【最新版/エリア別】「神奈川県」の採用活動の難易度は?統計データを元に徹底解説!
求人を出しても、応募がなかなか来ない……。同じ神奈川県でも、自社のある地域はどうなのか、気になっている方もいると思います。
ハローワークの統計と人口の将来推計という、出どころの違うデータを組み合わせると、県内7地域それぞれの採用の状況が見えてきます。
本記事では、2026年10月時点の国と神奈川労働局の公表内容をもとに、統計の数字をかみ砕いてご紹介します。ぜひ最後までお付き合いください!
この記事でわかること
- 7地域それぞれの、いまの求人倍率と県内での位置
- コロナ前から現在までの、倍率と求人・求職者の動き
- 働く世代の将来推計から見た、地域のこれから
神奈川県内の市町村で採用に使える補助金・奨励金は、自治体ごとに整理した記事にまとめています。
【7選】「神奈川県」で採用活動に使える補助金は?採用サイト・採用動画・求人掲載の費用をまとめて紹介!
神奈川県で採用ページや採用動画にお金をかけたい。そう思って市役所の産業振興のページを開いても、名前に「採用」が付く制度がなかなか出てこない……。そこで手が止まっている方は多いと思います。 県と市町村の制度を数え直すと、採用活動の費用に使える制度は7件ありました。採用サイトや採用動画の制作費なら
※本記事は国や労働局が公表している統計の内容を元に、「より分かりやすく」を趣旨にまとめさせていただいたものです。記載の内容については、一切の責任を負いかねますので、最新の数値は必ず各公表元でご確認いただきますようお願いいたします。
県内の求人倍率は、地域で0.60〜1.00倍と開く
2026年7月の有効求人倍率は、7地域のうち横浜が1.00倍で最も高く、湘南が0.60倍で最も低い値です。
有効求人倍率は、仕事を探す人1人に対する求人の数で、1倍で両者が釣り合います。1倍を超えると求人のほうが多く会社の側が選ばれる立場、下回ると求職者のほうが多い状態です。県全体の0.81倍は、仕事を探す人10人に対して、求人が8件ある計算です。
この記事では、倍率が高いほど「採りにくい」、低いほど「採りやすい」と言い、7地域の中のいまの位置を「〜側」、推移と推計から見た向きを「〜なる方向」と呼び分けます。
地域の倍率は、地元のハローワークで受け付けた求人と仕事を探す人の釣り合いで、地域で働ける仕事の全体の量ではありません。東京など県外で受け付けた求人は、働く場所が県内でも入りません。
求人は事業所のある場所、仕事を探す人は住んでいる場所のハローワークで数えます。事業所の集まる中区・西区などを受け持つハローワーク横浜は、1.47倍と県内で最も高い値です。
一方、住宅地の多い所は0.54〜0.60倍と低く出ます。
また、仕事を探す人には、東京など県外で働く人も入ります。県内のハローワークの紹介で決まったフルタイムの就職のうち、2026年7月は30.7%が他県の求人で、川崎では50.0%でした。求職者の全員が、地元で働きたい人とは限りません。
地域は、倍率を出せるようハローワークの受け持ちに合わせ、県の統計の6地域から相模原市を分けた7つです。倍率は毎年7月どうしで比べます。
仕事を探す人の数は、2021年9月からネットで登録した人も入るため多めに出ます。県全体はコロナ前の1.13倍から下がり、7地域ともコロナ前を下回ります。

出典: 弊社作成。元の統計は神奈川労働局「神奈川労働市場月報」のページ(2026年10月時点)
※県の6地域の区分とは、4か所の入る地域が違います。横浜市鶴見区は「川崎」、横浜市金沢区は「横須賀三浦」、鎌倉市は「湘南」、秦野市は「県西」の節をご覧ください。
働く世代(15〜64歳)のこれからは、国立社会保障・人口問題研究所の推計で、2020年を100人とした人数で示します。いまの傾向が続いた場合の見込みです。

出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
2050年には、川崎は93人を保ち、横須賀三浦は63人まで減る推計です。
参考サイト:『神奈川労働局「神奈川労働市場月報」(2017〜2026年の各7月分)』『神奈川労働局「ハローワークの所在地・管轄一覧」(2026年10月時点)』『神奈川県「令和2年国勢調査 神奈川県人口等基本集計結果」(2020年10月1日現在)』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」(令和5年推計)』
横浜(中区・港北区・戸塚区など)の採用マーケット
横浜の2026年7月の倍率は1.00倍で、求人と仕事を探す人がほぼ同じ数です。7地域で唯一、1倍を下回っていない地域です。

出典: 弊社作成。元の統計は神奈川労働局「神奈川労働市場月報」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
横浜は、2020年から1倍前後で上下している
コロナ前の2019年7月は1.46倍、コロナ禍の2020年7月は0.98倍でした。
その後は1倍前後で上下し、1年前は1.05倍でした。
2019年7月より、求人は11.1%減り、求職者は29.9%増えました。
2026年7月は、フルタイムが0.93倍、パートが1.10倍です。
地域の中では、ハローワーク横浜が1.47倍、港北が0.85倍、戸塚が0.55倍です。
横浜の倍率には、仕事を探す人だけを受け付けるハローワークプラザよこはまの人数も含めています。横浜市西区にあるため横浜に入れており、除くと1.10倍です。
横浜の働く世代は、2050年に82人の推計
2020年に100人いた働く世代は、2035年に93人ほど、2050年に82人ほどになる推計です。
【見解】横浜は、採りにくい側のまま続く方向
弊社は、横浜は中区・西区などを中心に、最も採りにくい側のまま続く方向と見ています。根拠は、倍率が2020年7月から1倍前後で上下し、働く世代も県全体並みの推計であることです。ただし戸塚は0.55倍と採りやすい側で、求職者が29.9%増えた流れが続けば、採りやすくなる方向に傾きます。
参考サイト:『神奈川労働局「神奈川労働市場月報」』『神奈川労働局「ハローワーク関連施設のご案内」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』
川崎(川崎市・横浜市鶴見区)の採用マーケット
川崎の2026年7月の倍率は0.78倍で、仕事を探す人10人に対して、求人が8件ある計算です。倍率は、7地域で3番目に高い値です。

出典: 弊社作成。元の統計は神奈川労働局「神奈川労働市場月報」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
川崎は、求人も求職者もコロナ前より増えた
コロナ前の2019年7月は0.93倍、コロナ禍の2020年7月は0.66倍でした。
その後は上下を繰り返し、1年前は0.70倍でした。
2019年7月より、求人は5.0%増え、求職者は24.6%増えました。求人がコロナ前より増えたのは、7地域で川崎だけです。
2026年7月は、フルタイムが0.77倍、パートが0.80倍です。
地域の中では、ハローワーク川崎が1.08倍、川崎北が0.60倍です。
川崎の働く世代は、7地域で最も保たれる推計
2020年に100人いた働く世代は、2035年も100人ほど、2050年に93人ほどになる推計です。
【見解】川崎は、いまの状態が続く方向
弊社は、川崎はいまの状態が続く方向と見ています。根拠は、求人がコロナ前より増えた一方、働く世代も7地域で最も保たれる推計であることです。ただし、この1年で14.1%増えた求人の増え方が続けば、採りにくくなる方向に傾きます。
参考サイト:『神奈川労働局「神奈川労働市場月報」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』
相模原(相模原市)の採用マーケット
相模原の2026年7月の倍率は0.82倍で、仕事を探す人10人に対して、求人が8件ある計算です。倍率は、横浜に次いで7地域で2番目に高い値です。

出典: 弊社作成。元の統計は神奈川労働局「神奈川労働市場月報」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
相模原は、上がり下がりを繰り返している
コロナ前の2019年7月は1.07倍、コロナ禍の2020年7月は0.75倍でした。
2022年7月からは0.69〜0.87倍の間で上下し、1年前の0.69倍は2017年以降の最低でした。
2019年7月より、求人は4.6%減り、求職者は24.2%増えました。
2026年7月は、フルタイムが0.80倍、パートが0.85倍です。
相模原の働く世代は、2050年に76人の推計
2020年に100人いた働く世代は、2035年に91人ほど、2050年に76人ほどになる推計です。減り方は、県全体より速い見込みです。
【見解】相模原は、いまの状態が続く方向
弊社は、相模原はいまの状態が続く方向と見ています。根拠は、倍率が2022年7月から0.69〜0.87倍の間で上下し、求人の減り方も県全体より小さいことです。ただし、この1年の倍率の上げが続けば、採りにくくなる方向に傾きます。
参考サイト:『神奈川労働局「神奈川労働市場月報」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』
横須賀三浦(横須賀市・金沢区など)の採用マーケット
横須賀三浦の2026年7月の倍率は0.63倍で、仕事を探す人10人に対して、求人が6件ある計算です。倍率は、湘南に次いで低い値です。

出典: 弊社作成。元の統計は神奈川労働局「神奈川労働市場月報」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
横須賀三浦は、仕事を探す人の増え方が小さい
コロナ前の2019年7月は0.78倍、コロナ禍の2020年7月は0.52倍でした。
その後は2024年7月の0.68倍まで上がり、1年前は0.59倍でした。
2019年7月より、求人は12.7%減り、求職者は8.5%増えました。求職者の増え方は、県全体より小さい値です。
2026年7月は、フルタイムが0.66倍、パートが0.59倍です。
地域の中では、ハローワーク横須賀が0.68倍、横浜南が0.57倍です。
横須賀三浦の働く世代は、最も大きく減る推計
2020年に100人いた働く世代は、2035年に82人ほど、2050年に63人ほどになる推計です。
【見解】横須賀三浦は、長い目で採りにくくなる方向
弊社は、横須賀三浦は長い目で見て、最も採りにくくなる方向と見ています。根拠は、働く世代の減り方が7地域で最も大きい推計で、求職者の増え方も8.5%と県全体より小さいことです。ただし求人も12.7%減っており、採りにくくなるのは求人の数がいまの水準で続いた場合です。
参考サイト:『神奈川労働局「神奈川労働市場月報」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』
県央(厚木市・大和市など)の採用マーケット
県央の2026年7月の倍率は0.67倍で、仕事を探す人10人に対して、求人が7件ある計算です。7地域で唯一、倍率がコロナ禍の頃を下回っています。

出典: 弊社作成。元の統計は神奈川労働局「神奈川労働市場月報」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
県央は、求人が7地域で最も大きく減った
コロナ前の2019年7月は1.19倍、コロナ禍の2020年7月は0.76倍でした。
1年前は0.68倍で、いまの0.67倍は2017年以降で最も低い値です。
2019年7月より、求人は27.4%減り、求職者は30.2%増えました。
2026年7月は、フルタイムが0.73倍、パートが0.57倍です。
地域の中では、ハローワーク厚木が0.74倍、大和が0.56倍です。
県央の働く世代は、2050年に79人の推計
2020年に100人いた働く世代は、2035年に93人ほど、2050年に79人ほどになる推計です。
【見解】県央は、採りやすくなる方向
弊社は、県央は採りやすくなる方向と見ています。根拠は、求人の減り方が27.4%と7地域で最も大きく、倍率も2017年以降で最も低い値まで下がったことです。ただし、この1年はほぼ横ばいで、下げ止まれば、いまの状態が続く方向に傾きます。
参考サイト:『神奈川労働局「神奈川労働市場月報」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』
湘南(藤沢市・平塚市・鎌倉市など)の採用マーケット
湘南の2026年7月の倍率は0.60倍で、仕事を探す人10人に対して、求人が6件ある計算です。7地域で最も、仕事を探す人のほうが多い地域です。

出典: 弊社作成。元の統計は神奈川労働局「神奈川労働市場月報」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
湘南は、倍率がコロナ禍の頃とほぼ同じ
コロナ前の2019年7月は0.91倍、コロナ禍の2020年7月は0.59倍でした。
2022年7月の0.71倍からは少しずつ下がり、1年前は0.65倍でした。
2019年7月より、求人は19.4%減り、求職者は22.9%増えました。求人の減り方は、県央に次いで大きい値です。
2026年7月は、フルタイムが0.62倍、パートが0.57倍です。
地域の中では、ハローワーク平塚が0.69倍、藤沢が0.54倍です。
湘南の働く世代は、県央とほぼ同じ推計
2020年に100人いた働く世代は、2035年に93人ほど、2050年に79人ほどになる推計です。
【見解】湘南は、採りやすい側のまま続く方向
弊社は、湘南は7地域で最も採りやすい側のまま、いまの状態が続く方向と見ています。根拠は、倍率が2022年7月から0.60〜0.71倍の低い範囲にあり、働く世代の推計も県全体並みであることです。ただし、増えてきた求職者の数が減り始めれば、採りにくくなる方向に傾きます。
参考サイト:『神奈川労働局「神奈川労働市場月報」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』
県西(小田原市・秦野市など)の採用マーケット
県西の2026年7月の倍率は0.76倍で、仕事を探す人10人に対して、求人が8件ある計算です。倍率は、7地域で4番目の中ほどの値です。

出典: 弊社作成。元の統計は神奈川労働局「神奈川労働市場月報」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
県西は、ここ4年ほぼ同じ倍率が続く
コロナ前の2019年7月は0.86倍、コロナ禍の2020年7月は0.55倍でした。
2023年7月からは0.75〜0.79倍の間で動き、1年前も0.75倍でした。
2019年7月より、求人は2.1%減り、求職者は10.7%増えました。
2026年7月は、フルタイムが0.80倍、パートが0.71倍です。
地域の中では、ハローワーク小田原が0.84倍、松田が0.67倍です。
県西の働く世代は、2番目に大きく減る推計
2020年に100人いた働く世代は、2035年に83人ほど、2050年に64人ほどになる推計です。
【見解】県西は、長い目で見て採りにくくなる方向
弊社は、県西は長い目で見て、採りにくくなる方向と見ています。根拠は、働く世代の減り方が横須賀三浦に次いで大きい推計で、求職者の増え方も10.7%と県全体より小さいことです。ただし倍率は2023年7月からほぼ動いておらず、採りにくくなるのは求人の数がいまの水準で続いた場合です。
参考サイト:『神奈川労働局「神奈川労働市場月報」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』
まとめ:7地域の今と、弊社の見立て
いまの倍率では、最も採りやすい側は湘南、最も採りにくい側は横浜です。弊社は、県央は採りやすくなる方向、横須賀三浦と県西は採りにくくなる方向と見ています。残る4地域は、いまの状態が続く方向です。
県央は採りやすくなる方向、横須賀三浦と県西はその逆
| 地域 | いまの倍率(順位)。弊社の見立て |
|---|---|
| 横浜 | 1.00倍(最も高い)。中区・西区などを中心に、最も採りにくい側のまま続く方向(戸塚は採りやすい側) |
| 川崎 | 0.78倍(3番目に高い)。いまの状態が続く方向 |
| 相模原 | 0.82倍(2番目に高い)。いまの状態が続く方向 |
| 横須賀三浦 | 0.63倍(2番目に低い)。長い目で見て、最も採りにくくなる方向 |
| 県央 | 0.67倍(3番目に低い)。採りやすくなる方向 |
| 湘南 | 0.60倍(最も低い)。最も採りやすい側のまま続く方向 |
| 県西 | 0.76倍(4番目)。長い目で見て採りにくくなる方向 |
自社のある地域の行が、いまの位置とこれからの向きです。
採用が厳しい地域でも、3か月で応募17人・内定3人
地方採用ワークスでご支援した例を1つご紹介します。
岐阜県大野郡白川村の、従業員20名ほどの総合建設会社様では、支援開始から3か月で応募が17人、うち3人の内定に至りました。有資格者の採用にもつながっています。
足りないと答えた企業が66.0%に上る建設で、しかも採用が厳しい地域での結果です。同じ結果をお約束できるものではありませんが、条件が厳しくても、打ち手は残っています。
地方採用ワークスは、都市部より母数が少ない地方の採用を専門に、数多くの企業様をご支援してきた会社です。地方の企業が中心ですが、都市部の企業様からのご依頼もいただいています。採用ブランディングの設計から採用サイトの制作、応募を獲得したあとの一次面接やフォローまでをご支援しています。
いまの状況をお聞かせいただければ、どう応募を獲得するかの設計から、ご一緒に整理します。まずはお気軽にご相談ください。
この記事を書いた人

たまちゃん
マーケティングデザイン部 マネージャー/Webマーケター 大学在学中に、複数Webメディアを立ち上げ、アフィリエイターとして法人化。設立から2年後、社会貢献などの「働きがい」を求め、リーピーにジョイン。 現在は、現場で培ったWebサイトの運用経験を元に、お客様サイトの運用代行や自社コーポレートサイトの運用など、幅広いマーケティング領域を担当。