【最新版/エリア別】「沖縄県」の採用活動の難易度は?統計データを元に徹底解説!

求人を出してしばらくたつのに、応募の連絡が来ない……。本島と宮古・八重山の島々とでは、採用の事情が違うと感じている方もいるはずです。

ハローワークの統計に、人口の統計と将来推計という出どころの違うデータを組み合わせると、県内5地域それぞれの採用の状況が見えてきます。

本記事では、2026年10月時点の国と沖縄労働局の公表内容をもとに、統計の数字をかみ砕いてご紹介します。ぜひ最後までお付き合いください!

この記事でわかること

  • 5地域それぞれの、いまの求人倍率
  • コロナ前から現在までの、倍率の動き
  • 働く世代の将来推計から見た、地域ごとのこれから

※本記事は国や労働局が公表している統計の内容を元に、「より分かりやすく」を趣旨にまとめさせていただいたものです。記載の内容については、一切の責任を負いかねますので、最新の数値は必ず各公表元でご確認いただきますようお願いいたします。

目次

県内の求人倍率は、地域で0.75〜1.59倍と開く

2026年7月の有効求人倍率は、5地域のうち宮古が1.59倍で最も高く、中部が0.75倍で最も低い値です。同じ沖縄県でも、求人と仕事を探す人の釣り合いは地域で大きく違います。

有効求人倍率は、仕事を探している人1人に対して、求人がいくつあるかを表す数字です。1倍でちょうど釣り合い、1倍を超えると求人のほうが多く、会社の側が選ばれる立場になります。1倍を下回ると、求職者のほうが多い状態です。

県全体の0.89倍は、仕事を探す人10人に対して、求人が9件ある計算です。

この記事では、倍率が高いほど会社が人を「採りにくい」、低いほど「採りやすい」と表します。いまの倍率の5地域の中での位置を「〜側」、ここ数年の推移と働く世代の推計をほかの地域と比べた向きを「〜方向」と書き分けます。

地域の呼び名は県の地域区分に、範囲は5か所のハローワークの受け持ちに合わせました。

地域の倍率は、その地域のハローワークで受け付けた求人で数えた値です。ほかの地域や県外で受け付けた求人は入らないため、実際に地域で働ける求人より少なめに出ます。宮古・八重山では、とくに差が大きく出ます。県全体の0.89倍も同じ数え方です。

倍率は毎年7月どうしで比べます。コロナ禍の2020年7月は観光の落ち込みで求人が急に減り、県全体で0.65倍まで下がった底の年なので、コロナ前の2019年7月も並べます。

有効求人倍率のコロナ前(2019年7月)といま(2026年7月)を並べた図。県全体1.18→0.89倍、北部1.28→1.10倍、中部1.01→0.75倍、南部1.21→0.91倍、宮古1.69→1.59倍、八重山1.74→1.20倍

出典: 弊社作成。元の統計は沖縄労働局「労働市場の動き」のページ(2026年10月時点)

※県の区分では北部の恩納村・宜野座村・金武町はハローワーク沖縄の受け持ちのため中部に、中部の浦添市・西原町はハローワーク那覇の受け持ちのため南部に入ります。

※求職者の数には、2021年9月からネットで登録した人も入るため、その分多めに出ます。転入・転出は2022年10月〜2025年9月の3年間と最後の1年の値で、県内のほかの地域との行き来を含みます。

この先の働く世代は、国立社会保障・人口問題研究所の推計で、2020年に100人いた15〜64歳が、いまの傾向が続くと何人になるかの見込みです。

働く世代(15〜64歳)が2020年の100人から何人になるかの推計の横棒グラフ。2035年・2050年の順に、県全体94・82人、北部89・74人、中部96・85人、南部93・81人、宮古89・77人、八重山93・81人

出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)

2050年には、中部は85人、北部は74人まで減る推計です。

参考サイト:『沖縄労働局「労働市場の動き」(2021〜2026年の各7月分)』『沖縄労働局「労働市場の動き」本文(2026年7月分)』『沖縄労働局 各ハローワーク「業務年報」(2018〜2025年度)』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」(令和5年推計)』『沖縄労働局「ハローワーク管轄地域と所在地一覧」(2026年10月時点)』『沖縄県「推計人口」(2026年9月1日現在)』『沖縄県「人口移動報告年報」(2022年10月〜2025年9月)』

北部(名護市・本部町など)の採用マーケット

北部の2026年7月の倍率は1.10倍で、仕事を探す人10人に対して、求人が11件ある計算です。5地域で3番目で、求人のほうがやや多い状態です。

北部の図。有効求人倍率は2019年7月1.28倍、2020年7月0.77倍、2026年7月1.10倍。2019年7月から求人の数は2.5%減、仕事を探す人の数は13.2%増。働く世代は2035年89人、2050年74人の推計

出典: 弊社作成。元の統計は沖縄労働局「労働市場の動き」のページ(2026年10月時点)

出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)

※恩納村・宜野座村・金武町は中部に入ります。

北部は、求人の減り方が5地域で最も小さい

コロナ前の2019年7月は1.28倍、コロナ禍の2020年7月は0.77倍でした。

1年前の2025年7月は1.07倍でした。

2019年7月と比べると、求人は2.5%減り、求職者は13.2%増えました。

2025年度(2025年4月〜2026年3月)の平均では、フルタイムが1.29倍、パートが0.85倍でした。フルタイムでは求人のほうが、パートでは求職者のほうが多い状態でした。

北部の働く世代は、宮古と並んで最も大きく減る推計

推計では、2020年に100人いた働く世代が、2035年に89人ほど、2050年に74人ほどになります。宮古とほぼ同じで、5地域で最も大きく減る見込みです。

2025年10月1日の人口は、推計の見込みより1,338人多い値でした。

3年間では転入が転出を1,349人上回り、最後の1年も599人上回りました。推計では大きく減る地域ですが、いまは転入のほうが多い状態です。

【見解】北部は、長い目で見て採りにくくなる方向

弊社は、北部は長い目で見て、人を採りにくくなる方向と見ています。根拠は、働く世代の減り方が宮古と並んで最も大きい推計で、求人の減り方は2.5%と最も小さいことです。ただし、人口は見込みより1,338人多く、転入が続けば減り方は緩やかになると見ています。

参考サイト:『沖縄労働局「労働市場の動き」』『沖縄労働局 各ハローワーク「業務年報」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』『沖縄県「推計人口」』『沖縄県「人口移動報告年報」』

中部(沖縄市・うるま市など)の採用マーケット

中部の2026年7月の倍率は0.75倍で、仕事を探す人10人に対して、求人が8件ある計算です。5地域で最も倍率が低く、求職者のほうが多い地域です。

中部の図。有効求人倍率は2019年7月1.01倍、2020年7月0.59倍、2026年7月0.75倍。2019年7月から求人の数は19.0%減、仕事を探す人の数は9.2%増。働く世代は2035年96人、2050年85人の推計

出典: 弊社作成。元の統計は沖縄労働局「労働市場の動き」のページ(2026年10月時点)

出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)

※恩納村・宜野座村・金武町を含み、浦添市・西原町は南部に入ります。

中部は、フルタイムでも求職者のほうが多い

コロナ前の2019年7月は1.01倍、コロナ禍の2020年7月は0.59倍でした。

2022年7月からは0.72〜0.88倍の間で動いており、1年前もこの幅の中でした。

2019年7月と比べると、求人は19.0%減り、求職者は9.2%増えました。

2025年度(2025年4月〜2026年3月)の平均では、フルタイムが0.85倍、パートが0.62倍でした。パートでは、仕事を探す人5人に対して求人が3件ほどでした。

中部の働く世代は、5地域で最も保たれる推計

推計では、2020年に100人いた働く世代が、2035年に96人ほど、2050年に85人ほどになります。減り方は5地域で最も緩やかです。

2025年10月1日の人口は、推計の見込みより344人多い値でした。

3年間では転入が転出を3,178人上回り、最後の1年も1,163人上回りました。転入の多さは、5地域で最も大きい値です。

【見解】中部は、最も採りやすい側のまま続く方向

弊社は、中部は最も採りやすい側のまま、いまの状態が続く方向と見ています。根拠は、倍率が2022年7月から0.72〜0.88倍の間にとどまり、働く世代の減り方も最も緩やかな推計であることです。ただし、この1年は倍率がわずかに上がり、続けば採りにくくなる方向に変わります。

参考サイト:『沖縄労働局「労働市場の動き」』『沖縄労働局 各ハローワーク「業務年報」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』『沖縄県「推計人口」』『沖縄県「人口移動報告年報」』

南部(那覇市・浦添市など)の採用マーケット

南部の2026年7月の倍率は0.91倍で、仕事を探す人10人に対して、求人が9件ある計算です。那覇市を含みますが、いまは求職者のほうが多い状態です。

南部の図。有効求人倍率は2019年7月1.21倍、2020年7月0.66倍、2026年7月0.91倍。2019年7月から求人の数は27.5%減、仕事を探す人の数は3.5%減。働く世代は2035年93人、2050年81人の推計

出典: 弊社作成。元の統計は沖縄労働局「労働市場の動き」のページ(2026年10月時点)

出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)

※県の区分では中部の浦添市・西原町を含みます。

南部は、求人の減り方が5地域で最も大きい

コロナ前の2019年7月は1.21倍、コロナ禍の2020年7月は0.66倍でした。

2023年7月からは1倍をはさんで上下し、1年前の2025年7月は1.03倍でした。

2019年7月と比べると、求人は27.5%減り、求職者も3.5%減りました。求職者より求人が大きく減り、倍率が下がりました。

2025年度(2025年4月〜2026年3月)の平均では、フルタイムが1.17倍、パートが0.79倍でした。

南部の働く世代は、八重山とほぼ同じ減り方の推計

推計では、2020年に100人いた働く世代が、2035年に93人ほど、2050年に81人ほどになり、八重山とほぼ同じ見込みです。

2025年10月1日の人口は、推計の見込みより2,185人多い値でした。人口は、推計の見込みを上回って推移しています。

3年間では転入が転出を1,113人上回り、最後の1年だけで1,236人上回りました。

【見解】南部は、ほぼ釣り合う状態が続く方向

弊社は、南部は求人と求職者がほぼ釣り合う状態が続く方向と見ています。根拠は、倍率が2023年7月から1倍をはさんで上下しており、働く世代の減り方も5地域の中ほどの推計であることです。ただし、求人はコロナ前より27.5%減って減り方が5地域で最も大きく、この減り方が続けば、採りやすくなる方向に変わります。

参考サイト:『沖縄労働局「労働市場の動き」』『沖縄労働局 各ハローワーク「業務年報」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』『沖縄県「推計人口」』『沖縄県「人口移動報告年報」』

宮古(宮古島市・多良間村)の採用マーケット

宮古の2026年7月の倍率は1.59倍で、仕事を探す人10人に対して、求人が16件ある計算です。県内で最も、会社の側が選ばれる立場にある地域です。

宮古の図。有効求人倍率は2019年7月1.69倍、2020年7月0.91倍、2026年7月1.59倍。2019年7月から求人の数は5.8%減、仕事を探す人の数は0.2%増。働く世代は2035年89人、2050年77人の推計

出典: 弊社作成。元の統計は沖縄労働局「労働市場の動き」のページ(2026年10月時点)

出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)

宮古は、倍率がコロナ前の水準に近い

コロナ前の2019年7月は1.69倍、コロナ禍の2020年7月は0.91倍でした。

2022年7月からは1.45〜1.66倍の間で動いており、1年前もこの幅の中でした。

2019年7月と比べると、求人は5.8%減り、求職者は0.2%増えました。

2025年度(2025年4月〜2026年3月)の平均では、フルタイムが1.61倍、パートが1.49倍でした。フルタイムでもパートでも、求人のほうが多い状態でした。

宮古の働く世代は、北部と並んで最も大きく減る推計

推計では、2020年に100人いた働く世代が、2035年に89人ほど、2050年に77人ほどになります。北部とほぼ同じで、5地域で最も大きく減る見込みです。

2025年10月1日の人口は、推計の見込みより643人多い値でした。大きく減る推計ですが、人口は見込みより多く残っています。

3年間では転入が転出を1,125人上回り、最後の1年も299人上回りました。

【見解】宮古は、採りにくい状態が続く方向

弊社は、宮古は採りにくい状態が続く方向と見ています。根拠は、倍率が2022年7月から1.45〜1.66倍の高い水準で動き、働く世代の減り方も北部と並んで最も大きい推計であることです。ただし、人口は見込みより643人多く、転入が続けば、働く世代の減り方は推計より緩やかになると見ています。

参考サイト:『沖縄労働局「労働市場の動き」』『沖縄労働局 各ハローワーク「業務年報」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』『沖縄県「推計人口」』『沖縄県「人口移動報告年報」』

八重山(石垣市・竹富町・与那国町)の採用マーケット

八重山の2026年7月の倍率は1.20倍で、仕事を探す人10人に対して、求人が12件ある計算です。5地域で2番目に高く、求人のほうが多い地域です。

八重山の図。有効求人倍率は2019年7月1.74倍、2020年7月0.69倍、2026年7月1.20倍。2019年7月から求人の数は20.8%減、仕事を探す人の数は14.9%増。働く世代は2035年93人、2050年81人の推計

出典: 弊社作成。元の統計は沖縄労働局「労働市場の動き」のページ(2026年10月時点)

出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)

八重山は、フルタイムよりパートの倍率が高い

コロナ前の2019年7月は1.74倍、コロナ禍の2020年7月は0.69倍でした。

2022年7月からは1.20〜1.67倍の間で上下し、1年前は1.46倍でした。

2019年7月と比べると、求人は20.8%減り、求職者は14.9%増えました。

2025年度(2025年4月〜2026年3月)の平均では、フルタイムが1.29倍、パートが1.56倍でした。パートでは、仕事を探す人7人に対して求人が11件ほどでした。

八重山の働く世代は、南部とほぼ同じ減り方の推計

推計では、2020年に100人いた働く世代が、2035年に93人ほど、2050年に81人ほどになり、南部とほぼ同じ見込みです。

2025年10月1日の人口は、推計の見込みより124人少ない値でした。人口は、推計の見込みをやや下回っています。

3年間では転入が転出を90人上回りましたが、最後の1年は転出が転入を210人上回りました。

【見解】八重山は、いまの状態が続く方向

弊社は、八重山はいまの状態が続く方向と見ています。根拠は、倍率が2022年7月から1.20〜1.67倍の間で上下し、働く世代の減り方も南部とほぼ同じ中ほどの推計であることです。ただし、この1年は倍率が下がる一方で転出のほうが多く、どちらが続くかで向きは変わります。

参考サイト:『沖縄労働局「労働市場の動き」』『沖縄労働局 各ハローワーク「業務年報」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』『沖縄県「推計人口」』『沖縄県「人口移動報告年報」』

まとめ:5地域の今と、弊社の見立て

いまは北部・宮古・八重山で求人が、中部・南部で求職者が多い状態です。いまの倍率で見ると、最も採りやすい側は中部、最も採りにくい側は宮古です。弊社は、北部は長い目で見て採りにくくなる方向、ほかの4地域は続く方向と見ています。

北部は採りにくくなり、ほかの4地域は続く方向

地域 いまの倍率と、弊社の見立て
北部 1.10倍(3番目)。長い目で見て採りにくくなる方向
中部 0.75倍(最も低い)。最も採りやすい側のまま、いまの状態が続く方向
南部 0.91倍(2番目に低い)。求人と求職者がほぼ釣り合う状態が続く方向(求人の減り方が続けば採りやすくなる)
宮古 1.59倍(最も高い)。採りにくい状態が続く方向
八重山 1.20倍(2番目に高い)。いまの状態が続く方向

倍率でいまの位置を、言葉でこの先の向きを読むと、自社の地域の前提がつかめます。

採用が厳しい地域でも、3か月で応募17人・内定3人

地方採用ワークスでご支援した例を1つご紹介します。

岐阜県大野郡白川村の、従業員20名ほどの総合建設会社様では、支援開始から3か月で応募が17人、うち3人の内定に至りました。有資格者の採用にもつながっています。

足りないと答えた企業が66.0%に上る建設で、しかも採用が厳しい地域での結果です。同じ結果をお約束できるものではありませんが、条件が厳しくても、打ち手は残っています。

地方採用ワークスは、都市部より母数が少ない地方の採用を専門に、数多くの企業様をご支援してきた会社です。地方の企業が中心ですが、都市部の企業様からのご依頼もいただいています。採用ブランディングの設計から採用サイトの制作、応募を獲得したあとの一次面接やフォローまでをご支援しています。

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この記事を書いた人
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たまちゃん

マーケティングデザイン部 マネージャー/Webマーケター 大学在学中に、複数Webメディアを立ち上げ、アフィリエイターとして法人化。設立から2年後、社会貢献などの「働きがい」を求め、リーピーにジョイン。 現在は、現場で培ったWebサイトの運用経験を元に、お客様サイトの運用代行や自社コーポレートサイトの運用など、幅広いマーケティング領域を担当。

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