【最新版/エリア別】「北海道」の採用活動の難易度は?統計データを元に徹底解説!
求人を出してしばらくたつのに、応募の連絡が来ない……。広い北海道では、自社のある地域がほかと比べてどうなのかも見えにくいものです。
道内の地域ごとの採用の状況は、ハローワークの統計と人口の将来推計という、出どころの違うデータを組み合わせると見えてきます。
本記事では、2026年10月時点の国と北海道労働局の公表内容をもとに、統計の数字をかみ砕いてご紹介します。ぜひ最後までお付き合いください!
この記事でわかること
- 6つの地域それぞれの、いまの求人倍率
- 2017年から現在までの、7月の倍率の動き
- 働く世代の将来推計から見た、地域ごとのこれから
道内の市町村で採用に使える補助金・奨励金は、別の記事で自治体ごとに整理しています。
【14選】「北海道」で採用活動に使える補助金は?求人掲載・採用サイト・人材紹介の費用をまとめて紹介!
北海道で求人広告や採用サイトにお金をかけたい。そう思って道庁のページから補助金を探し始めたものの、出てくるのは経済部の枠がいくつかだけで、市町村の側までは手が回らない……。そこで止まっている方は多いと思います。 実は、道内には採用活動の費用に使える制度が14件あります。求人サイトの掲載料なら札
※本記事は国や労働局が公表している統計の内容を元に、「より分かりやすく」を趣旨にまとめさせていただいたものです。記載の内容については、一切の責任を負いかねますので、最新の数値は必ず各公表元でご確認いただきますようお願いいたします。
道内の求人倍率は、地域で0.76〜1.19倍と開く
2026年7月の有効求人倍率は、6地域のうちオホーツクが1.19倍で最も高く、道南が0.76倍で最も低い値です。同じ北海道でも、求人と仕事を探す人のどちらが多いかは地域で分かれます。
有効求人倍率は、仕事を探す人1人に対して求人がいくつあるかを示す数字です。1倍を超えると求人のほうが多く、会社の側が選ばれる立場になり、1倍を下回ると求職者のほうが多い状態です。全道の0.86倍は、仕事を探す人10人に対して、求人が9件ある計算です。
倍率が高いほど会社が人を「採りにくい」、低いほど「採りやすい」と言います。いまの倍率の6地域の中での位置を「〜側」、ここ数年の倍率の動きと働く世代の推計から見た向きを「〜なる方向」と書き分けます。
倍率は、臨時や季節の仕事と新卒を除いた「常用」の数字です(パートも、雇う期間の定めがないか4か月以上なら含みます)。ニュースで見かける北海道全体の倍率は、臨時や季節の仕事も数えた値のため、この記事の数字とはそのまま比べられません。
地域は、道の総合計画の6つの連携地域です。道央は空知・石狩・後志・胆振・日高、道南は渡島・檜山、道北は上川・留萌・宗谷の振興局の範囲で、オホーツク、十勝、釧路・根室は同じ名前の振興局と重なります。道央には全道の仕事を探す人の68.7%が集まり、全道の数字は道央の動きに引っ張られます。
倍率は季節で上下するため毎年7月の値どうしで比べ、コロナ前の2019年7月も並べます。2021年9月からはネットで登録した求職者も数に入り、その分多めに出ます。全道の0.86倍は2017年からの10年で最も低い値で、この1年は6地域すべてで倍率が下がりました。

出典: 弊社作成。元の統計は北海道労働局「雇用失業情勢について」のページ(2026年10月時点)
※地域の数字は、地域の中にあるハローワークの数字を足したものです。道内22所の受け持ちは、どれも1つの地域の中に収まります。
働く世代(15〜64歳)は、国立社会保障・人口問題研究所の推計で、2020年に100人いた人が何人になるかの見込みです。

出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
2050年には、道南と釧路・根室で働く世代が2020年の半分を下回る推計です。
参考サイト:『北海道労働局「雇用失業情勢について」(2017〜2026年の各7月分)』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」(令和5年推計)』『北海道「連携地域別政策展開方針」(2026年10月時点)』『北海道「道内179市町村/総合振興局・振興局別」(2026年10月時点)』『北海道労働局「ハローワーク一覧」(2026年10月時点)』
道央(札幌市・苫小牧市・小樽市など)の採用マーケット
道央の倍率は2026年7月で0.81倍、仕事を探す人10人に対して求人が8件です。6地域で2番目に低く、仕事を探す人のほうが多い地域です。

出典: 弊社作成。元の統計は北海道労働局「雇用失業情勢について」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
道央は、倍率が10年で最も低い水準
コロナ前の2019年7月は1.21倍、1年前は0.89倍でした。
2022年7月の1.04倍からは下がる流れで、いまは2017年からの10年で最も低い値です。
2019年7月より、求人は22.0%減り、求職者は16.5%増えました。求人が減り、仕事を探す人が増えて、倍率が下がってきた地域です。
札幌の3所は0.63〜0.82倍、岩内は1.81倍と、所による差が大きい地域です。
道央の働く世代は、6地域で最も保たれる推計
推計では、2020年に100人いた働く世代が、2035年に86人ほど、2050年に68人ほどになります。減り方は6地域で最も小さい推計です。
【見解】道央は、少しずつ採りやすくなる方向
弊社は、道央は少しずつ人を採りやすくなる方向と見ています。根拠は、倍率が2017年からの10年で最も低い値まで下がったことと、働く世代の減り方が6地域で最も小さい推計であることです。ただし、岩内は1.81倍と全道22所で最も高く、求人のほうが多いままの所もあります。
参考サイト:『北海道労働局「雇用失業情勢について」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』
道南(函館市・北斗市・八雲町など)の採用マーケット
道南の倍率は2026年7月で0.76倍、仕事を探す人10人に対して求人が8件です。6地域で最も倍率が低く、2019年から7月の倍率が1倍を下回り続けている地域です。

出典: 弊社作成。元の統計は北海道労働局「雇用失業情勢について」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
道南は、求人の減り方が6地域で最も大きい
コロナ前の2019年7月は0.99倍、1年前は0.82倍でした。
コロナ禍の2020年7月に0.67倍まで下がり、2023年7月に0.91倍まで戻ったあとは、再び下がっています。
2019年7月より、求人は30.7%減り、求職者は9.4%減りました。仕事を探す人も減りましたが、求人の減り方のほうが大きく、倍率が下がりました。
道南はハローワーク函館(江差・八雲の出張所を含む)1所の数字です。
道南の働く世代は、6地域で最も大きく減る推計
推計では、2020年に100人いた働く世代が、2035年に73人ほど、2050年に47人ほどになります。減り方は6地域で最も大きく、2050年には半分を下回る推計です。
【見解】道南は、いまは採りやすく先は採りにくくなる方向
弊社は、道南はいまは6地域で最も採りやすい側にあり、この先は採りにくくなる方向と見ています。根拠は、働く世代の減り方が6地域で最も大きい推計であることと、仕事を探す人がコロナ前より9.4%減っていることです。ただし求人の減り方も最も大きく、採りにくくなるのは求人の数がいまの水準で続いた場合です。
参考サイト:『北海道労働局「雇用失業情勢について」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』
道北(旭川市・名寄市・稚内市など)の採用マーケット
道北の倍率は2026年7月で0.99倍と、1倍をわずかに下回ります。求人と仕事を探す人の数が、6地域で最も近い地域です。

出典: 弊社作成。元の統計は北海道労働局「雇用失業情勢について」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
道北は、倍率が4年続けて下がり1倍を下回った
コロナ前の2019年7月は1.27倍、1年前は1.03倍でした。
2022年7月の1.26倍から4年続けて下がり、いまは2017年からの10年で最も低い値です。
2019年7月より、求人は19.6%減り、求職者は3.7%増えました。仕事を探す人はあまり変わらず、求人が減ったことで倍率が下がってきました。
4所の中では、旭川の0.89倍から留萌の1.46倍まで開きがあります。留萌と稚内は求職者が数百人で、倍率が動きやすい所です。
道北の働く世代は、6地域で4番目に大きく減る推計
推計では、2020年に100人いた働く世代が、2035年に78人ほど、2050年に55人ほどになります。減り方は6地域で4番目に大きい推計です。
【見解】道北は、求人と求職者が釣り合う状態が続く方向
弊社は、道北は求人と仕事を探す人がほぼ釣り合う状態が続く方向と見ています。根拠は、仕事を探す人の数がコロナ前からほぼ変わらない(3.7%増)一方で、働く世代の減り方は道央・十勝より大きい推計であることです。ただし、倍率は2022年7月の1.26倍から下がってきており、求人の減り方が続けば、採りやすくなる方向に傾きます。
参考サイト:『北海道労働局「雇用失業情勢について」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』
オホーツク(北見市・網走市など)の採用マーケット
オホーツクの倍率は2026年7月で1.19倍、仕事を探す人10人に対して求人が12件です。6地域の中で、いま最も求人のほうが多い地域です。

出典: 弊社作成。元の統計は北海道労働局「雇用失業情勢について」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
オホーツクは、求人の減り方が6地域で最も小さい
コロナ前の2019年7月は1.27倍、1年前は1.22倍で、コロナ前からの倍率の下がり幅は6地域で最も小さい値です。
2019年7月より、求人は14.1%減り、求職者は8.3%減りました。仕事を探す人も減ったため、倍率はコロナ前に近い水準を保っています。
3所の中では、網走の0.96倍から紋別の1.69倍まで開きがあります。紋別は求職者が数百人で、倍率が動きやすい所です。
オホーツクの働く世代は、6地域で3番目に大きく減る推計
推計では、2020年に100人いた働く世代が、2035年に75人ほど、2050年に50人ほどになります。減り方は6地域で3番目に大きく、2050年にはほぼ半分になる推計です。
【見解】オホーツクは、最も採りにくい側のまま続く方向
弊社は、オホーツクは6地域で最も採りにくい側のまま、いまの状態が続く方向と見ています。根拠は、倍率のコロナ前からの下がり幅と求人の減り方が、どちらも6地域で最も小さいことです。ただし、求人もコロナ前より14.1%減っており、この減り方が広がれば採りやすくなる方向に傾きます。
参考サイト:『北海道労働局「雇用失業情勢について」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』
十勝(帯広市・音更町・幕別町など)の採用マーケット
十勝の倍率は2026年7月で0.92倍、仕事を探す人10人に対して求人が9件です。コロナ前は6地域で最も高かった倍率が、1倍を下回るまで下がった地域です。

出典: 弊社作成。元の統計は北海道労働局「雇用失業情勢について」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
十勝は、仕事を探す人が増えて1倍を下回った
コロナ前の2019年7月は1.45倍で、10年で最も高い値でした。
道北と同じく、2022年7月の1.31倍から4年続けて下がり、1年前は0.96倍でした。
2019年7月より、求人は21.3%減り、求職者は24.6%増えました。仕事を探す人の増え方は、6地域で最も大きい値です。
十勝はハローワーク帯広(池田分室を含む)1所の数字です。
十勝の働く世代は、道央に次いで保たれる推計
推計では、2020年に100人いた働く世代が、2035年に83人ほど、2050年に63人ほどになります。減り方は6地域で2番目に小さい推計です。
【見解】十勝は、採りやすくなる方向
弊社は、十勝は人を採りやすくなる方向と見ています。根拠は、倍率が2022年7月の1.31倍から4年続けて下がったことと、働く世代の減り方が道央に次いで小さい推計であることです。ただし、仕事を探す人の増え方が止まれば、倍率の下がり方も止まり、この向きは弱まります。
参考サイト:『北海道労働局「雇用失業情勢について」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』
釧路・根室(釧路市・根室市など)の採用マーケット
釧路・根室の倍率は2026年7月で1.14倍、仕事を探す人10人に対して求人が11件です。オホーツクに次いで、求人のほうが多い地域です。

出典: 弊社作成。元の統計は北海道労働局「雇用失業情勢について」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
釧路・根室は、2022年の1.64倍から下がってきた
コロナ前の2019年7月は1.25倍、コロナ禍の2020年7月も1.23倍で、ほとんど下がりませんでした。
その後は2022年7月の1.64倍まで上がってから下がり、1年前は1.24倍でした。この1年の倍率の下がり幅は、6地域で最も大きい値です。
2019年7月より、求人は15.4%減り、求職者は7.4%減りました。
釧路は0.99倍、根室は1.70倍で、同じ地域でも根室のほうが求人の多い状態です。
釧路・根室の働く世代は、6地域で2番目に大きく減る推計
推計では、2020年に100人いた働く世代が、2035年に74人ほど、2050年に48人ほどになります。減り方は6地域で2番目に大きく、2050年には半分を下回る推計です。
【見解】釧路・根室は、長い目で見て採りにくくなる方向
弊社は、釧路・根室は長い目で見て、人を採りにくくなる方向と見ています。根拠は、働く世代の減り方が6地域で2番目に大きく、2050年には2020年の半分を下回る推計であることです。ただし、倍率は2022年7月の1.64倍から下がってきており、採りにくくなるのは求人の数がいまの水準で続いた場合です。
参考サイト:『北海道労働局「雇用失業情勢について」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』
まとめ:6地域の今と、弊社の見立て
いまの倍率で見ると、最も採りやすい側は道南、最も採りにくい側はオホーツクで、1倍を超えるのはオホーツクと釧路・根室だけです。弊社は、道央と十勝が採りやすくなる方向、道南と釧路・根室が採りにくくなる方向と見ています。道北とオホーツクは、いまの状態が続く方向です。
道央と十勝は採りやすくなる方向、釧路・根室はその逆
| 地域 | いまの倍率と、弊社の見立て |
|---|---|
| 道央 | 0.81倍(2番目に低い)。少しずつ採りやすくなる方向 |
| 道南 | 0.76倍(最も低い)。いまは最も採りやすい側、この先は採りにくくなる方向 |
| 道北 | 0.99倍(3番目に高い)。求人と仕事を探す人がほぼ釣り合う状態が続く方向 |
| オホーツク | 1.19倍(最も高い)。最も採りにくい側のまま、いまの状態が続く方向 |
| 十勝 | 0.92倍(3番目に低い)。採りやすくなる方向 |
| 釧路・根室 | 1.14倍(2番目に高い)。長い目で見て採りにくくなる方向 |
見立ては、各地域の見解の節と同じ言葉で並べています。
採用が厳しい地域でも、3か月で応募17人・内定3人
地方採用ワークスでご支援した例を1つご紹介します。
岐阜県大野郡白川村の、従業員20名ほどの総合建設会社様では、支援開始から3か月で応募が17人、うち3人の内定に至りました。有資格者の採用にもつながっています。
足りないと答えた企業が66.0%に上る建設で、しかも採用が厳しい地域での結果です。同じ結果をお約束できるものではありませんが、条件が厳しくても、打ち手は残っています。
地方採用ワークスは、都市部より母数が少ない地方の採用を専門に、数多くの企業様をご支援してきた会社です。地方の企業が中心ですが、都市部の企業様からのご依頼もいただいています。採用ブランディングの設計から採用サイトの制作、応募を獲得したあとの一次面接やフォローまでをご支援しています。
いまの状況をお聞かせいただければ、どう応募を獲得するかの設計から、ご一緒に整理します。まずはお気軽にご相談ください。
この記事を書いた人

たまちゃん
マーケティングデザイン部 マネージャー/Webマーケター 大学在学中に、複数Webメディアを立ち上げ、アフィリエイターとして法人化。設立から2年後、社会貢献などの「働きがい」を求め、リーピーにジョイン。 現在は、現場で培ったWebサイトの運用経験を元に、お客様サイトの運用代行や自社コーポレートサイトの運用など、幅広いマーケティング領域を担当。