【事例10選】介護・福祉の採用サイトデザイン|「きつそう」はどう覆す?

介護職員の求人を出しても、応募が数件で止まってしまう。若い世代からの応募がほとんど来ない。地方の介護・福祉施設では、この状態が長く続いているケースが少なくありません。

求職者の頭の中には、検討する前の段階で「きつそう」「人手が足りていなさそう」という像ができあがっています。介護の現場は、文字だけでその像を書き換えるのが難しい仕事です。ここを動かせるのがデザインで、求められているのは、おしゃれさそのものではなく、「この人たちと働いている自分」が浮かぶ状態です。

この記事でわかること

  • 介護・福祉で応募が止まる、待遇以外の理由
  • 介護の採用サイトデザインで求職者が見ている3つの要素
  • 事例10選から読み取れる、「きつそう」を覆す見せ方

弊社デザイナーが厳選した「地方企業×採用サイト」のデザイン事例は、以下で業種を横断して紹介しています。

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求職者は、数多の企業から応募を検討するわけですから、第一印象に直結する「サイトデザイン」は非常に重要です。 しかし、漠然と「カッコよくしたい!」「オシャレにしたい!」というイメージだけで、「具体的なイメージまで落とし込めていない…」という方も多いのではないでしょうか? そこで本記事では、弊社がご

目次

応募が来ないのは「過重労働」への答えがないから

介護・福祉の応募が伸びない要因は、求職者が抱く「過重労働ではないか」という不安に、募集側が答えを返せていないことです。高齢化の進行で介護職員の求人そのものは増えました。それでも応募が分散しないのは、燃え尽きや人手不足のイメージが先に立ち、そこを解けない募集が読み飛ばされているためだと考えています。

介護の現場は、文字ベースで雰囲気を伝えるのが難しい仕事です。だからこそ「職場環境やキャリアパス、研修制度などの情報を詳しく伝えること」が、求職者にとって何よりの安心・判断材料になります。

ここが埋まると、入職前後のギャップが小さくなります。新しく入った人が職場を理解した状態で働き始められるので、長期的な定着率が上がり、高い離職率を抑えることにもつながるというわけです。採用サイトは応募を集める入口であると同時に、辞める理由を先回りして減らす仕組みでもある、という見方をしています。

介護の求職者が見ている3つの要素

介護・福祉の採用サイトで求職者が見ているのは、配色・写真・情報の3つです。順に「重たい職場ではなさそうか」「一緒に働く人はどんな顔つきか」「入職後に何が起きるか」を判断しています。以下の事例も、この3点を軸に読んでいただくと参考にしやすいはずです。

①「重さ」を消す配色とモチーフ

介護の採用サイトのデザインで最初に効くのは配色です。事例を並べると傾向がはっきり出ます。ミントグリーン、パステルカラー、手描き風のイラスト、丸みのある形。介護・福祉の現場を扱いながら、画面そのものは軽くしている構成が目立ちます。

これは事実を柔らかく粉飾しているのではなく、「重たそう」という先入観を最初の1画面で外しにいっている、と捉えるのが近いです。

②利用者と職員が一緒に写っている写真

介護の仕事の魅力は、職員だけを撮った写真では伝わりません。利用者と職員がやりとりしている場面、笑っている瞬間、日常の一コマ。この「関係が写っている写真」があるかどうかで、伝わる情報量がまるで変わります。

なお、写真は自前で撮ろうとせず、撮影だけはプロに依頼するコスト配分が妥当だと考えています。介護施設の場合、屋内の光の条件が難しく、素人撮影だと暗く沈んだ印象になりやすいためです。

③入職後に何が起きるかが分かる情報

配色と写真で「良さそう」まで持っていっても、シフトや資格取得支援の情報がなければ応募までは届きません。夜勤の回り方、無資格・未経験からの入職ルート、資格取得のバックアップ、産休・育休からの復帰。求人票の枠に収まりきらない情報こそ、採用サイトが引き受ける領域です。

若い世代を採りたい場合はとくに、「3年後の自分」が描ける情報があるかどうかが効きます。介護福祉士やケアマネジャーへの道筋を、実際に歩いた職員の話として載せられると強いです。

心を掴む介護・福祉の採用サイトデザイン事例10選

ここからは、介護・福祉施設の採用サイト・コーポレートサイトのデザインを10例紹介します。「制作:地方採用ワークス」と記載のあるものが弊社の制作実績です。

社会福祉法人舟伏 様(福祉・地域支援・教育)

社会福祉法人舟伏様のホームページデザイン(岐阜県/福祉・地域支援・教育)

https://www.funabuse.or.jp/(制作:地方採用ワークス)

岐阜県岐阜市にある福祉・地域支援・教育に取り組む社会福祉法人舟伏様のコーポレートサイトです。

鮮やかなイラストを使用したデザインが、地域とのつながりと温かみを視覚的に表現しています。緑豊かな風景や人々の交流が描かれたトップビジュアルは、福祉活動が地域社会に密着していることを伝えています。

さらに柔らかな色彩と親しみやすいレイアウトにより、誰でもアクセスしやすく心地よい印象を与え、『もっと自分らしく輝ける毎日を』というメッセージが、法人の理念を力強くサポートしています。

和光会グループ 様(介護事業・福祉事業・医療事業)

株式会社和光会グループ様のホームページデザイン(岐阜県/介護事業・福祉事業・医療事業)

https://recruit.wakokai.or.jp/(制作:地方採用ワークス)

岐阜県岐阜市にある介護事業・福祉事業・医療事業を展開する企業、和光会グループ様の採用サイトです。

清潔感のある白を基調としたデザインに、差し色として親しみやすいカラフルな配色を使用することで、親近感を与えるサイトに仕上がっています。ファーストビューでは働くスタッフの姿や利用者の様子が生き生きと描かれており。温かい雰囲気が伝わります。

また、サイドバーのSNSアイコンやコンテンツボタンが使いやすく配置されており、採用情報や法人説明がすぐに確認できる導線設計になっています。

岐阜県福祉事業団(福祉・介護・採用)

社会福祉法人岐阜県福祉事業団様のホームページデザイン(岐阜県/福祉・介護・採用)

https://recruit.gifu-fukushi.jp/(制作:地方採用ワークス)

岐阜県岐阜市にある福祉・介護事業を展開する企業、岐阜県福祉事業団様の採用サイトです。

温かみのある写真と爽やかなミントグリーンを基調としたデザインが。訪問者に親しみやすさと信頼感を与えます。また、『スキルアップできる環境が魅力』というキャッチコピーが、求職者の前向きな気持ちを引き出します。メインビジュアルの笑顔のスタッフの写真が、働く現場の雰囲気や活気を感じさせるデザインです。

シンプルながら情報が整理された構成で、採用情報へのアクセスもスムーズなサイトに仕上がっています。

瑞鳳会グループ 様(医療・介護・福祉)

瑞鳳会グループ様のホームページデザイン(岐阜県/医療・介護・福祉)

https://zuihokai-group.org/(制作:地方採用ワークス)

岐阜県岐阜市を拠点とする医療・介護・福祉事業を展開する瑞鳳会グループ様の採用サイトです。

スタッフの笑顔と活動的な場面を中心にした写真が、職場の明るい雰囲気を視覚的に伝えています。全体的にピンクを基調とした配色が温かみを与え、メッセージ性の強いキャッチコピーと手書き風フォントが親しみやすさを演出。

サービスや職種の多様性をアピールしつつ、地域貢献への取り組みを感じさせるデザインです。トップページの直感的なナビゲーションが情報へのアクセスをスムーズにしています。

リニエ(介護・福祉・訪問看護)

リニエの実際のサイトデザイン

TOPページ

東京都にある介護・福祉・訪問看護事業を展開するリニエ様の採用サイトです。

落ち着いたグリーンを基調としたデザインが、安心感と専門性を強調しています。トップページでは、利用者とスタッフが連携する様子がリアルに描かれ、現場での温かい人間関係を感じさせます。黄色のラインがダイナミックに描かれ、動きと活気を演出。

また、『Be Professional』というキャッチコピーが大きく配置され、求職者に向けた力強いメッセージ性を伝えています。全体的に洗練されながらも親しみやすいデザインが特徴的です。

P.P. Corporation(放課後等デイサービス・福祉関連事業)

P.P. Corporation様のホームページデザイン(静岡県/放課後等デイサービス・福祉関連事業)

https://ppc-wonder.com/

静岡県富士宮市を拠点に福祉関連事業を展開するP.P. Corporation様のコーポレートサイトです。

ミニマルで洗練されたデザインが、企業としての現代的な価値観を表現しています。トップビジュアルには、子どもの笑顔とアート性の高いイラストが組み合わされ、サービスの温かさと創造性を感じさせます。

余白を活かしたレイアウトや、タイポグラフィの遊び心が、視覚的に柔らかい印象を与えつつ、情報を効果的に伝えるデザインとなっています。サイト全体を通じて「未来への希望」をテーマにしたストーリー性を感じられる構成です。

医療法人社団創生会(介護・福祉・採用)

社会福祉法人創生会様のホームページデザイン(兵庫県/介護・福祉・採用)

http://i-souseikai.jp/recruit/

兵庫県神戸市を拠点に介護・福祉事業を展開する社会福祉法人創生会様の採用サイトです。

メインビジュアルでは、利用者とスタッフが笑顔で交流するシーンが印象的で。心温まる瞬間が強調されています。柔らかいパステルカラーの円を重ねたデザインが、安心感や親しみやすさを演出しています。

また、キャッチコピーには『最幸の瞬間』という言葉が使用され、サービスを提供する側と受ける側の幸福を大切にする理念が伝わる仕上がりです。全体のシンプルなレイアウトが、情報へのアクセスを直感的にし、求職者がスムーズに応募へ進める構成となっています。

社会福祉法人あいのわ福祉会(福祉・介護・採用)

あいのわ福祉会様のホームページデザイン(東京都/福祉・介護・採用)

http://www.ainowa.or.jp/recruit/

東京都を拠点に福祉・介護事業を展開する社会福祉法人あいのわ福祉会様の採用サイトです。

柔らかなパステルカラーと手描き風のイラストを用いたデザインが、温かみと親しみやすさを演出しています。トップページにはスタッフの笑顔や職場風景を切り取った写真が並び、仕事の魅力や職場の雰囲気が伝わる構成です。

『わたしがつくる、福祉のこれから』というキャッチフレーズが、未来への希望と挑戦を感じさせるデザインの中心となっています。視覚的にもストーリー性を重視した作りで、求職者が安心感を抱きやすいサイト設計が特徴です。

社会福祉法人慈楽福祉会(介護・福祉・採用)

社会福祉法人慈楽福祉会様のホームページデザイン(広島県/介護・福祉・採用)

https://jiraku.or.jp/

広島県を拠点に介護・福祉事業を展開する社会福祉法人慈楽福祉会様のコーポレートサイトです。

メインビジュアルでは、自然豊かな環境の中でスタッフが利用者と笑顔で交流する姿が印象的で、心温まる雰囲気を伝えています。柔らかいフォントと自然をモチーフにしたデザインが、安心感と優しさを強調しています。

また、『心が通じ合い、人と人とが手を取り合う未来へ。』というキャッチコピーが、法人の理念をわかりやすく表現しています。居宅サービスや施設サービスなどの情報も視覚的に整理され、利用者や求職者が使いやすい構成になっています。

社会福祉法人愛和会(高齢者・障がい者・児童サービス)

社会福祉法人愛和会様のホームページデザイン(大阪府/高齢者・障がい者・児童サービス)

TOPページ

大阪府を拠点に高齢者サービス、障がい者サービス、児童サービスを展開する社会福祉法人愛和会様のコーポレートサイトです。

トップページでは、利用者の日常を切り取った写真が豊富に使われ、温かみのある現場の雰囲気がリアルに伝わります。背景には柔らかな色合いの地図が配置され、地域に根ざした取り組みを視覚的に表現。『地域とわたしたちを世界と未来につなぐ』というキャッチコピーが、社会貢献への強い意志を印象づけます。

縦長のスライド形式のデザインが、各サービスの情報を分かりやすく整理し、訪問者に優れたユーザー体験を提供しています。

医療機関の採用サイトは、介護・福祉とは効くポイントが少し違います。病院・クリニックの採用も並行して進めている場合は、以下の事例もあわせてご覧ください。

参考記事:『【事例11選】病院・クリニックの採用サイトデザイン|看護師に選ばれるには?

介護・福祉の採用サイトについて、よくいただく質問

Q1: ハローワークと求人媒体だけでは足りませんか

媒体は「見つけてもらう」ための枠で、採用サイトは「決めてもらう」ための場所です。役割が違うので、どちらかで代替できるものではありません。実際、媒体で興味を持った求職者はたいてい法人名で検索します。そこで出てくるのがサービス案内だけだと、働く場所としての判断がつかないまま離脱していきます。

Q2: 職員の顔出しに抵抗があります。写真なしでも作れますか

作れますが、伝わる量は確実に落ちます。全員の顔出しが難しい場合は、承諾いただける方だけに絞る、後ろ姿や手元のカットを混ぜる、といった調整で成立させることが多いです。少なくとも「人が写っていないサイト」だけは避けたほうがいいと考えています。

Q3: 若い世代からの応募を増やしたいのですが、どこを変えるべきですか

まずスマートフォンでの見え方です。若い層はほぼスマホで見ているので、パソコン向けの構成のままだと読まれません。そのうえで、無資格・未経験からの入職ルートと、資格取得のバックアップを分かりやすい位置に置く。この2つで反応が変わってくるケースが少なくありません。

Q4: おしゃれなデザインにすると、かえって信用されませんか

「おしゃれ」を目的にすると、そうなることがあります。装飾を増やすのではなく、余白を取り、情報を整理し、写真を良くする。この方向で整えたサイトは、軽やかに見えて信用も落ちません。事例を見ていただくと、派手さより整理のほうが効いているのが分かるはずです。

Q5: 施設が複数あります。法人でまとめるか、施設ごとに分けるか迷っています

採用の窓口としては、法人で1つにまとめたほうが動かしやすいです。求職者は法人単位ではなく通える範囲で探すので、法人サイトの中で施設ごとの情報にすぐ辿り着ける構成にしておく。この形が、運用の手間と分かりやすさの両立という点で現実的です。

デザインの前に、見られているかを確認する

デザインの話をしてきましたが、最後にひとつ、順番の話をさせてください。

介護の採用サイトで差が出るのは、写真の枚数ではありません。未経験の人が「自分にもできそうだ」と思える順番で並んでいるかです。制度の説明から始まるサイトは、情報が多くても読み手の不安を解いてくれません。

そして受け皿をどれだけ整えても、求職者の目に触れていなければ応募は起きません。露出(母集団形成)と受け皿(採用サイト)は両輪だ、というのが弊社の考え方です。とくに介護・福祉は通勤圏の制約が強く、片道1時間/25〜30km圏内がひとつの目安になります。この狭い範囲の中で選んでもらう以上、条件だけの勝負ではなく総合点勝負になります。

弊社は全国の地方企業に1,400社以上のウェブサイト制作・マーケティング支援を行ってきました。採用については、サイトを作って終わりではなく、求人媒体への露出から選考までを地方企業向けに一貫してご支援しています。製造・建設・運送・医療・飲食など、地方で人が採りにくいと言われる業種の現場を見てきました。

施設まるごとで頼む必要はありません。いまの採用ページと求人票を並べて見せていただければ、「きつそう」で止まっている箇所がどこかをお伝えできます。施設が複数ある場合の分け方から、というご相談でも構いません。

採用サイト制作のサービス詳細はこちら

※ご紹介しているサイトの中で、「(制作:地方採用ワークス)」と書かれたサイトは弊社の制作実績です。その他のサイトは弊社の制作実績ではございませんが、本記事の切り口に沿う事例としてご紹介させていただきました。制作をされた制作会社様で、掲載の取り消しをご希望の場合は速やかに対処させていただきますので、弊社までご連絡くださいませ。

この記事を書いた人
【事例10選】介護・福祉の採用サイトデザイン|「きつそう」はどう覆す? | 業種別
たまちゃん

マーケティングデザイン部 マネージャー/Webマーケター 大学在学中に、複数Webメディアを立ち上げ、アフィリエイターとして法人化。設立から2年後、社会貢献などの「働きがい」を求め、リーピーにジョイン。 現在は、現場で培ったWebサイトの運用経験を元に、お客様サイトの運用代行や自社コーポレートサイトの運用など、幅広いマーケティング領域を担当。

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