【最新版/エリア別】「新潟県」の採用活動の難易度は?統計データを元に徹底解説!
求人票を出して何週間もたつのに、問い合わせの電話が鳴らない……。自社のある地域が県内のほかと比べてどうなのかは、見えにくいものです。
ハローワークの求人と求職者の統計に、人口の将来推計という出どころの違うデータを重ねると、県内の地域ごとの採用の様子が見えてきます。
本記事では、2026年10月時点の国と新潟労働局の公表内容をもとに、統計の数字をかみ砕いてご紹介します。ぜひ最後までお付き合いください!
この記事でわかること
- 7つの地域それぞれの、いまの求人倍率
- コロナ前の2019年から現在までの、倍率の動き
- 働く世代の将来推計から見た、地域ごとのこれから
県内の市町村で採用に使える補助金・奨励金は、別の記事にまとめています。
【20選】「新潟県」で採用活動に使える補助金は?採用サイト・求人・説明会の費用をまとめて紹介!
新潟県で採用サイトや求人広告にお金をかけたい。そう思って市の補助金一覧を開いたものの、並ぶのは設備投資や販路開拓のものばかりで、採用に使えるものが見当たらない……。そこで手が止まっている方は多いと思います。 実は、県内には採用活動の費用に使える制度が20件あります。採用サイトの制作費なら柏崎市
※本記事は国や労働局が公表している統計の内容を元に、「より分かりやすく」を趣旨にまとめさせていただいたものです。記載の内容については、一切の責任を負いかねますので、最新の数値は必ず各公表元でご確認いただきますようお願いいたします。
県内の求人倍率は、地域で1.15〜1.68倍と開く
2026年7月の有効求人倍率は、7地域のうち魚沼が1.68倍で最も高く、下越が1.15倍で最も低い値です。同じ県内でも、地域によって求人の多さには差があります。
有効求人倍率は、仕事を探す人1人に対して、求人がいくつあるかを示す数字です。1倍を超えると求人のほうが多く、1倍を下回ると求職者のほうが多い状態です。県全体の1.35倍は、仕事を探す人10人に対して求人が14件ある計算です。
この記事では、倍率が高いほど会社が人を「採りにくい」、低いほど「採りやすい」と言います。いまの倍率の7地域の中での位置は「採りやすい側/採りにくい側」、ここ数年の動きと人口の推計から見た向きは「〜なる方向」と書き分けます。1倍を超えているうちは、採りやすい側でも会社の側が選ばれる立場です。
地域は県の7つの圏域に合わせました。倍率は季節で上下するので毎年7月どうしで比べ、コロナ前の2019年7月も並べます。2021年9月からは、ネットで登録した求職者も数に入るため、その分多めに出ます。

出典: 弊社作成。元の統計は新潟労働局「一般職業紹介状況」のページ(2026年10月時点)
※地域の数字は、地域の中にあるハローワークの数字を足したものです。受け持ちと圏域が一部ずれるため、阿賀野市(新発田の受け持ち)は下越、燕市・弥彦村(巻)は新潟、見附市(三条)は県央の数字に入ります。
働く世代の推計は国立社会保障・人口問題研究所によるもので、2020年を100人としたときの人数です。

出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
2050年には、最も保たれる新潟でも65人、佐渡は43人まで減る推計です。
参考サイト:『新潟労働局「一般職業紹介状況」(2019〜2026年の各7月分)』『新潟労働局「労働市場月報」(2026年7月分)』『社人研「日本の地域別将来推計人口」(令和5年推計)』『新潟県「二次保健医療圏」(2026年10月時点)』『新潟労働局「ハローワーク一覧」(2026年10月時点)』『新潟県「人口時系列データ」(2015〜2025年の国勢調査)』『新潟県「新潟県人口移動調査」(2025年)』
下越(新発田市・村上市・胎内市など)の採用マーケット
下越の倍率は2026年7月で1.15倍、仕事を探す人10人に対して求人が12件です。7地域で最も倍率が低く、求人と求職者の数が最も近い地域です。

出典: 弊社作成。元の統計は新潟労働局「一般職業紹介状況」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
下越は、7地域で唯一コロナ前より求人が増えた
コロナ前の2019年7月は1.23倍、コロナ禍の2020年7月は0.99倍で、その後もこの間で動き、いまは1年前とほぼ同じです。
2019年7月と比べると、求人は1.0%増え、求職者は8.5%増えました。
下越の働く世代は、2050年に100人が55人の推計
推計では、2020年に100人いた働く世代が、2035年に77人ほど、2050年に55人ほどになります。減り方は7地域で3番目に大きい推計です。
【見解】下越は、最も採りやすい側のまま続く方向
弊社は、下越は最も採りやすい側のまま、いまの状態が続く方向と見ています。根拠は、2019年からの7月の倍率が0.99〜1.23倍の間に収まり、7地域で唯一、求人がコロナ前より増えていることです。ただし、働く世代の減り方は7地域で3番目に大きく、長い目では採りにくくなる見込みもあります。
参考サイト:『新潟労働局「一般職業紹介状況」』『社人研「日本の地域別将来推計人口」』
新潟(新潟市・五泉市・阿賀町)の採用マーケット
新潟地域の倍率は2026年7月で1.43倍、仕事を探す人10人に対して求人が14件です。7地域の中で、倍率が3年続けて下がったのは新潟地域だけです。

出典: 弊社作成。元の統計は新潟労働局「一般職業紹介状況」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
新潟地域は、コロナ前より求人が16.2%減った
コロナ前の2019年7月は1.77倍、コロナ禍の2020年7月は1.35倍でした。
2023年7月の1.72倍からは、3年続けて下がっています。
2019年7月と比べると、求人は16.2%減り、求職者は3.9%増えました。
新潟地域の働く世代は、7地域で最も保たれる推計
推計では、2020年に100人いた働く世代が、2035年に85人ほど、2050年に65人ほどになります。
【見解】新潟地域は、少しずつ採りやすくなる方向
弊社は、新潟地域は少しずつ採りやすくなる方向と見ています。根拠は、倍率が2023年7月の1.72倍から3年続けて下がっていることと、働く世代の減り方が7地域で最も小さいことです。ただし、いまも倍率は県全体より高く、求人のほうが多い状態は続くと見ています。
参考サイト:『新潟労働局「一般職業紹介状況」』『社人研「日本の地域別将来推計人口」』
県央(三条市・加茂市・田上町)の採用マーケット
県央の倍率は2026年7月で1.49倍、仕事を探す人10人に対して求人が15件です。コロナ前からの倍率の下がり幅は、7地域で最も大きい地域です。

出典: 弊社作成。元の統計は新潟労働局「一般職業紹介状況」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
県央は、この2年で倍率が上がった
コロナ前の2019年7月は2.00倍で、そこから2026年7月までに求人は17.6%減りました。
コロナ禍の2020年7月と2024年7月はどちらも1.24倍で、そこから2年でいまの1.49倍まで上がりました。
この1年で、求人は8.3%増え、求職者は3.9%減りました。
県央の働く世代は、2050年に100人が54人の推計
推計では、2020年に100人いた働く世代が、2035年に79人ほど、2050年に54人ほどになります。減り方は7地域で5番目と、中ほどの推計です。
【見解】県央は、3番目に高い位置のまま続く方向
弊社は、県央は7地域で3番目に高い位置のまま、いまの状態が続く方向と見ています。根拠は、倍率が2021年からは1.24〜1.69倍の間を上下し、働く世代の減り方が5番目と中ほどの推計であることです。ただし、この2年は求人が増えて1.24倍から1.49倍まで上がり、この動きが続けば採りにくくなる方向に変わります。
参考サイト:『新潟労働局「一般職業紹介状況」』『社人研「日本の地域別将来推計人口」』
中越(長岡市・柏崎市・小千谷市など)の採用マーケット
中越の倍率は2026年7月で1.18倍、仕事を探す人10人に対して求人が12件です。下越に次いで、7地域で2番目に倍率が低い地域です。

出典: 弊社作成。元の統計は新潟労働局「一般職業紹介状況」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
中越は、コロナ前より求職者が6.4%増えた
コロナ前の2019年7月は1.40倍、コロナ禍の2020年7月は0.93倍でした。
2022年7月に1.38倍まで戻ったあとは下がり、1年前は1.13倍でした。
2019年7月と比べると、求人は10.3%減り、求職者は6.4%増えました。
中越の働く世代は、新潟地域に次いで保たれる推計
推計では、2020年に100人いた働く世代が、2035年に82人ほど、2050年に61人ほどになります。
一方、2025年の国勢調査の速報では、人口が推計の見込みより6,830人少ない結果でした。
【見解】中越は、いまの状態が続く方向
弊社は、中越は採りやすい側のまま、いまの状態が続く方向と見ています。根拠は、求職者がコロナ前より6.4%増えていることと、働く世代の減り方が新潟地域に次いで小さい推計であることです。ただし2025年の人口は推計より6,830人少なく、このまま推計より速く減れば採りにくくなる方向に変わります。
参考サイト:『新潟労働局「一般職業紹介状況」』『社人研「日本の地域別将来推計人口」』『新潟県「人口時系列データ」』
魚沼(南魚沼市・十日町市・魚沼市など)の採用マーケット
魚沼の倍率は2026年7月で1.68倍、仕事を探す人10人に対して求人が17件です。7地域で最も倍率が高く、会社の側が最も選ばれる立場にある地域です。

出典: 弊社作成。元の統計は新潟労働局「一般職業紹介状況」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
魚沼は、求職者が減りコロナ前より倍率が高い
コロナ前の2019年7月は1.64倍、コロナ禍の2020年7月は0.95倍でした。
1年前は1.81倍でした。
2019年7月と比べると、求人は4.4%減り、求職者は6.6%減りました。求職者の減り方が求人より大きく、倍率はコロナ前を上回っています。
魚沼の働く世代は、7地域で2番目に大きく減る推計
推計では、2020年に100人いた働く世代が、2035年に73人ほど、2050年に49人ほどになります。
2025年の転入から転出を引いた数は1,013人の減少で(県内の移動を含みます)、人口あたりでは7地域で最も大きい減り方です。
【見解】魚沼は、最も採りにくい側のまま続く方向
弊社は、魚沼は最も採りにくい側のまま、その状態が続く方向と見ています。根拠は、求職者がコロナ前より6.6%減っていることと、転入より転出の多い度合いが、人口あたりで7地域で最も大きいことです。ただし、この1年で求人は12.7%減っており、この状態が続くのは求人の数がいまの水準で保たれた場合です。
参考サイト:『新潟労働局「一般職業紹介状況」』『社人研「日本の地域別将来推計人口」』『新潟県「新潟県人口移動調査」』
上越(上越市・糸魚川市・妙高市)の採用マーケット
上越の倍率は2026年7月で1.31倍、仕事を探す人10人に対して求人が13件です。この1年の倍率の下がり幅は、7地域で最も大きい値です。

出典: 弊社作成。元の統計は新潟労働局「一般職業紹介状況」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
上越は、この1年で求職者が8.3%増えた
コロナ前の2019年7月は1.48倍、コロナ禍の2020年7月は1.23倍でした。
2022年7月の1.54倍が2019年以降で最も高く、そこから2025年7月までの3年は1.40〜1.45倍の間で動きました。
この1年で、求人は2.0%減り、求職者は8.3%増えました。
上越の働く世代は、県全体より速く減る推計
推計では、2020年に100人いた働く世代が、2035年に78人ほど、2050年に55人ほどになります。減り方は7地域で4番目で、県全体(2035年81人・2050年60人)より速い推計です。
2025年の国勢調査の速報では、人口は推計の見込みより142人少なく、7地域で最も見込みに近い結果でした。
【見解】上越は、中ほどの位置のまま続く方向
弊社は、上越は7地域の中ほどの位置のまま、いまの状態が続く方向と見ています。根拠は、倍率が2023年からの3年は1.40〜1.45倍の間で動き、働く世代の減り方も7地域で4番目と中ほどの推計であることです。ただし、この1年は求職者が8.3%増えて1.31倍まで下がり、この動きが続けば採りやすくなる方向に変わります。
参考サイト:『新潟労働局「一般職業紹介状況」』『社人研「日本の地域別将来推計人口」』
佐渡(佐渡市)の採用マーケット
佐渡の倍率は2026年7月で1.51倍、仕事を探す人10人に対して求人が15件です。倍率は7地域で2番目に高く、コロナ前より高い水準です。

出典: 弊社作成。元の統計は新潟労働局「一般職業紹介状況」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
佐渡は、求職者がコロナ前より16.8%減った
コロナ前の2019年7月は1.41倍、1年前は1.23倍でした。佐渡は求人も求職者も数百人の規模で、少しの増減で倍率が大きく動きます。
2019年7月と比べると、求人は10.4%減り、求職者は16.8%減りました。求人より求職者が大きく減り、倍率が上がりました。
佐渡の働く世代は、7地域で最も大きく減る推計
推計では、2020年に100人いた働く世代が、2035年に68人ほど、2050年に43人ほどになります。
2025年の転入から転出を引いた数は290人の減少で(県内の移動を含みます)、人口あたりでは魚沼に次いで2番目に大きい減り方です。
【見解】佐渡は、長い目で見て採りにくくなる方向
弊社は、佐渡は長い目で見て、7地域で最も採りにくくなる方向と見ています。根拠は、働く世代の減り方が7地域で最も大きい推計で、求職者もコロナ前より16.8%減っていることです。ただし求人もコロナ前より10.4%少なく、採りにくくなるのは求人の数がいまの水準で続いた場合です。
参考サイト:『新潟労働局「一般職業紹介状況」』『社人研「日本の地域別将来推計人口」』
まとめ:7地域の今と、弊社の見立て
7地域とも、いまは求人のほうが多い状態です。いまの倍率で見ると、最も採りやすい側は下越、最も採りにくい側は魚沼です。弊社は、この先は新潟地域が採りやすくなる方向、佐渡が長い目で採りにくくなる方向と見ています。ほかの5地域は、いまの位置のまま続く方向です。
新潟は採りやすく、佐渡は採りにくくなる方向
| 地域 | いまの倍率と、弊社の見立て |
|---|---|
| 下越 | 1.15倍(最も低い)。最も採りやすい側のまま、いまの状態が続く方向 |
| 新潟 | 1.43倍(4番目)。少しずつ採りやすくなる方向 |
| 県央 | 1.49倍(3番目に高い)。3番目に高い位置のまま、いまの状態が続く方向(この2年は上昇。続けば採りにくくなる方向) |
| 中越 | 1.18倍(2番目に低い)。採りやすい側のまま、いまの状態が続く方向 |
| 魚沼 | 1.68倍(最も高い)。最も採りにくい側のまま、その状態が続く方向 |
| 上越 | 1.31倍(5番目)。中ほどの位置のまま、いまの状態が続く方向(この1年は低下。続けば採りやすくなる方向) |
| 佐渡 | 1.51倍(2番目に高い)。長い目で見て、最も採りにくくなる方向 |
自社のある地域の行が、採用を考えるときの前提になります。
採用が厳しい地域でも、3か月で応募17人・内定3人
地方採用ワークスでご支援した例を1つご紹介します。
岐阜県大野郡白川村の、従業員20名ほどの総合建設会社様では、支援開始から3か月で応募が17人、うち3人の内定に至りました。有資格者の採用にもつながっています。
足りないと答えた企業が66.0%に上る建設で、しかも採用が厳しい地域での結果です。同じ結果をお約束できるものではありませんが、条件が厳しくても、打ち手は残っています。
地方採用ワークスは、都市部より母数が少ない地方の採用を専門に、数多くの企業様をご支援してきた会社です。地方の企業が中心ですが、都市部の企業様からのご依頼もいただいています。採用ブランディングの設計から採用サイトの制作、応募を獲得したあとの一次面接やフォローまでをご支援しています。
いまの状況をお聞かせいただければ、どう応募を獲得するかの設計から、ご一緒に整理します。まずはお気軽にご相談ください。
この記事を書いた人

たまちゃん
マーケティングデザイン部 マネージャー/Webマーケター 大学在学中に、複数Webメディアを立ち上げ、アフィリエイターとして法人化。設立から2年後、社会貢献などの「働きがい」を求め、リーピーにジョイン。 現在は、現場で培ったWebサイトの運用経験を元に、お客様サイトの運用代行や自社コーポレートサイトの運用など、幅広いマーケティング領域を担当。