【最新版/エリア別】「大分県」の採用活動の難易度は?統計データを元に徹底解説!
求人を出しても、応募の連絡がなかなか来ない……。自社の条件のせいか、地域全体の事情か、見分けにくいものです。
ハローワークの統計と人口の将来推計という、出どころの違うデータを重ねると、県内の地域ごとの採用の状況が見えてきます。
本記事では、2026年10月時点の国と大分労働局の公表内容をもとに、統計の数字をかみ砕いてご紹介します。ぜひ最後までお付き合いください!
この記事でわかること
- 県内7地域の、いまの有効求人倍率
- 毎年7月で見た、ここ数年の倍率の動き
- 働く世代の将来推計から見た、各地域のこれから
採用に使える補助金・奨励金は、別の記事で整理しています。
【5選】「大分県」で採用活動に使える補助金は?採用サイト・求人掲載・人材紹介の費用をまとめて紹介!
大分県で採用サイトや求人媒体にお金をかけたい。そう思って見積を手に市の案内ページを開き、対象経費の並びまで読んだのに、募集にあたる費目がどこにも見当たらない……。そこで手が止まっている方は多いと思います。 県と市町村の制度を数え直すと、採用活動の費用に使える制度は5件ありました。採用ホームペー
※本記事は国や労働局が公表している統計の内容を元に、「より分かりやすく」を趣旨にまとめさせていただいたものです。記載の内容については、一切の責任を負いかねますので、最新の数値は必ず各公表元でご確認いただきますようお願いいたします。
県内の求人倍率は、地域で0.88〜1.25倍と開く
2026年7月の有効求人倍率は、大分・由布が1.25倍で最も高く、別府・国東が0.88倍で最も低い値です。同じ大分県の中でも、求人のほうが多い地域と、求職者のほうが多い地域に分かれます。
有効求人倍率は、ハローワークで仕事を探す人1人に対して、求人がいくつあるかを示す数字です。1倍で釣り合い、超えると求人のほうが多く会社の側が選ばれる立場に、下回ると求職者のほうが多い状態になります。県全体の1.08倍は、仕事を探す人10人に対して求人が11件ある計算です。
この記事では、倍率が高いほど会社が「採りにくい」、低いほど「採りやすい」と言います。いまの倍率の位置は「〜側」、ここ数年の動きと推計から見た向きは「〜方向」と書き分けます。
地域は、ハローワーク7所の受け持ちで分けました。県の6振興局で分けないのは、中部振興局の臼杵市・津久見市がハローワーク佐伯の受け持ちで、振興局ごとの倍率が出せないためです。
倍率は季節で動くので、毎年7月どうしで比べます。

出典: 弊社作成。元の統計は大分労働局「労働市場月報(雇用のうごき)」のページ(2026年10月時点)
※求職者の数は、2021年9月からネットで登録した人も入るため、多めに出ます。
求人は大分・由布の11,093件に対し、竹田・豊後大野は866件で、小さい地域ほど少しの増減で倍率が動きます。
フルタイムはパートを除いた2026年7月の倍率で、正社員だけの値ではありません。
働く世代は、国立社会保障・人口問題研究所の推計で、2020年に100人いた15〜64歳が何人になるかの見込みです。
転入・転出は県の年報の2020年10月〜2025年9月の合計で、県内の引っ越しも含みます。2025年の人口も同じ年報の値で、推計の見込みと比べます。

出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
2050年には、中津は79人、佐伯・臼杵・津久見は43人まで減る推計です。
参考サイト:『大分労働局「労働市場月報(雇用のうごき)」(2018〜2026年の各7月分)』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」(令和5年推計)』『大分県「大分県の人口推計結果(年報)」(令和元年版〜令和7年版)』『大分労働局「ハローワークの管轄と所在地」(2026年10月時点)』『大分県「地域未来創造総合補助金の概要」(各振興局の所管市町村。2026年10月時点)』
中津(中津市)の採用マーケット
中津の倍率は2026年7月で0.94倍、仕事を探す人10人に対して求人が9件です。いまの倍率は7地域で4番目に高く、求職者のほうがやや多い状態です。

出典: 弊社作成。元の統計は大分労働局「労働市場月報(雇用のうごき)」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
中津は、コロナ前より求職者が18.3%増えた
コロナ前の2019年7月より、求人は25.8%減り、求職者は18.3%増えました。
2022年7月の1.44倍から3年続けて下がり、1年前は0.91倍でした。
フルタイムは1.10倍、パートは0.72倍です。
中津の働く世代は、7地域で最も保たれる推計
2035年に92人、2050年に79人になる推計です。
2021〜2025年は転入が転出を603人上回り、2025年の人口は見込みより806人少なめでした。
【見解】中津は、いまの状態が続く方向
弊社は、中津は求職者のほうがやや多い、いまの状態が続く方向と見ています。根拠は、倍率がこの3年は0.91〜1.02倍の間で動き、働く世代の減り方も最も小さい推計であることです。ただし、2025年の人口は見込みより806人少なく、このまま速く減れば採りにくくなる方向に変わると見ています。
参考サイト:『大分労働局「労働市場月報(雇用のうごき)」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』『大分県「大分県の人口推計結果(年報)」』
宇佐・豊後高田(宇佐市・豊後高田市)の採用マーケット
宇佐・豊後高田の倍率は2026年7月で0.90倍、仕事を探す人10人に対して求人が9件です。2025年7月から、求職者のほうが多い状態です。

出典: 弊社作成。元の統計は大分労働局「労働市場月報(雇用のうごき)」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
宇佐・豊後高田は、4年続けて倍率が下がった
コロナ前の2019年7月より、求人は19.8%減り、求職者は11.7%増えました。
2022年7月の1.31倍から4年続けて下がり、1年前は0.95倍でした。
フルタイムは1.20倍、パートは0.58倍です。
宇佐・豊後高田の働く世代は、2035年に83人の推計
2035年に83人、2050年に64人になる推計で、減り方は7地域で5番目に大きく、県全体よりやや速い見込みです。
2021〜2025年は転出が転入を10人上回ってほぼ釣り合い、2025年の人口は見込みより607人少なめでした。
【見解】宇佐・豊後高田は、いまの状態が続く方向
弊社は、宇佐・豊後高田は求職者のほうが多い、いまの状態が続く方向と見ています。根拠は、転入と転出が5年でほぼ釣り合い、働く世代の減り方も中ほどの推計であることです。ただし、働く世代は県全体よりやや速く減る推計で、求人がいまの水準で続けば、長い目では採りにくくなると見ています。
参考サイト:『大分労働局「労働市場月報(雇用のうごき)」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』『大分県「大分県の人口推計結果(年報)」』
別府・国東(別府市・杵築市など)の採用マーケット
別府・国東の倍率は2026年7月で0.88倍、仕事を探す人10人に対して求人が9件です。7地域で最も倍率が低く、求職者のほうが多い地域です。

出典: 弊社作成。元の統計は大分労働局「労働市場月報(雇用のうごき)」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
別府・国東は、2022年から1倍前後で動いた
コロナ前の2019年7月より、求人は16.5%減り、求職者は14.8%増えました。
2022〜2025年の7月は0.97〜1.05倍の間で動きました。
フルタイムは0.97倍、パートは0.76倍です。7地域で唯一、フルタイムでも求職者のほうが多い状態です。
別府・国東の働く世代は、2035年に82人の推計
2035年に82人、2050年に62人になる推計で、減り方は7地域で4番目に大きく、県全体よりやや速い見込みです。
2021〜2025年は転入が転出を1,285人上回り、2025年の人口は7地域で唯一、推計の見込みより583人多い数でした。
【見解】別府・国東は、採りやすい側のまま続く方向
弊社は、別府・国東は最も採りやすい側のまま、いまの状態が続く方向と見ています。根拠は、倍率が2022年から1倍前後で動き、2025年の人口も推計の見込みより583人多いことです。ただし、働く世代は県全体よりやや速く減る推計で、求人がいまの水準で続けば、長い目では採りにくくなると見ています。
参考サイト:『大分労働局「労働市場月報(雇用のうごき)」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』『大分県「大分県の人口推計結果(年報)」』
大分・由布(大分市・由布市)の採用マーケット
大分・由布の倍率は2026年7月で1.25倍、仕事を探す人10人に対して求人が13件です。7地域で最も倍率が高く、会社の側が選ばれる立場にある地域です。

出典: 弊社作成。元の統計は大分労働局「労働市場月報(雇用のうごき)」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
大分・由布は、3年続けて倍率が下がった
コロナ前の2019年7月より、求人は19.2%減り、求職者は12.5%増えました。
2023年7月の1.65倍から3年続けて下がり、1年前は1.43倍でした。
フルタイムは1.44倍、パートは0.97倍です。
大分・由布の働く世代は、中津に次いで保たれる推計
2035年に92人、2050年に77人になる推計です。
2021〜2025年は5年とも転入が転出を上回り、合計3,360人と7地域で最も多く、2025年の人口は見込みより1,812人少なめでした。
【見解】大分・由布は、少しずつ採りやすくなる方向
弊社は、大分・由布はいまは最も採りにくい側にあり、この先は少しずつ採りやすくなる方向と見ています。根拠は、働く世代の減り方が中津に次いで小さい推計で、転入が5年とも転出を上回った唯一の地域であることです。ただし、いまの1.25倍は7地域で最も高く、求人のほうが多い状態は続くと見ています。
参考サイト:『大分労働局「労働市場月報(雇用のうごき)」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』『大分県「大分県の人口推計結果(年報)」』
日田・玖珠(日田市・玖珠町・九重町)の採用マーケット
日田・玖珠の倍率は2026年7月で0.90倍、仕事を探す人10人に対して求人が9件です。コロナ前からの求人の減り方が、7地域で最も大きい地域です。

出典: 弊社作成。元の統計は大分労働局「労働市場月報(雇用のうごき)」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
日田・玖珠は、コロナ前より求人が36.1%減った
コロナ前の2019年7月より、求人は36.1%減り、求職者は1.3%増えました。
2022年7月の1.33倍から4年続けて下がり、1年前は1.07倍でした。
フルタイムは1.18倍、パートは0.58倍です。
日田・玖珠の働く世代は、2050年に50人の推計
2035年に74人、2050年に50人になる推計で、減り方は7地域で3番目に大きい見込みです。
2021〜2025年は転出が転入を2,092人上回って7地域で2番目に多く、2025年の人口は見込みより165人少なめでした。
【見解】日田・玖珠は、この先は採りにくくなる方向
弊社は、日田・玖珠はいまは採りやすい側にあり、この先は採りにくくなる方向と見ています。根拠は、働く世代が県全体より速く減る推計で、転出も7地域で2番目に多いことです。ただし求人もコロナ前より36.1%減っており、採りにくくなるのは求人の数がいまの水準で続いた場合です。
参考サイト:『大分労働局「労働市場月報(雇用のうごき)」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』『大分県「大分県の人口推計結果(年報)」』
竹田・豊後大野(竹田市・豊後大野市)の採用マーケット
竹田・豊後大野の倍率は2026年7月で1.05倍、仕事を探す人10人に対して求人が11件です。コロナ前からの求人の減り方が、7地域で最も小さい地域です。

出典: 弊社作成。元の統計は大分労働局「労働市場月報(雇用のうごき)」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
竹田・豊後大野は、2021年から5年続けて下がった
コロナ前の2019年7月より、求人は13.4%減り、求職者は1.6%増えました。
2021年7月の1.51倍から5年続けて下がり、1年前は1.10倍でした。
フルタイムは1.37倍、パートは0.73倍です。
竹田・豊後大野の働く世代は、2050年に45人の推計
2035年に71人、2050年に45人になる推計で、減り方は7地域で2番目に大きい見込みです。
2021〜2025年は転出が転入を943人上回り、2025年の人口は見込みより166人少なめでした。
【見解】竹田・豊後大野は、長い目で採りにくくなる方向
弊社は、竹田・豊後大野は長い目で見て、採りにくくなる方向と見ています。根拠は、働く世代の減り方が7地域で2番目に大きい推計で、求人の減り方は最も小さいことです。ただし、倍率は2021年7月の1.51倍から5年続けて下がっており、採りにくくなるのは、求人の数がいまの水準で続いた場合です。
参考サイト:『大分労働局「労働市場月報(雇用のうごき)」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』『大分県「大分県の人口推計結果(年報)」』
佐伯・臼杵・津久見(3市)の採用マーケット
佐伯・臼杵・津久見の倍率は2026年7月で1.05倍、仕事を探す人10人に対して求人が11件です。7地域で唯一、コロナ前より求職者が減った地域です。

出典: 弊社作成。元の統計は大分労働局「労働市場月報(雇用のうごき)」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
佐伯・臼杵・津久見は、コロナ前より求人が32.1%減った
コロナ前の2019年7月より、求人は32.1%減り、求職者は5.4%減りました。
2023年7月の1.36倍から3年続けて下がり、1年前は1.11倍でした。
フルタイムは1.20倍、パートは0.89倍です。
佐伯・臼杵・津久見の働く世代は、最も大きく減る推計
2035年に69人、2050年に43人になる推計です。
2021〜2025年は転出が転入を3,243人上回って7地域で最も多く、2025年の人口は見込みより310人少なめでした。
【見解】佐伯・臼杵・津久見は、最も採りにくくなる方向
弊社は、佐伯・臼杵・津久見は長い目で見て、7地域で最も採りにくくなる方向と見ています。根拠は、働く世代の減り方が最も大きい推計で、転出も3,243人と最も多いことです。ただし求人もコロナ前より32.1%減っており、採りにくくなるのは求人の数がいまの水準で続いた場合です。
参考サイト:『大分労働局「労働市場月報(雇用のうごき)」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』『大分県「大分県の人口推計結果(年報)」』
まとめ:7地域の今と、弊社の見立て
ここでの「〜側」はいまの倍率の位置、「〜方向」はここ数年の動きと働く世代の推計を地域どうしで比べた向きです。最も採りやすい側は別府・国東、最も採りにくい側は大分・由布です。
弊社は、この先は大分・由布だけが少しずつ採りやすくなる方向と見ています。日田・玖珠、竹田・豊後大野、佐伯・臼杵・津久見の3地域は採りにくくなる方向です。
大分・由布は採りやすくなる方向、3地域はその逆
| 地域 | いまの倍率と、弊社の見立て |
|---|---|
| 中津 | 0.94倍(4番目)。求職者のほうがやや多い、いまの状態が続く方向 |
| 宇佐・豊後高田 | 0.90倍(5番目)。求職者のほうが多い、いまの状態が続く方向 |
| 別府・国東 | 0.88倍(最も低い)。最も採りやすい側のまま、いまの状態が続く方向 |
| 大分・由布 | 1.25倍(最も高い)。いまは最も採りにくい側、少しずつ採りやすくなる方向 |
| 日田・玖珠 | 0.90倍(5番目)。いまは採りやすい側、この先は採りにくくなる方向 |
| 竹田・豊後大野 | 1.05倍(2番目に高い)。長い目で見て、採りにくくなる方向 |
| 佐伯・臼杵・津久見 | 1.05倍(2番目に高い)。長い目で見て、最も採りにくくなる方向 |
自社のある地域の行が、採用を考える出発点です。
採用が厳しい地域でも、3か月で応募17人・内定3人
地方採用ワークスでご支援した例を1つご紹介します。
岐阜県大野郡白川村の、従業員20名ほどの総合建設会社様では、支援開始から3か月で応募が17人、うち3人の内定に至りました。有資格者の採用にもつながっています。
足りないと答えた企業が66.0%に上る建設で、しかも採用が厳しい地域での結果です。同じ結果をお約束できるものではありませんが、条件が厳しくても、打ち手は残っています。
地方採用ワークスは、都市部より母数が少ない地方の採用を専門に、数多くの企業様をご支援してきた会社です。地方の企業が中心ですが、都市部の企業様からのご依頼もいただいています。採用ブランディングの設計から採用サイトの制作、応募を獲得したあとの一次面接やフォローまでをご支援しています。
いまの状況をお聞かせいただければ、どう応募を獲得するかの設計から、ご一緒に整理します。まずはお気軽にご相談ください。
この記事を書いた人

たまちゃん
マーケティングデザイン部 マネージャー/Webマーケター 大学在学中に、複数Webメディアを立ち上げ、アフィリエイターとして法人化。設立から2年後、社会貢献などの「働きがい」を求め、リーピーにジョイン。 現在は、現場で培ったWebサイトの運用経験を元に、お客様サイトの運用代行や自社コーポレートサイトの運用など、幅広いマーケティング領域を担当。