【最新版/エリア別】「佐賀県」の採用活動の難易度は?統計データを元に徹底解説!
ハローワークに求人を出したまま、ひと月たっても面接の予定が入らない……。佐賀市と鳥栖、唐津と鹿島では、同じ佐賀県でも事情が違うのでは、と感じている方もいるはずです。
ハローワークが集める求人と求職者の数に、人口の将来推計という出どころの違うデータを重ねると、県内5地域それぞれの採用の状況が見えてきます。
本記事では、2026年10月時点の国と佐賀労働局の公表内容をもとに、統計の数字をかみ砕いてご紹介します。ぜひ最後までお付き合いください!
この記事でわかること
- 5地域それぞれの、2025年度の求人倍率
- コロナ前の2018年度からの、倍率の動き
- 働く世代の将来推計から見た、地域のこれから
佐賀県内の市町で採用に使える補助金・奨励金は、市町ごとに整理した記事にまとめています。
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※本記事は国や労働局が公表している統計の内容を元に、「より分かりやすく」を趣旨にまとめさせていただいたものです。記載の内容については、一切の責任を負いかねますので、最新の数値は必ず各公表元でご確認いただきますようお願いいたします。
県内の求人倍率は、地域で1.10〜1.42倍と開く
2025年度(2025年4月〜2026年3月)の平均の有効求人倍率は、西部が1.42倍で最も高く、東部が1.10倍で最も低い値でした。5地域とも求人のほうが多いものの、その度合いは地域で違います。
有効求人倍率は、ハローワークで仕事を探している人1人に対して、求人がいくつあるかを表す数字です。1倍でちょうど釣り合い、1倍を超えると求人のほうが多く、会社の側が選ばれる立場になります。県全体の1.22倍は、仕事を探す人10人に対して、求人が12件ある計算です。
ここでの倍率は、県内のハローワークで受け付けた求人で数えた値です。佐賀県は、県外のハローワークで受け付けた県内で働く求人が多いため、地域の倍率は県内で働ける求人の多さを低めに表しています。
この記事では、倍率が高いほど会社が人を「採りにくい」、低いほど「採りやすい」と表します。1倍を超えている限り、採りやすい地域でも求人のほうが多い状態です。いまの倍率の5地域での位置は「〜側」、ここ数年の動きと働く世代の推計をほかの地域と比べた向きは「〜方向」と書き分けます。
地域は、県の保健医療計画で使われている5つの区域(中部・東部・北部・西部・南部)です。県内に6か所あるハローワークの受け持ちとほぼ重なり、南部は武雄と鹿島の2か所を合わせた値です。
倍率は季節で上下するので、1年間の平均(年度の平均)どうしで比べます。コロナ前は2018年度、コロナ禍で求人が急に減った年として2020年度を並べます。2019年度は年度の終わりにコロナの影響が出始めたため、比べる相手には使いません。

出典: 弊社作成。元の統計は佐賀労働局「各ハローワークの業務年報」のページ(2026年10月時点)
※吉野ヶ里町は、県の区分では中部ですが、ハローワーク鳥栖の受け持ちです。そのため倍率や求人・求職者の数では東部に、人口と推計では中部に入ります。
※仕事を探す人の数には、2021年9月から、ハローワークに来ずにネットで登録した人も入っています。
中部以外の4地域は求人も求職者も少なく、わずかな増減で倍率が動くため、数年の流れで見ていきます。
この先の働く世代(15〜64歳)は、国立社会保障・人口問題研究所の推計で、2020年に100人いた働く世代が何人になるかの見込みで示します。

出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
2050年には、東部は82人、西部と南部は58人まで減る推計です。
参考サイト:『佐賀労働局「各ハローワークの業務年報」(平成29〜令和7年度)』『佐賀労働局「職業安定業務統計(令和7年度)」(2026年10月時点)』『佐賀労働局「一般職業紹介状況(令和8年7月分)について」(2026年8月28日発表)』『佐賀労働局「ハローワークの管轄地域と所在地一覧」(2026年10月時点)』『厚生労働省「二次医療圏-市区町村対応表」(2026年10月時点)』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」(令和5年推計)』『総務省統計局「令和7年国勢調査 人口等基本集計」(2026年9月29日公表)』
中部(佐賀市・小城市・神埼市など)の採用マーケット
中部の2025年度の平均の倍率は1.19倍で、仕事を探す人10人に対して、求人が12件でした。倍率は5地域で4番目で、採りやすい側にある地域です。

出典: 弊社作成。元の統計は佐賀労働局「各ハローワークの業務年報」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
中部は、2022年度から3年続けて倍率が下がった
コロナ前の2018年度は1.27倍、コロナ禍の2020年度は1.08倍でした。
その後は2022年度の1.38倍まで上がり、そこから3年続けて下がりました。1年前の2024年度は1.27倍でした。
2018年度と比べると、求人は3.0%減り、求職者は3.6%増えました。2025年度の倍率は、コロナ前の2018年度を下回っています。
2025年度の平均では、フルタイムが1.17倍、パートが1.22倍でした。どちらも求人のほうが多い状態です。
中部の働く世代は、5地域で2番目に保たれる推計
推計では、2020年に100人いた中部の働く世代は、2035年に87人ほど、2050年に71人ほどになります。減り方は、5地域で2番目に小さい見込みです。
2025年の国勢調査では、中部の人口は2020年から2.8%減り、上の推計の見込みより822人少ない結果でした。
【見解】中部は、少しずつ採りやすくなる方向
弊社は、中部は少しずつ人を採りやすくなる方向と見ています。根拠は、コロナ前から求人が減って求職者が増えた2地域の1つで、倍率が2022年度の1.38倍から下がってきたことと、働く世代の減り方が2番目に小さい推計であることです。ただし、パートは1.22倍で、フルタイムより求人のほうが多い度合いが大きい状態です。
参考サイト:『佐賀労働局「各ハローワークの業務年報」』『佐賀労働局「職業安定業務統計(令和7年度)」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』『総務省統計局「令和7年国勢調査 人口等基本集計」』
東部(鳥栖市・基山町など)の採用マーケット
東部の2025年度の平均の倍率は1.10倍で、仕事を探す人10人に対して、求人が11件でした。倍率は5地域で最も低く、いまは最も採りやすい側にある地域です。

出典: 弊社作成。元の統計は佐賀労働局「各ハローワークの業務年報」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
東部は、コロナ前の最も高い水準から大きく下がった
コロナ前の2018年度は1.70倍で、2017年度以降で最も高い年でした。2019年度も1.59倍でした。
コロナ禍の2020年度には、1.22倍まで下がっています。
その後は2022年度の1.34倍から3年続けて下がり、1年前の2024年度は1.21倍でした。
2018年度と比べると、求人は25.4%減り、求職者は14.7%増えました(ネットで登録した人の分を含みます)。求人の減り方は、5地域で最も大きい値です。
2025年度の平均では、フルタイムが1.27倍、パートが0.91倍でした。パートでは、求職者のほうが多い状態です。
東部の働く世代は、5地域で最も保たれる推計
推計では、2020年に100人いた東部の働く世代は、2035年に96人ほど、2050年に82人ほどになります。減り方は5地域で最も小さい見込みです。
2025年の国勢調査では、東部の人口は2020年から0.3%増え、上の推計の見込みより375人少ない結果でした。この5年で人口が増えたのは、5地域で東部だけです。
【見解】東部は、さらに採りやすくなる方向
弊社は、東部はいまの採りやすい側から、さらに採りやすくなる方向と見ています。根拠は、コロナ前からの倍率の下がり幅が5地域で最も大きく、働く世代の減り方が最も小さい推計であることです。ただし、フルタイムは1.27倍で求人のほうが多く、採りやすくなるのは求人の減り方がいまのまま続いた場合です。
参考サイト:『佐賀労働局「各ハローワークの業務年報」』『佐賀労働局「職業安定業務統計(令和7年度)」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』『総務省統計局「令和7年国勢調査 人口等基本集計」』
北部(唐津市・玄海町)の採用マーケット
北部の2025年度の平均の倍率は1.21倍で、仕事を探す人10人に対して、求人が12件でした。倍率は5地域で3番目で、コロナ前の2018年度を上回っています。

出典: 弊社作成。元の統計は佐賀労働局「各ハローワークの業務年報」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
北部は、求人の数がコロナ前より増えた
コロナ前の2018年度は1.17倍、コロナ禍の2020年度は0.98倍でした。
2018年度と比べると、求人は7.7%増え、求職者も4.6%増えました。求人の増え方は、5地域で最も大きい値です。
1年前の2024年度は1.29倍で、2017年度以降で最も高い年でした。2025年度は、そこから少し下がっています。
2025年度の平均では、フルタイムが1.46倍、パートが0.91倍でした。パートは、求職者のほうが多い状態です。
北部の働く世代は、2050年に100人が59人の推計
推計では、2020年に100人いた北部の働く世代は、2035年に80人ほど、2050年に59人ほどになります。働く世代の減り方は、県全体より速い推計です。
2025年の国勢調査では、北部の人口は2020年から6.7%減り、上の推計の見込みより730人少ない結果でした。
【見解】北部は、少しずつ採りにくくなる方向
弊社は、北部は少しずつ人を採りにくくなる方向と見ています。根拠は、2018年度から求人が7.7%増えて5地域で最も増えたことと、働く世代が県全体より速く減る推計であることです。ただし、パートは0.91倍で、いまは求職者のほうが多い状態です。
参考サイト:『佐賀労働局「各ハローワークの業務年報」』『佐賀労働局「職業安定業務統計(令和7年度)」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』『総務省統計局「令和7年国勢調査 人口等基本集計」』
西部(伊万里市・有田町)の採用マーケット
西部の2025年度の平均の倍率は1.42倍で、仕事を探す人10人に対して、求人が14件でした。県内で最も、会社の側が選ばれる立場にある地域です。

出典: 弊社作成。元の統計は佐賀労働局「各ハローワークの業務年報」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
西部は、コロナ前より倍率が上がった
コロナ前の2018年度は1.28倍、コロナ禍の2020年度は1.06倍でした。
その後は2022年度の1.59倍まで上がり、そこから3年続けて下がりました。1年前の2024年度は1.51倍でした。
2018年度と比べると、求人は3.7%増え、求職者は6.4%減りました。コロナ前からの倍率の上がり幅は、5地域で最も大きい値です。
2025年度の平均では、フルタイムが1.72倍、パートが0.99倍でした。パートは、求人と求職者がほぼ同じ数です。
西部の働く世代は、5地域で2番目に大きく減る推計
推計では、2020年に100人いた西部の働く世代は、2035年に79人ほど、2050年に58人ほどになります。
2025年の国勢調査では、西部の人口は2020年から5.9%減りましたが、上の推計の見込みより447人多い結果でした。人口が推計の見込みを上回ったのは、5地域で西部だけです。
【見解】西部は、採りにくい状態が続く方向
弊社は、西部は最も採りにくい側のまま、その状態が続く方向と見ています。根拠は、コロナ前からの倍率の上がり幅が5地域で最も大きく、働く世代の減り方も2番目に大きい推計であることです。ただし、倍率は2022年度の1.59倍から3年続けて下がっています。
参考サイト:『佐賀労働局「各ハローワークの業務年報」』『佐賀労働局「職業安定業務統計(令和7年度)」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』『総務省統計局「令和7年国勢調査 人口等基本集計」』
南部(武雄市・鹿島市・嬉野市など)の採用マーケット
南部の2025年度の平均の倍率は1.30倍で、仕事を探す人10人に対して、求人が13件でした。倍率は5地域で2番目ですが、働く世代は最も大きく減る見込みです。

出典: 弊社作成。元の統計は佐賀労働局「各ハローワークの業務年報」のページ(2026年10月時点)
出典: 弊社作成。元の統計は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」のページ(2026年10月時点)
南部は、2022年度から倍率がほぼ横ばい
コロナ前の2018年度は1.22倍、コロナ禍の2020年度は0.99倍でした。
2022年度以降は1.29〜1.33倍の間で、大きな上下はありません(1年前の2024年度は1.29倍)。
2018年度と比べると、求人は1.2%増え、求職者は5.3%減りました。求職者が減ったことで、倍率がコロナ前を上回りました。
2025年度の平均では、フルタイムが1.46倍、パートが1.11倍でした。
ハローワーク別では、武雄が1.27倍、鹿島が1.34倍でした。
南部の働く世代は、5地域で最も大きく減る推計
推計では、2020年に100人いた南部の働く世代は、2035年に78人ほど、2050年に58人ほどになります。減り方は、西部と並んで5地域で最も大きい見込みです。
2025年の国勢調査では、南部の人口は2020年から6.1%減り、上の推計の見込みより609人少ない結果でした。
【見解】南部は、長い目で見て採りにくくなる方向
弊社は、南部は長い目で見て、人を採りにくくなる方向と見ています。根拠は、働く世代の減り方が最も大きい推計で、倍率もコロナ前の2018年度を上回っていることです。ただし、2022年度以降の倍率は1.29〜1.33倍の間で、上がり続けてはいません。
参考サイト:『佐賀労働局「各ハローワークの業務年報」』『佐賀労働局「職業安定業務統計(令和7年度)」』『国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」』『総務省統計局「令和7年国勢調査 人口等基本集計」』
まとめ:5地域の今と、弊社の見立て
2025年度の平均では、5地域のどこでも求人のほうが多い状態でした。いまの倍率で見ると、最も採りやすい側は東部、最も採りにくい側は西部です。弊社は、東部と中部は採りやすく、南部と北部は採りにくくなる方向と見ています。
採りやすくなる東部、採りにくくなる南部
| 地域 | 2025年度の倍率と、弊社の見立て |
|---|---|
| 中部 | 1.19倍(4番目)。少しずつ採りやすくなる方向 |
| 東部 | 1.10倍(最も低い)。いまの採りやすい側から、さらに採りやすくなる方向 |
| 北部 | 1.21倍(3番目)。少しずつ採りにくくなる方向 |
| 西部 | 1.42倍(最も高い)。最も採りにくい側のまま、その状態が続く方向 |
| 南部 | 1.30倍(2番目に高い)。長い目で見て、採りにくくなる方向 |
自社のある地域の行で、いまの位置とこの先の向きを確かめられます。
採用が厳しい地域でも、3か月で応募17人・内定3人
地方採用ワークスでご支援した例を1つご紹介します。
岐阜県大野郡白川村の、従業員20名ほどの総合建設会社様では、支援開始から3か月で応募が17人、うち3人の内定に至りました。有資格者の採用にもつながっています。
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この記事を書いた人

たまちゃん
マーケティングデザイン部 マネージャー/Webマーケター 大学在学中に、複数Webメディアを立ち上げ、アフィリエイターとして法人化。設立から2年後、社会貢献などの「働きがい」を求め、リーピーにジョイン。 現在は、現場で培ったWebサイトの運用経験を元に、お客様サイトの運用代行や自社コーポレートサイトの運用など、幅広いマーケティング領域を担当。