【最新版/エリア別】「徳島県」の採用活動の難易度は?統計データを元に徹底解説!
求人を出して何週間かたっても、応募の連絡が来ない……。徳島市の周りと県西・県南とでは人の集まり方に違いがあるのか、気になっている方もいるはずです。
ハローワークの求人と求職者の統計に、人口の将来推計という出どころの違うデータを重ねると、県内3地域それぞれの採用の状況が見えてきます。
本記事では、2026年10月時点の国と徳島労働局の公表内容をもとに、統計の数字をかみ砕いてご紹介します。ぜひ最後までお付き合いください!
この記事でわかること
- 県央・県西・県南の、いまの求人倍率と地域の中の差
- コロナ前から現在までの、倍率と求人・求職者の動き
- 働く世代の将来推計から見た、3地域のこれから
徳島県内の市町村で採用に使える補助金・奨励金は、自治体ごとに整理した記事にまとめています。
【12選】「徳島県」で採用活動に使える補助金は?採用サイト・求人掲載・人材紹介の費用をまとめて紹介!
徳島県で採用サイトや求人広告にお金をかけたい。そう思って県の労働・雇用のページを開いても、人材確保という名前の制度は並ぶのに、自社の求人にかかる費用が出るのかどうかが読み取れない……。そこで手が止まっている方は多いと思います。 県と24市町村の制度を1つずつ開き直すと、採用活動の費用に使える制
※本記事は国や労働局が公表している統計の内容を元に、「より分かりやすく」を趣旨にまとめさせていただいたものです。記載の内容については、一切の責任を負いかねますので、最新の数値は必ず各公表元でご確認いただきますようお願いいたします。
県内の求人倍率は、地域で0.98〜1.23倍と開く
2026年7月の有効求人倍率は、3地域のうち県央が1.23倍で最も高く、県南が0.98倍で最も低い値です。同じ徳島県でも、求人と仕事を探す人の釣り合いは地域ごとに違います。
有効求人倍率は、仕事を探している人1人に対して、求人がいくつあるかを示す数字です。1倍ちょうどで両者が釣り合い、1倍を超えると求人のほうが多く、会社の側が選ばれる立場になります。1倍を下回ると、求職者のほうが多い状態です。
県全体の1.18倍は、仕事を探す人10人に対して、求人が12件ある計算です。
この記事では、倍率が高いほど会社が人を「採りにくい」、低いほど「採りやすい」と言います。いまの倍率が3地域の中でどの位置にあるかは「〜側」、ここ数年の推移と働く世代の推計から見た向きは「〜なる方向」と書き分けます。採りやすい側でも、1倍を超えている地域では求人のほうが多いことに変わりはありません。
地域は、徳島労働局が統計で使っている県央・県西・県南の3つで、ハローワークのまとまりと同じ区切りです。倍率は季節で上下するため、年をまたいで比べるときは毎年7月の値どうしを並べます。2020年7月はコロナ禍で求人が急に減った月なので、コロナ前の2019年7月も示します。
仕事を探す人の数には、2021年9月からネットで登録した人も入っています。働き方別には、パートの倍率と正社員の倍率を使います。正社員の倍率は、正社員の求人の数をパート以外で仕事を探す人の数で割った値で、派遣や契約社員を希望する人も数に入るため、正社員だけで数えるより低めに出ます。

出典: 弊社作成。元の統計は徳島労働局「職業安定業務統計速報」のページ(2026年10月時点)
※阿波市のうち旧阿波町はハローワーク美馬の受け持ちのため、求人と仕事を探す人の数は県西に入ります。人口の数字は市ごとに数えるので、阿波市全体を県央に入れています。
この先の働く世代(15〜64歳)は、国立社会保障・人口問題研究所の推計をもとに、2020年に100人いた働く世代が何人になるかで示します。

出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
2050年には、県央は60人、県西は38人まで減る推計です。
参考サイト:『徳島労働局「職業安定業務統計速報」(2017〜2026年の各7月分、2025年度の各月分)』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」(令和5年推計)』『徳島労働局「ハローワーク」(2026年10月時点)』『徳島県「令和7年国勢調査 人口等基本集計結果の概要」(2025年10月1日現在)』
県央(徳島市・鳴門市・小松島市など)の採用マーケット
県央の2026年7月の倍率は1.23倍で、仕事を探す人10人に対して、求人が12件ある計算です。3地域で最も、会社の側が選ばれる立場にある地域です。

出典: 弊社作成。元の統計は徳島労働局「職業安定業務統計速報」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
県央は、求人の大半を持つ徳島が倍率を引き上げる
コロナ前の2019年7月は1.54倍で、この10年で最も高い年でした。コロナ禍の2020年7月には1.13倍まで下がっています。
2019年7月から2026年7月にかけて、求人は12.9%減り、求職者は9.2%増えました(ネットで登録した人も数える分、求職者は多めに出ます)。1年前の2025年7月と比べると、いまの倍率は少し上がっています。
地域の求人の65.5%は、ハローワーク徳島が受け付けたものです。徳島の倍率は1.43倍で、県内8か所のハローワークで最も高い値です。
小松島・鳴門・吉野川の3か所を合わせると0.97倍で、徳島を除くと、求職者のほうが多くなります。このうち小松島は0.88倍で、県内8か所で最も低い値です。
2025年度(2025年4月〜2026年3月)の平均では、パートの倍率が1.09倍、正社員の倍率が1.08倍でした。
県央の働く世代は、3地域で最も保たれる推計
推計では、2020年に100人いた県央の働く世代は、2035年に82人ほど、2050年に60人ほどになります。減り方は3地域で最も緩やかです。
ただ、2025年の国勢調査では、県央の働く世代は推計の見込みより603人少ない結果でした。県西と県南は見込みより多く、見込みを下回ったのは3地域で県央だけです。
【見解】県央は、徳島を中心にいまの状態が続く方向
弊社は、県央は徳島を中心に、いまの状態が続く方向と見ています。根拠は、働く世代の減り方が3地域で最も緩やかな推計で、求人の数もコロナ前より12.9%少ないことです。ただし、2025年の働く世代は推計の見込みを下回っており、この差が広がれば採りにくくなる方向に傾きます。
参考サイト:『徳島労働局「職業安定業務統計速報」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』『徳島県「令和7年国勢調査 人口等基本集計結果の概要」』
県西(美馬市・三好市・つるぎ町など)の採用マーケット
県西の2026年7月の倍率は1.04倍で、求人のほうがわずかに多い状態です。同じ県西の中でも、三好と美馬で1倍との上下が逆になります。

出典: 弊社作成。元の統計は徳島労働局「職業安定業務統計速報」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
県西は、コロナ前から求人が14.1%減った
コロナ前の2019年7月は1.26倍で、コロナ禍の2020年7月に0.94倍まで下がりました。1年前の2025年7月は1倍を下回っていましたが、いまは1倍を少し上回っています。
2019年7月から2026年7月にかけて、求人は14.1%減りました。求人の減り方は、3地域で最も大きい値です。
ハローワーク三好の倍率は1.22倍で、県内8か所で2番目に高い値です。一方、ハローワーク美馬は0.91倍で、求職者のほうが多い状態です。
2025年度の平均では、正社員の倍率が1.17倍で求人のほうが多く、パートの倍率は0.76倍で求職者のほうが多い状態でした。県西では、正社員とパートで、求人と求職者のどちらが多いかが逆になります。
県西の働く世代は、3地域で最も大きく減る推計
推計では、2020年に100人いた県西の働く世代は、2035年に65人ほど、2050年に38人ほどになります。減り方は3地域で最も大きい見込みです。
一方で、2025年の国勢調査では、県西の働く世代は推計の見込みより937人多い結果でした。いまのところ、推計の見込みより緩やかに減っています。
【見解】県西は、正社員ほど採りにくくなる方向
弊社は、県西は正社員の採用ほど採りにくくなる方向と見ています。根拠は、2025年度の正社員の倍率が1.17倍と求人のほうが多いことと、働く世代の減り方が3地域で最も大きい推計であることです。ただし、求人の減り方も3地域で最も大きく、採りにくくなるのは求人の数がいまの水準で続いた場合です。
参考サイト:『徳島労働局「職業安定業務統計速報」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』『徳島県「令和7年国勢調査 人口等基本集計結果の概要」』
県南(阿南市・那賀町・美波町など)の採用マーケット
県南の2026年7月の倍率は0.98倍で、仕事を探す人のほうがわずかに多い状態です。3地域で唯一、求職者のほうが多い地域です。

出典: 弊社作成。元の統計は徳島労働局「職業安定業務統計速報」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
県南は、3地域で唯一コロナ前より求人が増えた
コロナ前の2019年7月は1.00倍、コロナ禍の2020年7月は0.78倍でした。いまは、コロナ前とほぼ同じ水準まで戻っています。
2019年7月から2026年7月にかけて、求人は6.7%増え、求職者も8.1%増えました(ネットで登録した人も数える分、求職者は多めに出ます)。求人が増えたのは、3地域で県南だけです。
1年前の2025年7月は0.95倍でした。2023年7月には1.19倍と、この10年で最も高い年もあり、年ごとの上下が大きい地域です。
ハローワーク別では、阿南が0.99倍、牟岐が0.93倍です。牟岐は求人も求職者も少ないハローワークのため、少しの増減で倍率が大きく上下します。
2025年度の平均では、正社員の倍率が0.83倍、パートの倍率が0.91倍でした。正社員もパートも、求職者のほうが多い状態です。
県南の働く世代は、2050年に半分を下回る推計
推計では、2020年に100人いた県南の働く世代は、2035年に74人ほど、2050年に49人ほどになります。
減り方は3地域で2番目に大きく、県全体の2035年の79人より速い見込みです。推計どおりに進めば、2050年には2020年の半分を下回ります。
2025年の国勢調査では、県南の働く世代は推計の見込みより201人多い結果でした。ここまでは、ほぼ推計の見込みどおりに減っています。
【見解】県南は、いまは採りやすく先は採りにくくなる方向
弊社は、県南はいまは最も採りやすい側にあり、この先は採りにくくなる方向と見ています。根拠は、求人がコロナ前より6.7%増えた唯一の地域で、働く世代も2035年に74人と県全体より速く減る推計であることです。ただし、倍率はコロナ前とほぼ同じで、採りにくくなるのは働く世代が推計どおりに減った場合です。
参考サイト:『徳島労働局「職業安定業務統計速報」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』『徳島県「令和7年国勢調査 人口等基本集計結果の概要」』
まとめ:3地域の今と、弊社の見立て
いまの倍率は、県央と県西が1倍を上回って求人のほうが多く、県南は求職者のほうがわずかに多い状態です。ここでの「〜側」はいまの倍率の位置、「〜なる方向」はここ数年の動きと働く世代の推計から見た向きです。いまの倍率で見ると、最も採りやすい側は県南、最も採りにくい側は県央です。弊社は、この先は県西が正社員ほど、県南も採りにくくなる方向、県央はいまの状態が続く方向と見ています。
県西と県南は採りにくく、県央はいまの状態が続く方向
| 地域 | いまの倍率(順位)と、弊社の見立て |
|---|---|
| 県央 | 1.23倍(最も高い)。徳島を中心に、いまの状態が続く方向 |
| 県西 | 1.04倍(2番目)。正社員の採用ほど採りにくくなる方向(パートはいまは採りやすい側) |
| 県南 | 0.98倍(最も低い)。いまは最も採りやすい側、この先は採りにくくなる方向 |
自社のある地域の行を見れば、いまの位置とこの先の向きを一度に確かめられます。
採用が厳しい地域でも、3か月で応募17人・内定3人
地方採用ワークスでご支援した例を1つご紹介します。
岐阜県大野郡白川村の、従業員20名ほどの総合建設会社様では、支援開始から3か月で応募が17人、うち3人の内定に至りました。有資格者の採用にもつながっています。
足りないと答えた企業が66.0%に上る建設で、しかも採用が厳しい地域での結果です。同じ結果をお約束できるものではありませんが、条件が厳しくても、打ち手は残っています。
地方採用ワークスは、都市部より母数が少ない地方の採用を専門に、数多くの企業様をご支援してきた会社です。地方の企業が中心ですが、都市部の企業様からのご依頼もいただいています。採用ブランディングの設計から採用サイトの制作、応募を獲得したあとの一次面接やフォローまでをご支援しています。
いまの状況をお聞かせいただければ、どう応募を獲得するかの設計から、ご一緒に整理します。まずはお気軽にご相談ください。
この記事を書いた人

たまちゃん
マーケティングデザイン部 マネージャー/Webマーケター 大学在学中に、複数Webメディアを立ち上げ、アフィリエイターとして法人化。設立から2年後、社会貢献などの「働きがい」を求め、リーピーにジョイン。 現在は、現場で培ったWebサイトの運用経験を元に、お客様サイトの運用代行や自社コーポレートサイトの運用など、幅広いマーケティング領域を担当。