【最新版/エリア別】「山口県」の採用活動の難易度は?統計データを元に徹底解説!
求人を出してしばらくたっても、応募の連絡が来ない……。同じ山口県でも、自社のある地域はほかと比べてどうなのか、気になっている方もいるはずです。
ハローワークの統計と人口の将来推計という、出どころの違うデータを組み合わせると、県内7地域それぞれの採用の状況が見えてきます。
本記事では、2026年10月時点の国と山口労働局の公表内容をもとに、統計の数字をかみ砕いてご紹介します。ぜひ最後までお付き合いください!
この記事でわかること
- 7地域それぞれの、2025年度の求人倍率
- コロナ前の2018年度からの、倍率の動き
- 働く世代の将来推計から見た、地域のこれから
山口県内の市町で採用に使える補助金・奨励金は、市町ごとに記事にまとめています。
【18選】「山口県」で採用活動に使える補助金は?採用サイト・Web広告・人材紹介の費用をまとめて紹介!
山口県で採用サイトや求人広告にお金をかけたい。そう思って県の労働政策課のページを開いても、見つかるのは県の制度ばかりで、自社の市や町にどんな補助金があるのかが分からない……。そこで手が止まっている方は多いと思います。 実は、県内には採用活動の費用に使える制度が18件あります。採用サイトの制作費
※本記事は国や労働局が公表している統計の内容を元に、「より分かりやすく」を趣旨にまとめさせていただいたものです。記載の内容については、一切の責任を負いかねますので、最新の数値は必ず各公表元でご確認いただきますようお願いいたします。
県内の求人倍率は、地域で1.09〜1.61倍と開く
2025年度(2025年4月〜2026年3月)の平均の有効求人倍率は、下関が1.61倍で最も高く、柳井が1.09倍で最も低い値でした。7地域とも求人のほうが多いものの、その多さは地域で違います。
有効求人倍率は、仕事を探している人1人に対して、求人がいくつあるかを表す数字です。1倍でちょうど釣り合い、1倍を超えると求人のほうが多く、会社の側が選ばれる立場になります。県全体の1.35倍は、仕事を探す人10人に対して、求人が14件ある計算です。
数字は、県内のハローワークで受け付けた求人で数えた値です。県外のハローワークで受け付けた、県内で働く求人は入らないため、低めに出ます。
この記事では、倍率が高いほど「採りにくい」、低いほど「採りやすい」と表します。1倍を超えていれば、採りやすい地域でも求人のほうが多い状態です。いまの倍率の7地域での位置は「〜側」、ここ数年の推移と働く世代の推計を地域どうしで比べた向きは「〜方向」と書き分けます。
地域は県の保健医療圏に合わせ、長門市の分が萩のハローワークの数字に含まれるため、萩と長門を1つにした7つです。
倍率は季節で上下するので、年度の平均どうしで比べ、コロナ前の2018年度、コロナ禍の2020年度と並べます。

出典: 弊社作成。元の統計は山口労働局「労働市場年報」のページ(2026年10月時点)
※地域の数字はハローワークの受け持ちで分け、周南は徳山と下松、山口・防府は山口と防府を足した値です。
※求職者の数には、2021年9月から、ハローワークに来ずにネットで登録した人も入っています。
柳井・萩・長門・防府と岩国のハローワークは規模が小さく、少しの増減で倍率が動くため、数年の流れで見ます。
働く世代は、国立社会保障・人口問題研究所の推計で、2020年に100人いた15〜64歳が何人になるかの見込みです。

出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
2050年には、山口・防府は73人、萩・長門は39人まで減る推計です。
参考サイト:『山口労働局「労働市場年報」(平成29〜令和7年度版)』『山口労働局「山口県の雇用情勢」(2026年7月分)』『社人研「日本の地域別将来推計人口」(令和5年推計)』『山口県「外来機能報告制度・令和7年度報告結果」二次保健医療圏と市町(2026年4月17日更新)』『総務省統計局「令和7年国勢調査 人口等基本集計」(2026年9月29日公表)』
岩国(岩国市・和木町)の採用マーケット
岩国の2025年度の平均の倍率は1.20倍で、仕事を探す人10人に対して、求人が12件でした。倍率は7地域で6番目で、採りやすい側にある地域です。

出典: 弊社作成。元の統計は山口労働局「労働市場年報」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
岩国は、この1年の倍率の動きが小さい
コロナ前の2018年度は1.48倍、コロナ禍の2020年度は1.06倍でした。
2025年度は、1年前の1.23倍から少し下がった程度です。
2018年度から、求人は14.0%減り、求職者は5.9%増えました。
岩国の働く世代は、下関とほぼ同じ減り方の推計
2020年に100人いた働く世代は、2035年に80人、2050年に57人になる推計です。県全体の83人・62人より少し速い減り方です。
2025年の国勢調査の人口は、推計の見込みより2,146人少ない値でした。
【見解】岩国は、いまの状態が続く方向
弊社は、岩国は採りやすい側のまま、いまの状態が続く方向と見ています。根拠は、2025年度の倍率が1年前とほぼ同じで、働く世代の減り方も県全体より少し速い程度であることです。ただし、2018年度から求人は14.0%減り、採りやすくなる向きに働いてきた地域です。
参考サイト:『山口労働局「労働市場年報」』『社人研「日本の地域別将来推計人口」』『総務省統計局「令和7年国勢調査 人口等基本集計」』
柳井(柳井市・周防大島町など)の採用マーケット
柳井の2025年度の平均の倍率は1.09倍で、仕事を探す人10人に対して、求人が11件でした。倍率は7地域で最も低く、求人と求職者の数が最も近い地域です。

出典: 弊社作成。元の統計は山口労働局「労働市場年報」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
柳井は、求人の減り方が7地域で最も大きい
コロナ前の2018年度は1.48倍、コロナ禍の2020年度は1.16倍でした。
2018年度から、求人は28.6%減り、求職者も2.6%減りました。求職者より求人が大きく減ったことで、倍率が下がりました。
柳井の働く世代は、7地域で2番目に大きく減る推計
2020年に100人いた働く世代は、2035年に75人、2050年に49人になる推計です。
2025年の国勢調査の人口は、推計の見込みより354人少ない値でした。
【見解】柳井は、いまは採りやすく先は採りにくくなる方向
弊社は、柳井はいま7地域で最も採りやすい側にあり、この先は採りにくくなる方向と見ています。根拠は、倍率が最も低い1.09倍で、働く世代の減り方が2番目に大きい推計であることです。ただし求人の減り方も最も大きく、採りにくくなるのは求人の数がいまの水準で続いた場合です。
参考サイト:『山口労働局「労働市場年報」』『社人研「日本の地域別将来推計人口」』『総務省統計局「令和7年国勢調査 人口等基本集計」』
周南(周南市・下松市・光市)の採用マーケット
周南の2025年度の平均の倍率は1.26倍で、仕事を探す人10人に対して、求人が13件でした。倍率は、萩・長門と並んで7地域で4番目です。

出典: 弊社作成。元の統計は山口労働局「労働市場年報」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
周南は、2022年度の高い倍率から下がった
コロナ前の2018年度は1.44倍、コロナ禍の2020年度は1.16倍でした。
2022年度に1.57倍まで上がったあと、2025年度は1年前の1.35倍からも下がりました。
2018年度からの求人の減り方は8.8%で、7地域で2番目に小さい値です。
2025年度の倍率は、徳山のハローワークが1.38倍、下松が1.13倍です。
周南の働く世代は、7地域で2番目に保たれる推計
2020年に100人いた働く世代は、2035年に85人、2050年に64人になる推計です。
2025年の国勢調査の人口は、推計の見込みより1,144人多い値でした。人口が推計の見込みを上回ったのは、7地域で周南だけです。
【見解】周南は、いまの状態が続く方向
弊社は、周南はいまの状態が続く方向と見ています。根拠は、求人の減り方が7地域で2番目に小さく、働く世代の減り方も2番目に小さい推計で、求人と働き手がともに保たれていることです。ただし倍率は2022年度の1.57倍から下がってきており、この動きが続けば採りやすくなる方向に変わります。
参考サイト:『山口労働局「労働市場年報」』『社人研「日本の地域別将来推計人口」』『総務省統計局「令和7年国勢調査 人口等基本集計」』
山口・防府(山口市・防府市)の採用マーケット
山口・防府の2025年度の平均の倍率は1.30倍で、仕事を探す人10人に対して、求人が13件でした。倍率は7地域で3番目ですが、コロナ前から最も大きく下がった地域です。

出典: 弊社作成。元の統計は山口労働局「労働市場年報」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
山口・防府は、求人が減り倍率が大きく下がった
コロナ前の2018年度は1.73倍、コロナ禍の2020年度は1.15倍でした。
2025年度は、1年前の1.52倍から下がりました。
2018年度から、求人は21.1%減り、求職者は4.7%増えました。求人の減り方は、柳井に次いで2番目に大きい値です。
2025年度の倍率は、山口のハローワークが1.41倍、防府が1.13倍です。
山口・防府の働く世代は、7地域で最も保たれる推計
2020年に100人いた働く世代は、2035年に90人、2050年に73人になる推計です。
2025年の国勢調査の人口は、推計の見込みより1,076人少ない値でした。
【見解】山口・防府は、採りやすくなる方向
弊社は、山口・防府は人を採りやすくなる方向と見ています。根拠は、コロナ前からの倍率の下がり幅が7地域で最も大きく、働く世代の減り方が最も小さい推計であることです。ただし、山口のハローワークに限れば1.41倍で、求人のほうが多い状態ははっきり残っています。
参考サイト:『山口労働局「労働市場年報」』『社人研「日本の地域別将来推計人口」』『総務省統計局「令和7年国勢調査 人口等基本集計」』
宇部・小野田(宇部市・美祢市など)の採用マーケット
宇部・小野田の2025年度の平均の倍率は1.45倍で、仕事を探す人10人に対して、求人が15件でした。下関に次いで、採りにくい側にある地域です。

出典: 弊社作成。元の統計は山口労働局「労働市場年報」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
宇部・小野田は、求人の減り方が7地域で最も小さい
コロナ前の2018年度は1.63倍、コロナ禍の2020年度は1.48倍でした。
2018年度から、求人は5.4%減り、求職者は6.2%増えました。
宇部・小野田の働く世代は、2050年に60人の推計
2020年に100人いた働く世代は、2035年に82人、2050年に60人になる推計です。
2025年の国勢調査の人口は、推計の見込みより2,522人少ない値でした。
【見解】宇部・小野田は、採りにくい状態が続く方向
弊社は、宇部・小野田は採りにくい側のまま、その状態が続く方向と見ています。根拠は、倍率が2番目に高い1.45倍で、求人の減り方が7地域で最も小さいことです。ただし、2018年度から求職者は6.2%増え、その分は採りやすくなる向きに働いています。
参考サイト:『山口労働局「労働市場年報」』『社人研「日本の地域別将来推計人口」』『総務省統計局「令和7年国勢調査 人口等基本集計」』
下関(下関市)の採用マーケット
下関の2025年度の平均の倍率は1.61倍で、仕事を探す人10人に対して、求人が16件でした。県内で最も、会社の側が選ばれる立場にある地域です。

出典: 弊社作成。元の統計は山口労働局「労働市場年報」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
下関は、コロナ前に近い倍率を保っている
コロナ前の2018年度は1.71倍、コロナ禍の2020年度は1.35倍でした。
2022〜2025年度は1.60〜1.63倍の間で、大きな上下はありません。コロナ前からの下がり幅は、7地域で最も小さい値です。
2018年度から、求人は8.9%減り、求職者も3.1%減りました。
下関の働く世代は、岩国とほぼ同じ減り方の推計
2020年に100人いた働く世代は、2035年に80人、2050年に57人になる推計です。
2025年の国勢調査の人口は、推計の見込みより108人少ない値でした。
【見解】下関は、最も採りにくい状態が続く方向
弊社は、下関は7地域で最も採りにくい状態が続く方向と見ています。根拠は、倍率が最も高い1.61倍で、コロナ前からの下がり幅が最も小さく、求職者も減っていることです。ただし求人も2018年度から8.9%減っており、倍率はこの数年上がっていません。
参考サイト:『山口労働局「労働市場年報」』『社人研「日本の地域別将来推計人口」』『総務省統計局「令和7年国勢調査 人口等基本集計」』
萩・長門(萩市・長門市・阿武町)の採用マーケット
萩・長門の2025年度の平均の倍率は1.26倍で、仕事を探す人10人に対して、求人が13件でした。倍率は周南と並ぶ4番目ですが、働く世代は最も大きく減る見込みです。

出典: 弊社作成。元の統計は山口労働局「労働市場年報」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
萩・長門は、求人が減り求職者が増えた
コロナ前の2018年度は1.67倍、コロナ禍の2020年度は1.19倍でした。
2018年度から、求人は12.0%減り、求職者は16.2%増えました(ネット登録の分を含みます)。求職者の増え方は、求人の減り方を上回っています。
萩・長門の働く世代は、7地域で最も大きく減る推計
2020年に100人いた働く世代は、2035年に68人、2050年に39人になる推計です。
2025年の国勢調査の人口は、推計の見込みより415人少ない値でした。
【見解】萩・長門は、長い目で見て採りにくくなる方向
弊社は、萩・長門は長い目で見て、7地域で最も採りにくくなる方向と見ています。根拠は、働く世代が2050年に39人まで減る推計で、減り方が最も大きいことです。ただし求人は2018年度から12.0%減り、倍率はコロナ前の1.67倍を下回っており、採りにくくなるのは求人の数がいまの水準で続いた場合です。
参考サイト:『山口労働局「労働市場年報」』『社人研「日本の地域別将来推計人口」』『総務省統計局「令和7年国勢調査 人口等基本集計」』
まとめ:7地域の今と、弊社の見立て
7地域とも、2025年度の平均では求人のほうが多い状態でした。いまの倍率で見ると、最も採りやすい側は柳井、最も採りにくい側は下関です。弊社は、この先は山口・防府が採りやすくなる方向、萩・長門と柳井が採りにくくなる方向と見ています。ほかの4地域は、いまの状態が続く方向です。
採りやすくなる山口・防府、採りにくくなる萩・長門
| 地域 | 2025年度の倍率と、弊社の見立て |
|---|---|
| 岩国 | 1.20倍(6番目)。採りやすい側のまま、いまの状態が続く方向 |
| 柳井 | 1.09倍(最も低い)。いまは最も採りやすい側、この先は採りにくくなる方向(求人の数がいまの水準で続いた場合) |
| 周南 | 1.26倍(4番目)。いまの状態が続く方向(下がる動きが続けば、採りやすくなる方向) |
| 山口・防府 | 1.30倍(3番目)。採りやすくなる方向 |
| 宇部・小野田 | 1.45倍(2番目に高い)。採りにくい側のまま、その状態が続く方向 |
| 下関 | 1.61倍(最も高い)。最も採りにくい状態が続く方向 |
| 萩・長門 | 1.26倍(4番目)。長い目で見て採りにくくなる方向(求人の数がいまの水準で続いた場合) |
見立ての言葉は、各地域の見解と同じです。
採用が厳しい地域でも、3か月で応募17人・内定3人
地方採用ワークスでご支援した例を1つご紹介します。
岐阜県大野郡白川村の、従業員20名ほどの総合建設会社様では、支援開始から3か月で応募が17人、うち3人の内定に至りました。有資格者の採用にもつながっています。
足りないと答えた企業が66.0%に上る建設で、しかも採用が厳しい地域での結果です。同じ結果をお約束できるものではありませんが、条件が厳しくても、打ち手は残っています。
地方採用ワークスは、都市部より母数が少ない地方の採用を専門に、数多くの企業様をご支援してきた会社です。地方の企業が中心ですが、都市部の企業様からのご依頼もいただいています。採用ブランディングの設計から採用サイトの制作、応募を獲得したあとの一次面接やフォローまでをご支援しています。
いまの状況をお聞かせいただければ、どう応募を獲得するかの設計から、ご一緒に整理します。まずはお気軽にご相談ください。
この記事を書いた人

たまちゃん
マーケティングデザイン部 マネージャー/Webマーケター 大学在学中に、複数Webメディアを立ち上げ、アフィリエイターとして法人化。設立から2年後、社会貢献などの「働きがい」を求め、リーピーにジョイン。 現在は、現場で培ったWebサイトの運用経験を元に、お客様サイトの運用代行や自社コーポレートサイトの運用など、幅広いマーケティング領域を担当。