【最新版/エリア別】「香川県」の採用活動の難易度は?統計データを元に徹底解説!

求人を出して数週間たつのに、問い合わせの電話が鳴らない……。高松の周りと、小豆島や県の東西とでは、採用の事情が違うのではと感じている方もいるはずです。

ハローワークの求人の統計に、県の人口の調査と国の将来推計を重ねると、出どころの違うデータから、県内5地域それぞれの採用の状況が見えてきます。

本記事では、2026年10月時点の国と香川労働局の公表内容をもとに、統計の数字をかみ砕いてご紹介します。ぜひ最後までお付き合いください!

この記事でわかること

  • 5地域それぞれの、いまの求人倍率
  • コロナ前から現在までの、地域ごとの倍率の動き
  • 働く世代の将来推計から見た、地域ごとのこれから

香川県内の市町で採用に使える補助金・奨励金は、市町ごとに整理した記事にまとめています。

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※本記事は国や労働局が公表している統計の内容を元に、「より分かりやすく」を趣旨にまとめさせていただいたものです。記載の内容については、一切の責任を負いかねますので、最新の数値は必ず各公表元でご確認いただきますようお願いいたします。

目次

県内の求人倍率は、地域で0.77〜1.70倍と開く

2026年7月の有効求人倍率は、5地域のうち小豆が1.70倍で最も高く、東讃が0.77倍で最も低い値です。同じ香川県でも、求人と仕事を探す人の釣り合いは地域で大きく違います。

有効求人倍率は、仕事を探している人1人に対して、求人がいくつあるかを表す数字です。1倍でちょうど釣り合い、1倍を超えると求人のほうが多く、会社の側が選ばれる立場になります。1倍を下回ると、求職者のほうが多い状態です。

県全体の1.33倍は、仕事を探す人10人に対して、求人が13件ある計算です。

この記事では、倍率が高いほど会社が人を「採りにくい」、低いほど「採りやすい」と表します。また、いまの倍率が5地域の中でどの位置にあるかを「〜側」、ここ数年の推移と働く世代の推計をほかの地域と比べて見た向きを「〜方向」と書き分けます。

香川県には県全体で統一された公式の地域の区切りがないため、この記事ではハローワークの受け持ちで5つに分け、県内でよく使われる呼び名に合わせました。中讃は、丸亀と坂出の2か所のハローワークの合計です。

倍率は季節で上下するので、毎年7月の値どうしで比べます。コロナ禍で求人が急に減った2020年7月だけでなく、コロナ前の2019年7月も並べます。

有効求人倍率のコロナ前(2019年7月)といま(2026年7月)を並べた図。県全体1.74→1.33倍、高松1.80→1.47倍、東讃1.29→0.77倍、小豆2.06→1.70倍、中讃1.73→1.32倍、西讃1.83→1.19倍

出典: 弊社作成。元の統計は香川労働局「職業安定業務統計速報」のページ(2026年10月時点)

※三木町は県の防災の区分などでは東讃とされますが、直島町とともにハローワーク高松の受け持ちのため、高松の数字に入ります。東讃は、さぬき市と東かがわ市の2市です。

※求職者の数には、2021年9月から、ハローワークに来ずにネットで登録した人なども入っています。パートの倍率は、全体の数からパートを除いた数を引いて弊社で出した値です。

この先の働く世代は、国立社会保障・人口問題研究所の推計で、2020年に100人いた15〜64歳が、いまの傾向が続くと何人になるかの見込みです。

働く世代(15〜64歳)が2020年の100人から何人になるかの推計の横棒グラフ。2035年・2050年の順に、県全体87・68人、高松91・74人、東讃71・44人、小豆70・45人、中讃89・70人、西讃82・60人

出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)

2050年には、高松地域は74人、東讃は44人まで減る推計です。

参考サイト:『香川労働局「香川県の雇用情勢について」(2018〜2026年の各7月分)』『香川労働局「職業安定業務統計速報」(2026年7月分)』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」(令和5年推計)』『香川労働局「ハローワーク一覧」(2026年10月時点)』『香川県「令和7年香川県人口移動調査報告」(2025年1〜12月)』『香川県「かがわ減災プロジェクト」登録エリアの区分(2026年10月時点)』

高松(高松市・三木町・直島町)の採用マーケット

高松地域の2026年7月の倍率は1.47倍で、仕事を探す人10人に対して、求人が15件ある計算です。倍率は5地域で2番目に高く、県全体の水準を上回っています。

高松地域の図。有効求人倍率は2019年7月1.80倍、2020年7月1.25倍、2026年7月1.47倍。2019年7月から求人の数は12.1%減、仕事を探す人の数は7.7%増。働く世代は2035年91人、2050年74人の推計

出典: 弊社作成。元の統計は香川労働局「職業安定業務統計速報」のページ(2026年10月時点)

出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)

高松地域は、フルタイムの倍率がコロナ前に近い

コロナ前の2019年7月は1.80倍、コロナ禍の2020年7月は1.25倍でした。

1年前の2025年7月は1.60倍で、この1年でいまの1.47倍まで下がりました。

2019年7月から2026年7月にかけて、求人は12.1%減り、求職者は7.7%増えました。

フルタイムの倍率は1.55倍で、コロナ前の1.64倍に近い値です。フルタイムでは、求人の多さがコロナ前の水準に近づいています。

パートは1.34倍で、コロナ前の2.09倍からは大きく下がりました。

高松地域の働く世代は、減り方が5地域で最も緩やか

推計では、2020年に100人いた高松地域の働く世代は、2035年に91人ほど、2050年に74人ほどになります。

2025年の1年間では、転入が転出を748人上回りました(県内のほかの地域との行き来を含みます)。

2025年の国勢調査の速報でも、高松地域の人口は推計の見込みより2,064人多い結果でした。推計の見込みより、人口が多く残っている地域です。

【見解】高松地域は、いまの状態が続く方向

弊社は、高松地域は採りにくさがいまの状態のまま続く方向と見ています。根拠は、働く世代が2035年に91人と5地域で最も保たれ、求人の減り方も12.1%と小さいことです。ただし、この1年は倍率が1.60倍から1.47倍に下がっており、この動きが続けば採りやすくなる方向と見ています。

参考サイト:『香川労働局「香川県の雇用情勢について」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』『香川県「令和7年香川県人口移動調査報告」』

東讃(さぬき市・東かがわ市)の採用マーケット

東讃の2026年7月の倍率は0.77倍で、仕事を探す人10人に対して、求人が8件ある計算です。5地域で唯一、仕事を探す人のほうが求人より多い地域です。

東讃の図。有効求人倍率は2019年7月1.29倍、2020年7月0.73倍、2026年7月0.77倍。2019年7月から求人の数は35.7%減、仕事を探す人の数は7.2%増。働く世代は2035年71人、2050年44人の推計

出典: 弊社作成。元の統計は香川労働局「職業安定業務統計速報」のページ(2026年10月時点)

出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)

東讃は、求人の減り方が5地域で最も大きい

コロナ前の2019年7月は1.29倍でしたが、コロナ禍の2020年7月に0.73倍まで下がりました。

その後も1倍を下回ったままで、1年前の2025年7月は0.90倍でした。

2019年7月から2026年7月にかけて、求人は35.7%減り、求職者は7.2%増えました。

フルタイムは0.90倍、パートは0.64倍です。フルタイムでもパートでも、仕事を探す人のほうが多い状態です。

東讃は仕事を探す人が1,571人(2026年7月)と高松地域の7,845人に比べて少なく、倍率が動きやすい地域です。

東讃の働く世代は、2050年に半分を下回る推計

推計では、2020年に100人いた東讃の働く世代は、2035年に71人ほど、2050年に44人ほどになります。減り方は、5地域で2番目に大きい見込みです。

2025年の1年間では、転出が転入を358人上回りました。2025年の国勢調査の速報では、人口は推計の見込みより1,156人少ない結果でした。推計の見込みより、人口が速く減っている地域です。

【見解】東讃は、いまは採りやすく先は採りにくくなる方向

弊社は、東讃はいまは5地域で最も採りやすい側にあり、この先は採りにくくなる方向と見ています。根拠は、働く世代の減り方が5地域で2番目に大きい推計で、2025年に転出が転入を358人上回ったことです。ただし求人の減り方も5地域で最も大きく、採りにくくなるのは求人の数がいまの水準で続いた場合です。

参考サイト:『香川労働局「香川県の雇用情勢について」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』『香川県「令和7年香川県人口移動調査報告」』

小豆(土庄町・小豆島町)の採用マーケット

小豆地域の2026年7月の倍率は1.70倍で、仕事を探す人10人に対して、求人が17件ある計算です。倍率は5地域で最も高く、求人が仕事を探す人を大きく上回っています。

小豆地域の図。有効求人倍率は2019年7月2.06倍、2020年7月1.76倍、2026年7月1.70倍。2019年7月から求人の数は3.7%減、仕事を探す人の数は16.9%増。働く世代は2035年70人、2050年45人の推計

出典: 弊社作成。元の統計は香川労働局「職業安定業務統計速報」のページ(2026年10月時点)

出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)

小豆地域は、求人の減り方が5地域で最も小さい

コロナ前の2019年7月は2.06倍、コロナ禍の2020年7月は1.76倍でした。

その後は上がる年と下がる年が交互に続き、1年前の2025年7月は1.51倍でした。

小豆地域は仕事を探す人が387人(2026年7月)と少なく、倍率が動きやすい地域です。

2019年7月から2026年7月にかけて、求人は3.7%減り、求職者は16.9%増えました。求人の数は、コロナ前からほとんど減っていません。

フルタイムは1.73倍、パートは1.67倍で、どちらも求人のほうが多い状態です。

小豆地域の働く世代は、5地域で最も大きく減る推計

推計では、2020年に100人いた小豆地域の働く世代は、2035年に70人ほど、2050年に45人ほどになります。

2035年には、65歳以上の人が人口の48.4%を占める見込みです。働く世代が減るのと同時に、高齢の人の割合が高まっていく推計です。

【見解】小豆地域は、採りにくい状態が続く方向

弊社は、小豆地域は採りにくい状態が続く方向と見ています。根拠は、働く世代が2035年に70人と5地域で最も大きく減る推計で、求人の減り方は3.7%と最も小さいことです。ただし、仕事を探す人はコロナ前より増えており、倍率もコロナ前よりは低い水準です。

参考サイト:『香川労働局「香川県の雇用情勢について」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』『香川県「令和7年香川県人口移動調査報告」』

中讃(丸亀市・坂出市など)の採用マーケット

中讃の2026年7月の倍率は1.32倍で、仕事を探す人10人に対して、求人が13件ある計算です。倍率は5地域で3番目で、県全体とほぼ同じ水準です。

中讃の図。有効求人倍率は2019年7月1.73倍、2020年7月1.26倍、2026年7月1.32倍。2019年7月から求人の数は19.4%減、仕事を探す人の数は5.5%増。働く世代は2035年89人、2050年70人の推計

出典: 弊社作成。元の統計は香川労働局「職業安定業務統計速報」のページ(2026年10月時点)

出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)

中讃は、パートの倍率が4年続けて下がった

コロナ前の2019年7月は1.73倍、コロナ禍の2020年7月は1.26倍でした。

2022年7月の1.56倍のあとは1.32〜1.39倍の幅にとどまり、1年前の2025年7月は1.37倍でした。

2019年7月から2026年7月にかけて、求人は19.4%減り、求職者は5.5%増えました。

パートの倍率は、2022年7月の1.33倍から4年続けて下がり、いまは0.98倍です。パートでは、求人と仕事を探す人の数がほぼ並びました。

フルタイムは1.58倍で、2023年7月の1.53倍からほぼ横ばいです。

中讃の働く世代は、高松に次いで保たれる推計

推計では、2020年に100人いた中讃の働く世代は、2035年に89人ほど、2050年に70人ほどになります。

2025年の1年間では、転入が転出を290人上回りました(県内のほかの地域との行き来を含みます)。高松地域と並んで、引っ越してくる人のほうが多い地域です。

【見解】中讃は、いまの状態が続く方向

弊社は、中讃はいまの状態が続く方向と見ています。根拠は、倍率が2023年7月から1.32〜1.39倍の幅にとどまり、働く世代も2035年に89人と高松に次いで保たれる推計であることです。ただしパートは2022年7月から下がり続けて0.98倍となり、求人と仕事を探す人がほぼ並んでいます。

参考サイト:『香川労働局「香川県の雇用情勢について」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』『香川県「令和7年香川県人口移動調査報告」』

西讃(観音寺市・三豊市)の採用マーケット

西讃の2026年7月の倍率は1.19倍で、仕事を探す人10人に対して、求人が12件ある計算です。求人のほうが多いものの、コロナ前から倍率が大きく下がった地域です。

西讃の図。有効求人倍率は2019年7月1.83倍、2020年7月1.58倍、2026年7月1.19倍。2019年7月から求人の数は21.8%減、仕事を探す人の数は19.6%増。働く世代は2035年82人、2050年60人の推計

出典: 弊社作成。元の統計は香川労働局「職業安定業務統計速報」のページ(2026年10月時点)

出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)

西讃は、倍率が6年続けて下がった

倍率は、2018年7月の2.03倍から2024年7月の1.23倍まで、毎年下がり続けました。

1年前の2025年7月はいったん1.31倍に上がりましたが、いまはコロナ禍の2020年7月の1.58倍より低い値です。

2019年7月から2026年7月にかけて、求人は21.8%減り、求職者は19.6%増えました。コロナ前と比べて、求人と仕事を探す人の差が縮まりました。

フルタイムは1.52倍で求人のほうが多く、パートは0.82倍で求職者のほうが多い状態です。

西讃の働く世代は、県全体より速く減る推計

推計では、2020年に100人いた西讃の働く世代は、2035年に82人ほど、2050年に60人ほどになります。

県全体の87人より速い減り方です。働く世代の減り方は、5地域で3番目の大きさです。

2025年の1年間では、転出が転入を276人上回りました。

【見解】西讃は、少しずつ採りやすくなる方向

弊社は、西讃は少しずつ採りやすくなる方向と見ています。根拠は、倍率が2018年7月から2024年7月まで6年続けて下がり、仕事を探す人もコロナ前から19.6%増えたことです。ただし、働く世代は県全体より速く減る推計で、その分、採りやすくなる動きは弱まると見ています。

参考サイト:『香川労働局「香川県の雇用情勢について」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』『香川県「令和7年香川県人口移動調査報告」』

まとめ:5地域の今と、弊社の見立て

東讃を除く4地域は、求人のほうが多い状態です。「〜側」はいまの倍率の位置、「〜方向」はこの先の向きです。いまの倍率で見ると、最も採りやすい側は東讃、最も採りにくい側は小豆地域です。弊社は、この先は西讃が採りやすくなる方向、東讃が採りにくくなる方向と見ています。高松と中讃はいまの状態が続く方向、小豆は採りにくい状態が続く方向です。

西讃は採りやすくなり、東讃は採りにくくなる方向

地域 いまの倍率と、弊社の見立て
高松 1.47倍(2番目に高い)。いまの状態が続く方向
東讃 0.77倍(最も低い)。いまは最も採りやすい側、この先は採りにくくなる方向
小豆 1.70倍(最も高い)。採りにくい状態が続く方向
中讃 1.32倍(3番目)。いまの状態が続く方向(パートは求人と仕事を探す人がほぼ並んだ状態)
西讃 1.19倍(4番目)。少しずつ採りやすくなる方向

自社のある地域の行で、いまの位置とこの先の向きを一度に確かめられます。

採用が厳しい地域でも、3か月で応募17人・内定3人

地方採用ワークスでご支援した例を1つご紹介します。

岐阜県大野郡白川村の、従業員20名ほどの総合建設会社様では、支援開始から3か月で応募が17人、うち3人の内定に至りました。有資格者の採用にもつながっています。

足りないと答えた企業が66.0%に上る建設で、しかも採用が厳しい地域での結果です。同じ結果をお約束できるものではありませんが、条件が厳しくても、打ち手は残っています。

地方採用ワークスは、都市部より母数が少ない地方の採用を専門に、数多くの企業様をご支援してきた会社です。地方の企業が中心ですが、都市部の企業様からのご依頼もいただいています。採用ブランディングの設計から採用サイトの制作、応募を獲得したあとの一次面接やフォローまでをご支援しています。

いまの状況をお聞かせいただければ、どう応募を獲得するかの設計から、ご一緒に整理します。まずはお気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人
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たまちゃん

マーケティングデザイン部 マネージャー/Webマーケター 大学在学中に、複数Webメディアを立ち上げ、アフィリエイターとして法人化。設立から2年後、社会貢献などの「働きがい」を求め、リーピーにジョイン。 現在は、現場で培ったWebサイトの運用経験を元に、お客様サイトの運用代行や自社コーポレートサイトの運用など、幅広いマーケティング領域を担当。

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