【最新版/エリア別】「山形県」の採用活動の難易度は?統計データを元に徹底解説!

求人を出して待っているのに、応募がなかなか集まらない……。同じ山形県の中でも、自社のある地域はほかの地域と比べてどうなのか、確かめたい方もいるはずです。

ハローワークの統計と人口の将来推計という、出どころの違うデータを並べてみると、県内4地域それぞれの採用の状況が見えてきます。

本記事では、2026年10月時点の国と山形労働局の公表内容をもとに、統計の数字をかみ砕いてご紹介します。ぜひ最後までお付き合いください!

この記事でわかること

  • 4地域それぞれの、いまの求人倍率
  • 2018年からの8年間の、倍率の動き
  • 働く世代の将来推計から見た、地域のこれから

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※本記事は国や労働局が公表している統計の内容を元に、「より分かりやすく」を趣旨にまとめさせていただいたものです。記載の内容については、一切の責任を負いかねますので、最新の数値は必ず各公表元でご確認いただきますようお願いいたします。

県内の求人倍率は、地域で1.22〜1.68倍と開く

2026年7月の有効求人倍率は、4地域のうち庄内が1.68倍で最も高く、最上が1.22倍で最も低い値です。4地域とも1倍を超え、求人のほうが多い状態です。

有効求人倍率は、仕事を探している人1人に対して、求人がいくつあるかを示す数字です。1倍でちょうど釣り合い、1倍を超えると求人のほうが多く、会社の側が選ばれる立場になります。県全体の1.35倍は、仕事を探す人10人に対して、求人が14件ある計算です。

県全体の求職者のうち54.3%は、村山の3つのハローワークで数えた人です。県全体の数字は、村山の動きに引っ張られやすくなります。

この記事では、倍率が高いほど会社が人を「採りにくい」、低いほど「採りやすい」と言います。いまの倍率の4地域での位置は「〜側」、ここ数年の推移と働く世代の推計を地域どうしで比べた向きは「〜方向」と書き分けます。1倍を超えている間は、採りやすい側の地域でも求人のほうが多い状態です。

地域は、県の区分と同じ村山・最上・置賜・庄内の4つで、山形労働局も同じ4地域で数字を公表しています。倍率は季節で上下するので、2018年から2026年まで毎年7月の値どうしで比べ、コロナ前の2019年7月とコロナ禍の2020年7月も並べます。

有効求人倍率のコロナ前(2019年7月)といま(2026年7月)を並べた図。県全体1.48→1.35倍、村山1.51→1.24倍、最上1.24→1.22倍、置賜1.24→1.31倍、庄内1.65→1.68倍

出典: 弊社作成。元の統計は山形労働局「労働市場月報」のページ(2026年10月時点)

コロナ前より倍率がはっきり下がったのは村山だけで、最上はほぼ同じ、置賜と庄内はコロナ前をわずかに上回りました。

※地域の数字は、県内8所のハローワークの受け持ちを地域ごとに足したもので、県の地域の分け方とずれはありません。働く世代の推計も、市町村の値を同じ4地域で足し上げています。

※求職者の数には、2021年9月から、ハローワークに来ずにネットで登録した人も入っています。

※正社員・パートといった働き方別の倍率は、地域ごとには公表されていません。

働く世代は、国立社会保障・人口問題研究所の推計で、2020年に100人いた15〜64歳が何人になるかの見込みです。

働く世代(15〜64歳)が2020年の100人から何人になるかの推計の横棒グラフ。2035年・2050年の順に、県全体79・57人、村山84・64人、最上66・40人、置賜76・52人、庄内75・51人

出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)

2050年には、村山は64人、最上は40人まで減る推計です。

参考サイト:『山形労働局「労働市場月報」(2018〜2026年の各7月分)』『山形労働局「公共職業安定所(ハローワーク)のご案内」(2026年10月時点)』『山形県「市町村一覧」(2026年10月時点)』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」(令和5年推計)』

村山(山形市・天童市・東根市など)の採用マーケット

村山の2026年7月の倍率は1.24倍で、仕事を探す人10人に対して、求人が12件ある計算です。倍率は4地域で3番目で、県全体を下回ります。

村山の図。有効求人倍率は2019年7月1.51倍、2020年7月1.02倍、2026年7月1.24倍。2019年7月から求人の数は17.8%減、仕事を探す人の数は0.3%増。働く世代は2035年84人、2050年64人の推計

出典: 弊社作成。元の統計は山形労働局「労働市場月報」のページ(2026年10月時点)

出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)

村山は、求人が減り倍率がコロナ前より下がった

コロナ前の2019年7月は1.51倍で、コロナ禍の2020年7月には1.02倍まで下がりました。いまは、コロナ前を下回る水準にあります。

2019年7月から2026年7月にかけて、求人は17.8%減り、求職者は0.3%増えてほぼ同じ数でした。求職者の数が変わらないまま求人が減ったことで、倍率がコロナ前より下がりました。求人の減り方は、4地域で最も大きい値です。

2024年7月は1.22倍、1年前の2025年7月は1.17倍で、ここ3年の倍率は1.17〜1.24倍の間にあります。倍率がこの1年で上がったのは、4地域とも同じです。

ハローワーク別では、山形が1.24倍、村山(村山市・東根市など)が1.36倍です。

寒河江は1.12倍で、県内のハローワークで最も低い値です。

村山の働く世代は、4地域で最も保たれる推計

推計では、2020年に100人いた村山の働く世代は、2035年に84人ほど、2050年に64人ほどになります。

2035年の84人は、県全体の79人を上回ります。働く世代の減り方は、4地域で最も小さい見込みです。

【見解】村山は、コロナ前より低い倍率のまま続く方向

弊社は、村山はコロナ前より低い倍率のまま、いまの状態が続く方向と見ています。根拠は、倍率が2024年7月から1.22倍・1.17倍・1.24倍と動きが小さく、求職者がコロナ前とほぼ同じ数で、働く世代の減り方も4地域で最も小さい推計であることです。ただし、この1年の上がり方が続けば、採りにくくなる方向に傾きます。

参考サイト:『山形労働局「労働市場月報」』『山形労働局「公共職業安定所(ハローワーク)のご案内」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』

最上(新庄市・最上町・真室川町など)の採用マーケット

最上の2026年7月の倍率は1.22倍で、仕事を探す人10人に対して、求人が12件ある計算です。倍率は4地域で最も低く、いまは最も採りやすい側にある地域です。

最上の図。有効求人倍率は2019年7月1.24倍、2020年7月1.06倍、2026年7月1.22倍。2019年7月から求人の数は14.1%減、仕事を探す人の数は13.0%減。働く世代は2035年66人、2050年40人の推計

出典: 弊社作成。元の統計は山形労働局「労働市場月報」のページ(2026年10月時点)

出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)

最上は、求人も求職者もコロナ前より減った

コロナ前の2019年7月は1.24倍、コロナ禍の2020年7月は1.06倍でした。いまの倍率は、コロナ前とほぼ同じ水準です。

2019年7月から2026年7月にかけて、求人は14.1%減り、求職者も13.0%減りました。求人と求職者がほぼ同じ割合で減り、倍率は大きく変わっていません。

1年前の2025年7月は1.08倍でした。最上はハローワーク新庄1所の受け持ちで、仕事を探す人は947人です。

人数が少ないぶん、少しの増減で倍率が動き、1年ごとの上がり下がりがほかの地域より大きく出やすい地域です。

最上の働く世代は、4地域で最も大きく減る推計

推計では、2020年に100人いた最上の働く世代は、2035年に66人ほど、2050年に40人ほどになります。

2035年の66人は、県全体の79人を大きく下回ります。働く世代の減り方は、4地域で最も大きい推計です。

【見解】最上は、いまは採りやすく先は採りにくくなる方向

弊社は、最上はいまは最も採りやすい側にあり、この先は採りにくくなる方向と見ています。根拠は、働く世代の減り方が4地域で最も大きい推計で、求職者もコロナ前より13.0%減ったことです。ただし求人も14.1%減っており、採りにくくなるのは求人の数がいまの水準で続いた場合です。

参考サイト:『山形労働局「労働市場月報」』『山形労働局「公共職業安定所(ハローワーク)のご案内」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』

置賜(米沢市・南陽市・長井市など)の採用マーケット

置賜の2026年7月の倍率は1.31倍で、仕事を探す人10人に対して、求人が13件ある計算です。倍率は4地域で2番目に高く、コロナ前を上回ります。

置賜の図。有効求人倍率は2019年7月1.24倍、2020年7月0.81倍、2026年7月1.31倍。2019年7月から求人の数は1.8%減、仕事を探す人の数は7.0%減。働く世代は2035年76人、2050年52人の推計

出典: 弊社作成。元の統計は山形労働局「労働市場月報」のページ(2026年10月時点)

出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)

置賜は、求人の減り方が4地域で最も小さい

コロナ前の2019年7月は1.24倍、コロナ禍の2020年7月は0.81倍でした。2020年7月に1倍を下回ったのは、4地域で置賜だけです。

その後は2022年7月の1.65倍から3年続けて下がり、1年前の2025年7月は1.19倍でした。

2019年7月から2026年7月にかけて、求人は1.8%減り、求職者は7.0%減りました。求人はコロナ前に近い数を保ち、求職者のほうが減っています。

ハローワーク別では、米沢が1.29倍、長井が1.37倍です。

置賜の働く世代は、県全体より速く減る推計

推計では、2020年に100人いた置賜の働く世代は、2035年に76人ほど、2050年に52人ほどになります。

2035年の76人は、県全体の79人を下回ります。働く世代の減り方は、庄内とほぼ同じ推計です。

【見解】置賜は、採りにくくなる方向

弊社は、置賜はこの先、人を採りにくくなる方向と見ています。根拠は、求人の減り方がコロナ前から4地域で最も小さい一方で、働く世代は県全体より速く減る推計であることです。ただし、1年前の2025年7月は1.19倍でコロナ前を下回っており、採りにくくなるのは求人の数がいまの水準で続いた場合です。

参考サイト:『山形労働局「労働市場月報」』『山形労働局「公共職業安定所(ハローワーク)のご案内」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』

庄内(鶴岡市・酒田市・庄内町など)の採用マーケット

庄内の2026年7月の倍率は1.68倍で、仕事を探す人10人に対して、求人が17件ある計算です。倍率は4地域で最も高く、いまは最も採りにくい側にある地域です。

庄内の図。有効求人倍率は2019年7月1.65倍、2020年7月1.27倍、2026年7月1.68倍。2019年7月から求人の数は7.9%減、仕事を探す人の数は9.8%減。働く世代は2035年75人、2050年51人の推計

出典: 弊社作成。元の統計は山形労働局「労働市場月報」のページ(2026年10月時点)

出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)

庄内は、毎年7月の倍率が4地域で最も高い

コロナ前の2019年7月は1.65倍、コロナ禍の2020年7月も1.27倍で、どちらも4地域で最も高い値でした。

2018年から2026年まで、毎年7月の倍率は一度も4地域の最高から外れていません。いまの倍率も、コロナ前とほぼ同じ水準です。

2019年7月から2026年7月にかけて、求人は7.9%減り、求職者は9.8%減りました。求人と求職者がともに減り、倍率はコロナ前に近い高さを保っています。

1年前の2025年7月は1.53倍でした。ハローワーク別では、鶴岡が1.71倍で、県内のハローワークで最も高い値です。

酒田も1.65倍で、県内で2番目に高い値です。庄内の2所が、県内8所の上位2つを占めています。

庄内の働く世代は、2050年に半分ほどになる推計

推計では、2020年に100人いた庄内の働く世代は、2035年に75人ほど、2050年に51人ほどになります。

2035年の75人は、県全体の79人を下回ります。置賜とほぼ同じ速さで、働く世代が減る推計です。

【見解】庄内は、採りにくい状態が続く方向

弊社は、庄内は採りにくい状態が続く方向と見ています。根拠は、毎年7月の倍率が2018年から4地域で最も高いままであることと、働く世代が県全体より速く減る推計であることです。ただし、求人は2019年7月より7.9%少なく、この減りが広がれば採りやすくなる方向に傾きます。

参考サイト:『山形労働局「労働市場月報」』『山形労働局「公共職業安定所(ハローワーク)のご案内」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』

まとめ:4地域の今と、弊社の見立て

4地域とも、いまは求人のほうが多い状態です。ここでの「〜側」はいまの倍率の4地域での位置、「〜方向」はここ数年の動きと働く世代の推計から見た向きです。いまの倍率で見ると、最も採りやすい側は最上、最も採りにくい側は庄内です。弊社は、この先は最上と置賜が採りにくくなる方向、村山と庄内はいまの状態が続く方向と見ています。村山はコロナ前より低い倍率のまま、庄内は最も採りにくい側のまま続く見立てです。

最上と置賜は採りにくくなり、村山と庄内は続く方向

地域 いまの倍率(2026年7月)と、弊社の見立て
村山 1.24倍(3番目)。コロナ前より低い倍率のまま、いまの状態が続く方向(この1年の上がり方が続けば採りにくくなる方向)
最上 1.22倍(最も低い)。いまは最も採りやすい側、この先は採りにくくなる方向(求人の数がいまの水準で続いた場合)
置賜 1.31倍(2番目に高い)。採りにくくなる方向(求人の数がいまの水準で続いた場合)
庄内 1.68倍(最も高い)。採りにくい状態が続く方向

表の「〜側」はいまの倍率での位置、「〜方向」はこの先の向きを表しています。

採用が厳しい地域でも、3か月で応募17人・内定3人

地方採用ワークスでご支援した例を1つご紹介します。

岐阜県大野郡白川村の、従業員20名ほどの総合建設会社様では、支援開始から3か月で応募が17人、うち3人の内定に至りました。有資格者の採用にもつながっています。

足りないと答えた企業が66.0%に上る建設で、しかも採用が厳しい地域での結果です。同じ結果をお約束できるものではありませんが、条件が厳しくても、打ち手は残っています。

地方採用ワークスは、都市部より母数が少ない地方の採用を専門に、数多くの企業様をご支援してきた会社です。地方の企業が中心ですが、都市部の企業様からのご依頼もいただいています。採用ブランディングの設計から採用サイトの制作、応募を獲得したあとの一次面接やフォローまでをご支援しています。

いまの状況をお聞かせいただければ、どう応募を獲得するかの設計から、ご一緒に整理します。まずはお気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人
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たまちゃん

マーケティングデザイン部 マネージャー/Webマーケター 大学在学中に、複数Webメディアを立ち上げ、アフィリエイターとして法人化。設立から2年後、社会貢献などの「働きがい」を求め、リーピーにジョイン。 現在は、現場で培ったWebサイトの運用経験を元に、お客様サイトの運用代行や自社コーポレートサイトの運用など、幅広いマーケティング領域を担当。

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