【事例11選】病院・クリニックの採用サイトデザイン|看護師に選ばれるには?

医師や看護師の求人を出しても応募が集まらない。地方の病院・クリニックでは、この状態が何年も続いているケースが少なくありません。

原因を「給与が近隣に負けているから」と結論づけてしまいがちです。ただ、求職者が判断を止めているのはもっと手前です。医療の現場は文字だけで雰囲気を伝えるのが難しく、「入ったあとの自分」を思い描けないまま離脱していきます。求められているのは、きれいなデザインではなく、「ここで働く自分の姿」が浮かぶ状態です。

この記事でわかること

  • 病院・クリニックで応募が止まる、給与以外の理由
  • 医療機関の採用サイトデザインで求職者が見ている3つの要素
  • 看護師の採用サイトで、求人票では埋められない部分

弊社デザイナーが厳選した「地方企業×採用サイト」のデザイン事例は、以下で業種を横断して紹介しています。

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求職者は、数多の企業から応募を検討するわけですから、第一印象に直結する「サイトデザイン」は非常に重要です。 しかし、漠然と「カッコよくしたい!」「オシャレにしたい!」というイメージだけで、「具体的なイメージまで落とし込めていない…」という方も多いのではないでしょうか? そこで本記事では、弊社がご

目次

応募が来ないのは「過重労働」への答えがないから

病院・クリニックの応募が伸びない最大の要因は、求職者が抱く「過重労働ではないか」という不安に、サイト側が答えを返せていないことです。高齢化と医療需要の増加で医師・看護師の求人そのものは増えました。それでも応募が分散しないのは、燃え尽きや過重労働のイメージが先に立ち、そこを解けない募集が読み飛ばされているためだと考えています。

医療業界は、文字ベースで現場の雰囲気を伝えるのが難しい業種です。だからこそ「職場環境やキャリアパス、研修制度などの情報を詳しく伝えること」が、求職者にとって何よりの安心・判断材料になります。

ここが埋まると、入職前後のギャップが小さくなります。新しく入った人が職場を理解した状態で働き始められるので、長期的な定着率が上がり、高い離職率を抑えることにもつながるというわけです。採用サイトは応募を集める入口であると同時に、辞める理由を先回りして減らす仕組みでもある、という見方をしています。

医療の求職者が見ている3つの要素

医療機関の採用サイトで求職者が見ているのは、配色・写真・情報の3つです。順に「安心して任せられる医療機関か」「一緒に働く人はどんな顔つきか」「入職後の生活はどうなるか」を判断しています。デザインの良し悪しは、この3つが噛み合っているかどうかで決まります。以下の事例も、この3点を軸に読んでいただくと参考にしやすいはずです。

①清潔感と信頼感をつくる配色

医療機関の採用サイトで最初に効くのは配色です。白を基調にした構成、淡いブルー、落ち着いたグリーンは、清潔感と専門性をそのまま印象に変換します。逆に、小児科や歯科で子育て世代に向けるなら、丸みのある形と柔らかいパステルカラーのほうが届きます。

診療科と、来てほしい人の年代。この2つで基調色を決めると、迷いが減ります。

②働く人の顔が見える写真

「一緒に働く人」が見えないサイトは、条件だけで比較されます。スタッフの集合写真、診療風景、利用者とやりとりしている場面。こうした写真が入るだけで、求職者は自分がその輪に入ったところを想像できるようになります。

なお、写真は自前で撮ろうとせず、撮影だけはプロに依頼するコスト配分が妥当だと考えています。医療機関の場合、清潔感は光の入り方でほぼ決まってしまうためです。

③入職後の生活が分かる情報

配色と写真で「良さそう」まで持っていっても、勤務体制や教育体制が書かれていなければ。応募までは届きません。診療時間、当直や夜勤の回り方、研修制度、産休・育休からの復帰実績。求人票の枠に収まりきらない情報こそ、採用サイトが引き受ける領域です。

「働く方の声」を載せるなら、良いことだけを並べないほうが結果的に効きます。大変な部分にも触れたうえで、それでも続けられている理由が書かれているほうが、読み手は信用するというのが実情です。

心を掴む病院・クリニックの採用サイトデザイン事例11選

ここからは。病院・クリニック・医療関連企業の採用サイト・コーポレートサイトのデザインを11例紹介します。「制作:地方採用ワークス」と記載のあるものが弊社の制作実績です。

元町デンタルクリニック(歯科医療・訪問診療)

元町デンタルクリニックの実際のサイトデザイン

https://motomachi-dc.jp/「制作:地方採用ワークス」

岐阜県岐阜市にある歯科医療・訪問診療を提供する元町デンタルクリニック様のコーポレートサイトです。

クリーンなホワイトと淡いブルーを基調にした配色が、医療機関としての信頼感と清潔感を強調しています。トップには歯科器具の写真と歯型を象ったデザインが重なり、クリニックの専門性とビジュアル的な洗練さを表現しています。

モダンで洗練されたフォントや余白の活用が、読みやすく落ち着いた印象を与え、利用者が安心して情報を得られるサイト構成となっています。

さかいこども歯科・矯正歯科(歯科医療・小児歯科・矯正歯科)

さかいこども歯科・矯正歯科の実際のサイトデザイン

https://sakai-kids-dc.com/「制作:地方採用ワークス」

愛知県稲沢市にある歯科医療・小児歯科・矯正歯科の企業、さかいこども歯科・矯正歯科様のコーポレートサイトです。

全体的に丸みを帯びたデザインと柔らかなパステルカラーが使用され。親しみやすさと安心感を演出しています。雲や動物などの可愛らしいモチーフが随所に配置されており、子どもたちが歯医者を身近に感じられる工夫が凝らされています。

また、写真やイラストをバランス良く取り入れることで、視覚的にも温かみのあるデザインになっています。子育て世代に寄り添った優しさあふれるサイトです。

シティ・タワー診療所(内科・小児科・在宅医療)

シティ・タワー診療所様のホームページデザイン(岐阜県/内科・小児科・在宅医療)

https://www.citytower-cl.com/「制作:地方採用ワークス」

岐阜県岐阜市にある内科・小児科・在宅医療を提供するシティ・タワー診療所様のコーポレートサイトです。

ガラス張りの外観と診療スタッフが一堂に会した写真をトップに配置し、開放感と信頼感を演出しています。温かみのあるカラーリングと柔らかなフォントが、親しみやすさと安心感を伝えます。『おせっかい』というキーワードを軸に、患者の生活全体を支える姿勢をアピールする構成が特徴的です。

明快なレイアウトで情報が整理され、訪問者が必要な内容にすぐアクセスできるユーザーフレンドリーなデザインです。

揖斐川町地域医療振興協会(医療・介護・地域包括ケア)

揖斐川町地域医療振興協会様のホームページデザイン(岐阜県/医療・介護・地域包括ケア)

https://ibigawa-jadecom.jp/「制作:地方採用ワークス」

岐阜県揖斐川郡にある医療・介護・地域包括ケアを提供する揖斐川町地域医療振興協会様のコーポレートサイトです。

優しいグリーンを基調にしたデザインが、自然豊かな地域性と温かみのあるケアを表現しています。トップには地図を用いた施設案内がわかりやすく配置されており、訪問者が各施設へのアクセスや役割を直感的に理解できる構成となっています。

背景に使用された葉のモチーフや柔らかな色彩が、安心感と親しみを感じさせ、地域に寄り添った医療と介護の取り組みを体現するデザインが印象的です。

しみず整形外科リハビリクリニック(整形外科・リハビリテーション)

しみず整形外科リハビリクリニック様のホームページデザイン(岐阜県/整形外科・リハビリテーション)

https://www.shimizuseikei-clinic.com/「制作:地方採用ワークス」

岐阜県羽島郡岐南町にある整形外科・リハビリテーションを専門とする、しみず整形外科リハビリクリニック様のコーポレートサイトです。

青空を背景にした爽やかなビジュアルが、清潔感と安心感を与えるデザインとなっています。明るく親しみやすい配色とアイコンを用いることで、幅広い世代の患者様にとって分かりやすく、親切な印象を受けます。

診療時間や予約情報が一目で確認できる設計は、利用者の利便性を重視しており。地域密着型の医療機関としての信頼感を伝えています。

佐藤歯科医院 様(歯科医療サービス・矯正歯科・訪問歯科診療)

佐藤歯科医院の実際のサイトデザイン

https://recruit.dentist-sato.com/「制作:地方採用ワークス」

岐阜県美濃加茂市にある歯科医療サービスを提供する佐藤歯科医院様の採用サイトです。

白を基調とした清潔感のあるデザインに、自然光を感じさせる明るい写真を配置。スタッフの集合写真や診療風景を取り入れることで、働きやすい職場環境とチーム医療の魅力を効果的に伝えています。「いい笑顔をつくる仕事」のメッセージが、患者との信頼関係を重視する姿勢を表しています。

ページ全体は白色が基調のデザインとなっており、デンタルクリニックらしい「爽やかな印象」を受けます。働く方の声や福利厚生の情報を充実させ、「安心して働ける」ことを効果的に訴求できるデザイン事例となっています。

株式会社first(訪問看護・訪問リハビリ・ケアプラン作成)

株式会社first様のホームページデザイン(兵庫県/訪問看護・訪問リハビリ・ケアプラン作成)

https://first1105-nada.com/

兵庫県神戸市灘区にある訪問看護・訪問リハビリ・ケアプラン作成を提供する株式会社first様の採用サイトです。

メインビジュアルでは、手を取り合うイメージを通じて、人と街、医療の繋がりを表現。シンプルでクリーンなデザインが信頼感を醸成しています。

「人と街と医療を繋ぐ。」というメッセージが、地域密着型の医療サービスへの熱意を伝えています。

あすか製薬株式会社(製薬・医薬品開発)

あすか製薬株式会社様のホームページデザイン(東京都/製薬・医薬品開発)

https://www.aska-pharma.co.jp/aska_recruit/

東京都港区にある製薬・医薬品開発・女性医療を手掛ける、あすか製薬株式会社様の採用サイトです。

青空と広大な水面を背景にしたビジュアルが、企業の透明性と未来志向を象徴しています。キャッチコピーと中央に配置された人物が調和し、個人の可能性と社会への貢献を力強く訴える構成です。大胆なホワイトフォントと情熱を感じさせる赤のアクセントが、視覚的なメリハリを生み出し、印象的なデザインとなっています。

全体として、信頼感と希望を抱かせる洗練されたサイトに仕上がっています。

リニエ(介護・福祉・訪問看護)

リニエ様のホームページデザイン(愛知県/介護・福祉・訪問看護)

TOPページ

東京都にある介護・福祉・訪問看護事業を展開するリニエ様の採用サイトです。

落ち着いたグリーンを基調としたデザインが、安心感と専門性を強調しています。トップページでは、利用者とスタッフが連携する様子がリアルに描かれ、現場での温かい人間関係を感じさせます。黄色のラインがダイナミックに描かれ、動きと活気を演出。

また、『Be Professional』というキャッチコピーが大きく配置され、求職者に向けた力強いメッセージ性を伝えています。全体的に洗練されながらも親しみやすいデザインが特徴的です。

ゴリラクリニック(美容医療・男性専門クリニック)

ゴリラクリニック様のホームページデザイン(東京都/美容医療・男性専門クリニック)

Home

東京都渋谷区にある美容医療を専門とした男性専門クリニック、ゴリラクリニック様の採用サイトです。

グリーンを基調とした背景に、笑顔のスタッフの写真が配置され、明るく前向きな雰囲気を演出しています。シンプルかつモダンなレイアウトと大胆なタイポグラフィが、洗練された印象を与えます。

また、『FUN TO CHANGE』というキャッチコピーが、挑戦と自己変革を応援する企業の姿勢を的確に表現。温かみとプロフェッショナルさを兼ね備えた、視覚的にも魅力的なデザインです。

大分県医療生活協同組合(医療・地域医療・働きやすい環境づくり)

大分県医療生活協同組合様のホームページデザイン(大分県/医療・地域医療・働きやすい環境づくり)

http://oita-doctor.com/index.html

大分県大分市にある医療・地域医療を提供する大分県医療生活協同組合様の採用サイトです。

手描き風のイラストと柔らかなデザインが特徴で、親しみやすさを感じさせる構成になっています。『ママドクター』や『シニアドクター』といったユニークなキーワードが目を引き、多様な働き方を支援する組織の姿勢が分かりやすく表現されています。

白を基調としたシンプルなデザインと吹き出し形式のテキストが、情報を直感的に伝える工夫をしており、働きやすい職場環境を求める医師に向けた温かみのあるサイトです。

介護・福祉領域の見せ方は、医療機関とは効くポイントが少し違います。介護職・福祉職の採用サイトを検討されている場合は、以下の事例もあわせてご覧ください。

参考記事:『【事例10選】介護・福祉の採用サイトデザイン|「きつそう」はどう覆す?

看護師には「夜勤明けの生活」まで見せる

看護師の採用サイトで差がつくのは、勤務条件そのものではなく、勤務のあとに何が起きるかを見せられているかどうかです。夜勤の回り方、明けの過ごし方、ブランクからの復帰、教育担当が誰なのか。求人票の枠にはまず収まらないこの部分が、他院と比較されたときの判断材料になります。

看護師は資格職なので、応募先の選択肢が広い職種です。だからこそ「勤務地が近い」「時給が数十円高い」だけでは決め手になりません。選ばれる理由は、条件の一点勝負ではなく総合点勝負になっているというわけです。

前述の株式会社first様やリニエ様のように、訪問看護の現場でも「人と人がどう関わっているか」を主役に置いたデザインが増えています。利用者と看護師が並んでいる写真、現場のスタッフが実際に語っている言葉。こうした要素は、看護の仕事の中身を説明するより早く伝わります。

一方で、いくらデザインを整えても、そもそも看護師の目に触れていなければ意味がありません。看護師が集まらない背景には、地域の有資格者数そのものが限られているという構造的な事情もあります。この点は別記事で扱っています。

病院・クリニックの採用サイトによくある質問

Q1: 求人媒体に出しているのに、採用サイトも必要ですか

求人媒体は「見つけてもらう」ための枠で、採用サイトは「決めてもらう」ための場所です。役割が違うので、どちらかで代替できるものではありません。実際、媒体で興味を持った求職者はたいてい医療機関名で検索します。そこで出てくる情報が診療案内だけだと、応募の判断がつかないまま離脱していきます。

Q2: 既存のホームページに採用ページを1枚足すだけでは足りませんか

採用の状況によります。人員に余裕があり、知人の紹介などで充足できているなら、1ページの追加でも機能します。ただ、慢性的に応募が足りていない状態であれば、勤務体制・教育・働く人の声まで載せられる構成が必要です。1ページに詰め込むと、結局どれも中途半端になってしまうことが多いです。

Q3: 写真はスマホで撮ったものでも大丈夫ですか

日常の様子を伝えるカットは自院で撮ったものでも構いませんが、トップに使う写真は別です。医療機関の清潔感は光の入り方でほぼ決まるため、撮影だけはプロに依頼するコスト配分が妥当だと考えています。ここを削ると、他の部分をどれだけ作り込んでも印象が上がりません。

Q4: 医師と看護師で、サイトを分けたほうがいいですか

いきなり分ける必要はありません。まずは1つの採用サイトの中で、職種別に知りたいことが分かれるよう導線を切るところからで十分です。募集規模が大きくなり、職種ごとに伝える内容が明確に違ってきた段階で分割を検討する、という順番が現実的です。

Q5: 小さなクリニックでも効果はありますか

規模が小さいほど、働く人の顔が見えることの価値は上がります。数名の職場では「誰と働くか」がほぼすべてだからです。大規模病院のような制度の充実で勝負しなくても、院長の考え方や1日の流れが分かるだけで、応募の質は変わってきます。

デザインの前に、見られているかを確認する

デザインの話を続けてきましたが、最後に順番の話を少しだけ。

医療機関の採用サイトで効いてくるのは、施設の立派さではありません。その職場で自分の生活がどう回るかが想像できるかです。診療科と沿革から始まるサイトは、情報が揃っていても看護師の判断材料になりません。

そして受け皿を整えても、そもそも見つけてもらえなければ応募は起きません。露出(母集団形成)と受け皿(採用サイト)は両輪だ、というのが弊社の考え方です。

地方採用ワークスを運営する株式会社リーピーは、これまでウェブ制作・マーケティング支援全体で1,400社以上をご支援してきました。弊社自身も地方企業でありながら、採用広告を使わずに年間1,152名のエントリーを獲得しています。この過程で分かったやり方を、採用サイト制作と採用活動の代行(リープ・リクルーティング)の両輪でご提供しています。

はじめから全部を作り直す必要はありません。いまの採用ページを拝見して、看護師の目線でどこが足りないかをお伝えするところからで構いません。医師と看護師でページを分けるべきか、といった設計のご相談だけでも大丈夫です。

採用サイト制作のサービス詳細はこちら

※ご紹介しているサイトの中で、「(制作:地方採用ワークス)」と書かれたサイトは弊社の制作実績です。その他のサイトは弊社の制作実績ではございませんが、本記事の切り口に沿う事例としてご紹介させていただきました。制作をされた制作会社様で、掲載の取り消しをご希望の場合は速やかに対処させていただきますので、弊社までご連絡くださいませ。

この記事を書いた人
【事例11選】病院・クリニックの採用サイトデザイン|看護師に選ばれるには? | 業種別
たまちゃん

マーケティングデザイン部 マネージャー/Webマーケター 大学在学中に、複数Webメディアを立ち上げ、アフィリエイターとして法人化。設立から2年後、社会貢献などの「働きがい」を求め、リーピーにジョイン。 現在は、現場で培ったWebサイトの運用経験を元に、お客様サイトの運用代行や自社コーポレートサイトの運用など、幅広いマーケティング領域を担当。

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