多く、会社の側が選ばれる立場になります。1倍を下回れば、求職者のほうが多い状態です。県全体の2025年度は1.10倍で、仕事を探す人10人に対して、求人が11件ある計算です。

この記事では、倍率が高いほど会社が人を「採りにくい」、低いほど「採りやすい」と呼びます。いまの倍率が5地域の中でどの位置にあるかを「〜側」、ここ数年の動きと働く世代の推計を地域どうしで比べた向きを「〜方向」と書き分けます。

地域は、高知労働局が倍率を出している県内5か所のハローワークの受け持ちに合わせた5つです。県の7つの地域に合わせないのは、仁淀川地域がハローワークいのと須崎に分かれ、地域の倍率を出せないためです。

倍率は季節で上下するので、4月から翌年3月までの1年度の平均どうしで比べます。いまの値は2025年度(2025年4月〜2026年3月)です。コロナ禍で求人が急に減った2020年度と並べて、コロナ前の2018年度も載せます。

求人倍率の年度平均をコロナ前の2018年度と2025年度で比べた図。県全体1.27→1.10倍、安芸1.15→0.91倍、高知中央1.44→1.29倍、土佐・いの0.82→0.59倍、須崎・高岡1.17→0.96倍、幡多0.93→0.76倍

出典: 弊社作成。元の統計は高知労働局「高知県の雇用失業情勢」のページ(2026年10月時点)

※地域の数字はハローワークの受け持ちで分けています。高知市春野町はハローワークいのの受け持ちのため、倍率では土佐・いのに入り、人口と推計では高知市として高知中央で数えます。佐川町・越知町・仁淀川町は、須崎・高岡の数字に入ります。本山町・大豊町・土佐町・大川村は、高知中央の数字に入ります。

※求職者の数には、2021年9月から、ハローワークに来ずにネットで登録した人も入っています。

高知中央以外の4地域は規模が小さく、少しの増減で倍率が動くため、数年の流れで見ます。パートとフルタイムに分けた倍率は、地域ごとには公表されていません。

月ごとの値では、県全体の2026年7月は1.07倍で、前の年の7月の1.02倍を上回りました。月の値は季節で動くため、前の年の同じ月とだけ比べます。

この先の働く世代は、国立社会保障・人口問題研究所の推計で、2020年に100人いた15〜64歳が何人になるかの見込みです。これまでの傾向が続いた場合の値です。

実際の人口と転入・転出は高知県の推計人口の数字です。転入・転出は2020年10月〜2025年9月の5年間の合計で、県内のほかの地域との引っ越しも含みます。

働く世代(15〜64歳)が2020年の100人から何人になるかの推計の横棒グラフ。2035年・2050年の順に、県全体79・56人、安芸65・39人、高知中央83・62人、土佐・いの74・48人、須崎・高岡68・41人、幡多71・43人

出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)

2050年には、高知中央は62人、安芸は39人まで減る推計です。

参考サイト:『高知労働局「高知県の雇用失業情勢」(2016〜2025年度・2026年8月分まで)』『高知労働局「雇用こうち」(令和7年9月号・令和8年9月号)』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」(令和5年推計)』『高知県「高知県推計人口」(2026年9月1日現在まで)』『高知労働局「組織・所在地」(2026年10月時点)』

安芸(安芸市・室戸市・芸西村など)の採用マーケット

安芸の2025年度の平均の倍率は0.91倍で、仕事を探す人10人に対して、求人が9件でした。倍率は5地域で3番目で、求職者のほうが多い地域です。

安芸の図。倍率(年度平均)は2018年度1.15倍、2020年度0.98倍、2024年度0.86倍、2025年度0.91倍。2018年度から求人は26.4%減、求職者は7.2%減。働く世代は2035年65人、2050年39人の推計

出典: 弊社作成。元の統計は高知労働局「高知県の雇用失業情勢」のページ(2026年10月時点)

出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)

安芸は、求人の減り方が5地域で最も大きい

コロナ前の2018年度は1.15倍、コロナ禍の2020年度は0.98倍でした。

2023年度に求人が前の年度より約3割減り、倍率はその後、1倍を下回ったままです。1年前の2024年度は0.86倍でした。

2018年度から、求人は26.4%減り、求職者も7.2%減りました。仕事を探す人も減っていますが、それ以上に求人が減りました。

月の値で見ると、2026年7月は0.80倍で、前の年の7月は0.67倍でした。

安芸の働く世代は、5地域で最も大きく減る推計

推計では、2020年に100人いた安芸の働く世代は、2035年に65人ほど、2050年に39人ほどになります。

2025年10月1日の人口は、推計の見込みより369人少ない値でした。直近5年間では、転出が転入を943人上回りました。

【見解】安芸は、長い目で見て採りにくくなる方向

弊社は、安芸は長い目で見て、5地域で最も人を採りにくくなる方向と見ています。根拠は、働く世代が2050年に39人まで減る推計で、減り方が最も大きいことです。ただし求人の減り方も2018年度から26.4%と最も大きく、採りにくくなるのは求人の数がいまの水準で続いた場合です。

参考サイト:『高知労働局「高知県の雇用失業情勢」』『高知労働局「雇用こうち」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』『高知県「高知県推計人口」』

高知中央(高知市・南国市など)の採用マーケット

高知中央の2025年度の平均の倍率は1.29倍で、仕事を探す人10人に対して、求人が13件でした。5地域で唯一、求人のほうが多い地域です。

高知中央の図。倍率(年度平均)は2018年度1.44倍、2020年度1.10倍、2024年度1.28倍、2025年度1.29倍。2018年度から求人は9.7%減、求職者は0.8%増。働く世代は2035年83人、2050年62人の推計

出典: 弊社作成。元の統計は高知労働局「高知県の雇用失業情勢」のページ(2026年10月時点)

出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)

高知中央は、求人の減り方が5地域で最も小さい

コロナ前の2018年度は1.44倍、コロナ禍の2020年度は1.10倍でした。

1年前の2024年度は1.28倍で、2022年度からは1.34倍までの間で動いています。ここ数年、倍率に大きな上下はありません。

2018年度から、求人は9.7%減り、求職者は0.8%増えました。

月の値で見ると、2026年7月は1.24倍で、前の年の7月は1.22倍でした。

高知中央の働く世代は、5地域で最も保たれる推計

推計では、2020年に100人いた高知中央の働く世代は、2035年に83人ほど、2050年に62人ほどになります。

2025年10月1日の人口は、推計の見込みより730人少ない値でした。直近5年間では、転出が転入を3,599人上回りました。

【見解】高知中央は、採りにくい状態が続く方向

弊社は、高知中央は採りにくい側のまま、いまの状態が続く方向と見ています。根拠は、倍率が2022年度から1.28〜1.34倍の間にあることと、求人の減り方が5地域で最も小さいことです。ただし、働く世代の減り方は最も小さい推計で、ほかの地域より働き手が保たれる見込みです。

参考サイト:『高知労働局「高知県の雇用失業情勢」』『高知労働局「雇用こうち」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』『高知県「高知県推計人口」』

土佐・いの(土佐市・いの町・日高村)の採用マーケット

土佐・いのの2025年度の平均の倍率は0.59倍で、仕事を探す人10人に対して、求人が6件でした。倍率は5地域で最も低く、県内で最も採りやすい側にある地域です。

土佐・いのの図。倍率(年度平均)は2018年度0.82倍、2020年度0.62倍、2024年度0.63倍、2025年度0.59倍。2018年度から求人は22.4%減、求職者は8.1%増。働く世代は2035年74人、2050年48人の推計

出典: 弊社作成。元の統計は高知労働局「高知県の雇用失業情勢」のページ(2026年10月時点)

出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)

土佐・いのは、求人が減り求職者が増えた

コロナ前の2018年度は0.82倍、コロナ禍の2020年度は0.62倍でした。

2025年度は、1年前の0.63倍からさらに下がりました。

2018年度から、求人は22.4%減り、求職者は8.1%増えました。

月の値で見ると、2026年7月は0.56倍で、前の年の7月は0.52倍でした。

土佐・いのの働く世代は、2番目に保たれる推計

推計では、2020年に100人いた土佐・いのの働く世代は、2035年に74人ほど、2050年に48人ほどになります。

2025年10月1日の人口は、推計の見込みより241人多い値でした。人口が見込みを上回ったのは、5地域で土佐・いのだけです。

直近5年間では、転出が転入を191人上回りました。

【見解】土佐・いのは、採りやすくなる方向

弊社は、土佐・いのは採りやすい側のまま、さらに採りやすくなる方向と見ています。根拠は、働く世代の減り方が5地域で2番目に小さい推計で、2025年の人口も5地域で唯一、推計の見込みを上回ったことです。ただし、働く世代が2050年に48人と半分を下回る推計であることは、ほかの地域と変わりません。

参考サイト:『高知労働局「高知県の雇用失業情勢」』『高知労働局「雇用こうち」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』『高知県「高知県推計人口」』

須崎・高岡(須崎市・四万十町など)の採用マーケット

須崎・高岡の2025年度の平均の倍率は0.96倍で、1倍をわずかに下回りました。倍率は5地域で2番目に高いものの、求職者のほうが少し多い状態です。

須崎・高岡の図。倍率(年度平均)は2018年度1.17倍、2020年度1.03倍、2024年度0.99倍、2025年度0.96倍。2018年度から求人は20.8%減、求職者は4.1%減。働く世代は2035年68人、2050年41人の推計

出典: 弊社作成。元の統計は高知労働局「高知県の雇用失業情勢」のページ(2026年10月時点)

出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)

須崎・高岡は、2024年度から1倍を下回る

コロナ前の2018年度は1.17倍、コロナ禍の2020年度は1.03倍でした。

2017〜2023年度は1倍を上回っていましたが、1年前の2024年度は0.99倍でした。

2018年度から、求人は20.8%減り、求職者は4.1%減りました。求職者より求人が大きく減り、倍率が下がりました。

月の値で見ると、2026年7月は1.10倍で、前の年の7月の0.81倍から1倍を上回りました。

須崎・高岡の働く世代は、2番目に大きく減る推計

推計では、2020年に100人いた須崎・高岡の働く世代は、2035年に68人ほど、2050年に41人ほどになります。

2025年10月1日の人口は、推計の見込みより1,130人少ない値でした。直近5年間では、転出が転入を1,915人上回りました。人口は、推計の見込みより速く減っています。

【見解】須崎・高岡は、採りにくくなる方向

弊社は、須崎・高岡は求人の数がいまの水準で続けば、採りにくくなる方向と見ています。根拠は、働く世代の減り方が5地域で2番目に大きい推計で、2025年の人口もすでに見込みを1,130人下回っていることです。ただし、倍率は2018年度の1.17倍から下がり、ここ数年の動きは採りやすい向きです。

参考サイト:『高知労働局「高知県の雇用失業情勢」』『高知労働局「雇用こうち」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』『高知県「高知県推計人口」』

幡多(四万十市・宿毛市など)の採用マーケット

幡多の2025年度の平均の倍率は0.76倍で、仕事を探す人10人に対して、求人が8件でした。倍率は5地域で2番目に低く、求職者のほうが多い地域です。

幡多の図。倍率(年度平均)は2018年度0.93倍、2020年度0.80倍、2024年度0.81倍、2025年度0.76倍。2018年度から求人は18.4%減、求職者は0.8%減。働く世代は2035年71人、2050年43人の推計

出典: 弊社作成。元の統計は高知労働局「高知県の雇用失業情勢」のページ(2026年10月時点)

出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)

幡多は、求職者がほぼ変わらず求人が減った

コロナ前の2018年度は0.93倍、コロナ禍の2020年度は0.80倍でした。

2021年度の1.08倍から毎年下がり、1年前の2024年度は0.81倍でした。

2018年度から、求人は18.4%減り、求職者は0.8%減りました。求職者はほぼ変わらず、求人が減ったことで倍率が下がりました。

月の値で見ると、2026年7月は0.75倍で、前の年の7月は0.70倍でした。

幡多の働く世代は、2050年に100人が43人の推計

推計では、2020年に100人いた幡多の働く世代は、2035年に71人ほど、2050年に43人ほどになります。減り方は、5地域で3番目です。

2025年10月1日の人口は、推計の見込みより1,079人少ない値でした。直近5年間では、転出が転入を1,719人上回りました。

【見解】幡多は、採りやすい状態が続く方向

弊社は、幡多は採りやすい側のまま、いまの状態が続く方向と見ています。根拠は、仕事を探す人の数が2018年度からほぼ変わらず、働く世代の減り方も5地域で3番目と中ほどであることです。ただし、2025年の人口はすでに見込みを1,079人下回っており、この差が広がれば採りにくくなる方向に傾くと見ています。

参考サイト:『高知労働局「高知県の雇用失業情勢」』『高知労働局「雇用こうち」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』『高知県「高知県推計人口」』

まとめ:5地域の今と、弊社の見立て

ここでの「〜側」はいまの倍率の5地域での位置、「〜方向」はここ数年の動きと働く世代の推計から見た向きです。いまの倍率で見ると、最も採りやすい側は土佐・いの、最も採りにくい側は高知中央です。弊社は、この先は土佐・いのが採りやすくなる方向、安芸と須崎・高岡が採りにくくなる方向と見ています。

採りやすくなる土佐・いの、採りにくくなる安芸

地域 2025年度の倍率と、弊社の見立て
安芸 0.91倍(3番目)。長い目で見て、最も採りにくくなる方向(求人の数がいまの水準で続いた場合)
高知中央 1.29倍(最も高い)。採りにくい側のまま、いまの状態が続く方向
土佐・いの 0.59倍(最も低い)。採りやすい側のまま、さらに採りやすくなる方向
須崎・高岡 0.96倍(2番目に高い)。採りにくくなる方向(求人の数がいまの水準で続いた場合)
幡多 0.76倍(4番目)。採りやすい側のまま、いまの状態が続く方向

表の見立ては、地域ごとの見解をそのまま並べたものです。

採用が厳しい地域でも、3か月で応募17人・内定3人

地方採用ワークスでご支援した例を1つご紹介します。

岐阜県大野郡白川村の、従業員20名ほどの総合建設会社様では、支援開始から3か月で応募が17人、うち3人の内定に至りました。有資格者の採用にもつながっています。

足りないと答えた企業が66.0%に上る建設で、しかも採用が厳しい地域での結果です。同じ結果をお約束できるものではありませんが、条件が厳しくても、打ち手は残っています。

地方採用ワークスは、都市部より母数が少ない地方の採用を専門に、数多くの企業様をご支援してきた会社です。地方の企業が中心ですが、都市部の企業様からのご依頼もいただいています。採用ブランディングの設計から採用サイトの制作、応募を獲得したあとの一次面接やフォローまでをご支援しています。

いまの状況をお聞かせいただければ、どう応募を獲得するかの設計から、ご一緒に整理します。まずはお気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人
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たまちゃん

マーケティングデザイン部 マネージャー/Webマーケター 大学在学中に、複数Webメディアを立ち上げ、アフィリエイターとして法人化。設立から2年後、社会貢献などの「働きがい」を求め、リーピーにジョイン。 現在は、現場で培ったWebサイトの運用経験を元に、お客様サイトの運用代行や自社コーポレートサイトの運用など、幅広いマーケティング領域を担当。

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