【最新版/エリア別】「青森県」の採用活動の難易度は?統計データを元に徹底解説!
求人を出しても、応募の連絡がなかなか来ない……。同じ青森県でも、自社のある地域はほかと比べてどうなのか、気になる方もいるはずです。
ハローワークの統計、国勢調査、人口の将来推計という、出どころの違うデータを組み合わせると、県内6地域それぞれの採用の状況が見えてきます。
本記事では、2026年10月時点の国と青森労働局の公表内容をもとに、統計の数字をかみ砕いてご紹介します。ぜひ最後までお付き合いください!
この記事でわかること
- 6地域それぞれの、いまの求人倍率
- コロナ前から現在までの、倍率の動き
- 働く世代の将来推計から見た、地域のこれから
青森県内の市町村で採用に使える補助金・奨励金は、別の記事にまとめています。
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※本記事は国や労働局が公表している統計の内容を元に、「より分かりやすく」を趣旨にまとめさせていただいたものです。記載の内容については、一切の責任を負いかねますので、最新の数値は必ず各公表元でご確認いただきますようお願いいたします。
県内の求人倍率は、地域で0.66〜1.29倍と開く
2026年7月の有効求人倍率は、6地域のうち上北が1.29倍で最も高く、西北が0.66倍で最も低い値です。同じ青森県の中でも、求人のほうが多い地域と、求職者のほうが多い地域に分かれます。
有効求人倍率は、ハローワークで仕事を探す人1人に対して、求人がいくつあるかを示す数字です。1倍で釣り合い、1倍を超えると求人のほうが多く、会社の側が選ばれる立場になります。1倍を下回れば、求職者のほうが多い状態です。
県全体(9つのハローワークの合計)は1.05倍で、仕事を探す人10人に対して、求人が11件ほどです。
この記事では、倍率が高いほど会社が人を「採りにくい」、低いほど「採りやすい」と言います。いまの倍率の位置を「〜側」、ここ数年の動きと働く世代の推計をほかの地域と比べた向きを「〜方向」と書き分けます。
地域は、県の6つの地域県民局の区域と同じ6つです。倍率は季節で上下するので毎年7月どうしで比べ、コロナ禍の2020年7月とコロナ前の2019年7月も並べます。

出典: 弊社作成。元の統計は青森労働局「職業安定業務取扱月報」のページ(2026年10月時点)
※倍率はハローワークの受け持ちで分けています。青森市浪岡(東青)はハローワーク黒石の、板柳町(西北)は弘前の受け持ちのため、倍率では中南に入ります。人口と推計は、青森市を東青、板柳町を西北で数えています。
※求職者の数には、2021年9月から、ネットで直接登録した人も入っています。
西北と下北は仕事を探す人が少なく、1年ごとの倍率の上下が大きく出やすい地域です。
この先の働く世代は、国立社会保障・人口問題研究所の推計で、2020年に100人いた15〜64歳が何人になるかを、これまでの傾向が続いた場合で見込んだ値です。

出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
2050年には、上北は53人、西北は35人まで減る推計です。
参考サイト:『青森労働局「職業安定業務取扱月報」(2017〜2026年の各7月・2025年度)』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」(令和5年推計)』『青森県「令和7年国勢調査 人口等基本集計結果」(2025年10月1日)』『青森労働局「ハローワークの管轄地域と所在地一覧」(2026年10月時点)』『青森県「青森県基本計画 青森新時代への架け橋」(2024〜2028年度)』
東青(青森市・平内町・外ヶ浜町など)の採用マーケット
東青の2026年7月の倍率は0.98倍で、1倍をわずかに下回ります。求人と求職者がほぼ同じ数で、求職者が少しだけ多い地域です。

出典: 弊社作成。元の統計は青森労働局「職業安定業務取扱月報」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
東青は、倍率が3年続けて下がった
コロナ前の2019年7月は1.16倍、コロナ禍の2020年7月は0.89倍でした。
その後、2023年7月の1.19倍から3年続けて下がり、1年前の2025年7月は1.07倍でした。この3年で、求人のほうが多い状態から、求職者のほうが多い状態に変わりました。
県全体も、2023年7月の1.15倍から1.05倍に下がりました。
2019年7月と比べると、求人は13.9%減り、求職者は2.2%増えました。
図の2017・2018年7月の高さは、2019年7月にかけて求人が約3割減る前の値です。
2025年度(2025年4月〜2026年3月)の平均では、フルタイムが1.07倍、パートが0.98倍で、パートは6地域で最も高い値でした。
東青の働く世代は、2050年に100人が48人の推計
推計では、2020年に100人いた働く世代は、2035年に74人、2050年に48人ほどになります。
2025年の国勢調査の働く世代は、推計の見込みより1,421人少ない結果でした。
【見解】東青は、いまの状態が続く方向
弊社は、東青は求人と求職者がほぼ同じ数のまま、いまの状態が続く方向と見ています。根拠は、求人の減り方がコロナ前から13.9%と上北に次いで小さく、求人が保たれていることです。ただし、倍率は2023年7月の1.19倍から3年続けて下がっており、この動きが続けば、少しずつ採りやすくなる方向に傾きます。
参考サイト:『青森労働局「職業安定業務取扱月報」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』『青森県「令和7年国勢調査 人口等基本集計結果」』
中南(弘前市・黒石市・平川市など)の採用マーケット
中南の2026年7月の倍率は0.91倍で、仕事を探す人10人に対して、求人が9件ある計算です。求職者のほうが多く、倍率は西北に次いで低い地域です。

出典: 弊社作成。元の統計は青森労働局「職業安定業務取扱月報」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
中南は、倍率が1倍をはさんで小さく動く
コロナ前の2019年7月は1.00倍、コロナ禍の2020年7月は0.68倍でした。
1年前の2025年7月は0.96倍でした。2021年7月からは、0.90〜1.04倍の間で動いています。
2019年7月と比べると、求人は19.9%減り、求職者も12.2%減りました。どちらも減り、倍率は大きく変わっていません。
ハローワーク別では、弘前が0.97倍、黒石が0.73倍です。同じ中南でも、弘前と黒石では倍率に開きがあります。
2025年度(2025年4月〜2026年3月)の平均では、フルタイムが1.16倍、パートが0.88倍でした。
中南の働く世代は、2035年に100人が74人の推計
推計では、2020年に100人いた働く世代は、2035年に74人、2050年に49人ほどになります。
2025年の国勢調査の働く世代は、推計の見込みより437人少ない結果でした。
【見解】中南は、採りやすい側のまま続く方向
弊社は、中南は採りやすい側のまま、いまの状態が続く方向と見ています。根拠は、倍率が2021年7月から0.90〜1.04倍の間で動き、求人と求職者がどちらも減っていることです。ただし、求職者の減り方が求人より速くなれば、採りにくくなる方向に傾きます。
参考サイト:『青森労働局「職業安定業務取扱月報」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』『青森県「令和7年国勢調査 人口等基本集計結果」』
三八(八戸市・五戸町・南部町など)の採用マーケット
三八の2026年7月の倍率は1.28倍で、仕事を探す人10人に対して、求人が13件ある計算です。上北とほぼ同じで、会社の側が選ばれる立場にある地域です。

出典: 弊社作成。元の統計は青森労働局「職業安定業務取扱月報」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
三八は、いまの倍率がコロナ禍の頃とほぼ同じ
コロナ前の2019年7月は1.59倍、コロナ禍の2020年7月は1.26倍でした。
1年前の2025年7月は1.35倍でした。
2020年7月からは1.26〜1.46倍の間で動き、いまの倍率はコロナ禍の頃とほぼ同じ水準です。
2019年7月と比べると、求人は17.1%減り、求職者は2.7%増えました。
2025年度(2025年4月〜2026年3月)の平均では、フルタイムが1.59倍、パートが0.96倍でした。フルタイムでは、求人のほうがはっきり多い状態です。
三八の働く世代は、減り方が6地域で2番目に小さい推計
推計では、2020年に100人いた働く世代は、2035年に76人、2050年に51人ほどになります。
2025年の国勢調査の働く世代は、推計の見込みより5,439人少ない結果でした。働く世代は、推計の見込みより速く減っています。
【見解】三八は、採りにくい側のまま続く方向
弊社は、三八は採りにくい側のまま、いまの状態が続く方向と見ています。根拠は、倍率が2020年7月から1.26〜1.46倍の間で動き、働く世代の減り方が6地域で2番目に小さい推計であることです。ただし、2025年の働く世代は見込みより5,439人少なく、この差が広がれば採りにくくなる方向に傾きます。
参考サイト:『青森労働局「職業安定業務取扱月報」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』『青森県「令和7年国勢調査 人口等基本集計結果」』
西北(五所川原市・つがる市など)の採用マーケット
西北の2026年7月の倍率は0.66倍で、仕事を探す人10人に対して、求人が7件ある計算です。6地域で最も低く、求職者のほうがはっきり多い地域です。

出典: 弊社作成。元の統計は青森労働局「職業安定業務取扱月報」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
西北は、毎年7月の倍率が1倍を下回ったまま
コロナ前の2019年7月は0.83倍で、2017年からの毎年7月で最も高い値でした。コロナ禍の2020年7月は0.56倍でした。
1年前の2025年7月は0.61倍でした。2017年から、毎年7月の倍率は一度も1倍に届いていません。
2019年7月と比べると、求人は23.1%減り、求職者は3.9%減りました。
2025年度(2025年4月〜2026年3月)の平均では、フルタイムが0.67倍、パートが0.57倍でした。
西北の働く世代は、減り方が6地域で最も大きい推計
推計では、2020年に100人いた働く世代は、2035年に63人、2050年に35人ほどになり、減り方は6地域で最も大きい見込みです。
2025年の国勢調査の働く世代は、推計の見込みより295人少ない結果でした。
【見解】西北は、いまは採りやすく先は採りにくくなる方向
弊社は、西北はいまは6地域で最も採りやすい側にあり、長い目で見て採りにくくなる方向と見ています。根拠は、働く世代が2050年に35人まで減る推計で、減り方が6地域で最も大きいことです。ただし求人も減っており、採りにくくなるのは求人の数がいまの水準で続いた場合です。
参考サイト:『青森労働局「職業安定業務取扱月報」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』『青森県「令和7年国勢調査 人口等基本集計結果」』
上北(十和田市・三沢市など)の採用マーケット
上北の2026年7月の倍率は1.29倍で、仕事を探す人10人に対して、求人が13件ある計算です。三八とほぼ同じで、6地域で最も高い倍率です。

出典: 弊社作成。元の統計は青森労働局「職業安定業務取扱月報」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
上北は、コロナ前より求人が増えた
コロナ前の2019年7月は1.31倍、コロナ禍の2020年7月は1.05倍でした。
1年前の2025年7月は1.25倍でした。
2019年7月と比べると、求人は3.3%増え、求職者は5.1%増えました。コロナ前より求人が増えたのは、6地域で上北だけです。
ハローワーク別では、野辺地が1.96倍、三沢が1.02倍です。同じ上北でも、野辺地と三沢では倍率に開きがあります。
十和田は1.20倍です。野辺地は、県内のハローワークで最も高い倍率です。
2025年度(2025年4月〜2026年3月)の平均では、フルタイムが1.43倍、パートが0.83倍でした。
上北の働く世代は、減り方が6地域で最も小さい推計
推計では、2020年に100人いた働く世代は、2035年に78人、2050年に53人ほどになります。
2025年の国勢調査の働く世代は、推計の見込みより679人多い結果でした。
【見解】上北は、採りにくい側のまま続く方向
弊社は、上北は採りにくい側のまま、いまの状態が続く方向と見ています。根拠は、6地域で唯一コロナ前より求人が増えたことと、働く世代の減り方が6地域で最も小さい推計であることです。ただし、倍率は野辺地に引き上げられており、野辺地の求人が減れば採りやすくなる方向に傾きます。
参考サイト:『青森労働局「職業安定業務取扱月報」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』『青森県「令和7年国勢調査 人口等基本集計結果」』
下北(むつ市・大間町・東通村など)の採用マーケット
下北の2026年7月の倍率は1.04倍で、1倍をわずかに上回ります。求人と求職者がほぼ同じ数で、求人が少しだけ多い地域です。

出典: 弊社作成。元の統計は青森労働局「職業安定業務取扱月報」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
下北は、コロナ前より求人が23.3%減った
コロナ前の2019年7月は1.20倍、コロナ禍の2020年7月は0.88倍でした。
1年前の2025年7月は0.85倍でした。
2019年7月と比べると、求人は23.3%減り、求職者は11.7%減りました。求人の減り方は、西北とほぼ同じで、6地域で最も大きい値です。
2025年度(2025年4月〜2026年3月)の平均では、フルタイムが1.03倍、パートが0.56倍で、パートは6地域で最も低い値でした。
下北の働く世代は、減り方が6地域で2番目に大きい推計
推計では、2020年に100人いた働く世代は、2035年に70人、2050年に43人ほどになります。
2025年の国勢調査の働く世代は、推計の見込みより398人多い結果でした。
【見解】下北は、長い目で見て採りにくくなる方向
弊社は、下北は求人の数がいまの水準で続けば、長い目で見て採りにくくなる方向と見ています。根拠は、働く世代が2050年に43人まで減る推計で、減り方が西北に次いで大きいことです。ただし、2025年の働く世代は見込みより398人多く、推計より緩やかに減っています。
参考サイト:『青森労働局「職業安定業務取扱月報」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』『青森県「令和7年国勢調査 人口等基本集計結果」』
まとめ:6地域の今と、弊社の見立て
いまの倍率で見ると、最も採りにくい側は上北と三八、最も採りやすい側は西北です。弊社は、この先は西北と下北が採りにくくなる方向、ほかの4地域はいまの状態が続く方向と見ています。
西北と下北は、採りにくくなる方向
| 地域 | いまの倍率と、弊社の見立て |
|---|---|
| 東青 | 0.98倍(4番目)。求人と求職者がほぼ同じ数のまま、いまの状態が続く方向 |
| 中南 | 0.91倍(5番目)。採りやすい側のまま、いまの状態が続く方向 |
| 三八 | 1.28倍(上北とほぼ同じ)。採りにくい側のまま、いまの状態が続く方向 |
| 西北 | 0.66倍(最も低い)。いまは最も採りやすい側、長い目で見て採りにくくなる方向 |
| 上北 | 1.29倍(最も高い)。採りにくい側のまま、いまの状態が続く方向 |
| 下北 | 1.04倍(3番目)。求人がいまの水準で続けば、長い目で見て採りにくくなる方向 |
東青と下北のように、いまの倍率が1倍前後で並んでいても、この先の向きは分かれます。
採用が厳しい地域でも、3か月で応募17人・内定3人
地方採用ワークスでご支援した例を1つご紹介します。
岐阜県大野郡白川村の、従業員20名ほどの総合建設会社様では、支援開始から3か月で応募が17人、うち3人の内定に至りました。有資格者の採用にもつながっています。
足りないと答えた企業が66.0%に上る建設で、しかも採用が厳しい地域での結果です。同じ結果をお約束できるものではありませんが、条件が厳しくても、打ち手は残っています。
地方採用ワークスは、都市部より母数が少ない地方の採用を専門に、数多くの企業様をご支援してきた会社です。地方の企業が中心ですが、都市部の企業様からのご依頼もいただいています。採用ブランディングの設計から採用サイトの制作、応募を獲得したあとの一次面接やフォローまでをご支援しています。
いまの状況をお聞かせいただければ、どう応募を獲得するかの設計から、ご一緒に整理します。まずはお気軽にご相談ください。
この記事を書いた人

たまちゃん
マーケティングデザイン部 マネージャー/Webマーケター 大学在学中に、複数Webメディアを立ち上げ、アフィリエイターとして法人化。設立から2年後、社会貢献などの「働きがい」を求め、リーピーにジョイン。 現在は、現場で培ったWebサイトの運用経験を元に、お客様サイトの運用代行や自社コーポレートサイトの運用など、幅広いマーケティング領域を担当。