人材紹介・派遣業の採用サイトデザイン事例10選|”人”の見せ方

人材紹介・派遣業の採用サイトは、他業種より難しいと思います。売るものが人で、その人を集める採用でもある。「人を大切にします」と書くほど、同業他社と同じページに見えてしまうんですよね。

この領域では、ITや医療に強いリクルーターをどの会社も欲しがっています。求職者側に選択肢がある以上、条件だけの勝負は消耗戦です。

この業界の採用サイトで効くのは「どんな人と、どんな働き方で、何を積み上げるのか」を具体的に見せることです。働き方やキャリアパスへの不安に先回りして答えたページが、比較の土俵に残ります。

この記事でわかること

  • 人材紹介・派遣業の採用サイトデザイン事例10社11ページ(うち5ページは弊社制作)
  • トレンド感で惹きつける型と、動きで印象づける型の使い分け
  • ”人が商品”の業界で、自社らしさをページに落とし込む考え方

弊社デザイナーが厳選した「地方企業×採用サイト」のデザイン事例は、以下で業種を横断してまとめています。【業種別】地方企業でおしゃれな「求人・採用サイト」のデザイン事例集≪34選≫

目次

決め手は「働き方とキャリアパス」の具体性

求職者が確かめているのは、扱う求人の多さではなく「自分がどんな働き方をして、何が身につくのか」です。人を扱う仕事だけに、目標数字の重さや担当領域の広さへの不安がついて回ります。ここに先回りして答えているページほど、応募の手前で離脱されにくくなるのが実情です。

「人を大切にします」だけでは、同業と区別がつかない

理念や姿勢の言葉は、この業界ではほぼ全社が同じことを書いています。差がつくのは、担当する業界・1人あたりの担当社数・キャリアの上がり方といった、業務の輪郭が見える情報です。**抽象的な理念より、具体的な1日の流れのほうが人を動かします。**

登録者向けの導線と、自社の採用ページは混ぜない

この業界は、サービスの利用者(登録者)と、自社に入社してほしい人材の両方へ発信しています。同じサイト内で両者が混ざると、どちらの読み手も自分向けの情報を見つけられません。導線を分けるだけでも、採用ページの読まれ方は変わってきます。

ここからは、Webデザインの観点も踏まえて人材紹介・派遣業の採用サイト・コーポレートサイトを10社11ページ分ご紹介します。トレンド感で惹きつけている事例と、動きで会社の印象を表現している事例に分けて並べました。なお「(制作:地方採用ワークス)」と記載のあるサイトが弊社の制作実績です。

【事例10選】トレンド感で心を掴むデザイン

まずは、レイアウトと配色のトレンドで第一印象をつくっている7ページです。斜めのレイアウト、余白の取り方、写真の選び方といった要素は、規模にかかわらず自社のページに取り入れやすいところだと思います。

ALL DIFFERENT株式会社 様/新卒採用サイト(コンサルティング・調査・人材紹介・派遣)

「ALL DIFFERENT株式会社」様のホームページデザイン(東京都/コンサルティング企業)

https://newgraduates.all-different.co.jp/(制作:地方採用ワークス)

東京都千代田区にあるコンサルティング企業、ALL DIFFERENT株式会社(旧・ラーニングエージェンシー)様の新卒採用サイトです。

手書きフォントを使った温かみのあるデザインや数字で企業実績を”見える化”したコンテンツ配置など、コンサルティング業でありながらもユーザー目線の爽やかなサイトデザインとなっています。

キャリアスカウトジャパン株式会社 様(人材紹介・派遣)

「キャリアスカウトジャパン株式会社」様のホームページデザイン(東京都/人材紹介業)

https://www.careerscout.co.jp/(制作:地方採用ワークス)

東京都千代田区にある人材紹介業の企業、キャリアスカウトジャパン株式会社様のホームページです。

斜めのダイナミックなレイアウトと、クールな赤を基調としたカラーリングの組み合わせです。前進的で躍動感のある印象を演出し、キャリアアップへの意欲を視覚的に表現しています。

また大きく配置された「ADVANCE」の文字と、背景の都会的な青みがかった写真が、モダンでプロフェッショナルな雰囲気を醸し出しており、キャリア支援サービスとしての信頼性と先進性を効果的に表現した、洗練されたデザインとなっています。

ALL DIFFERENT株式会社 様/中途採用サイト(コンサルティング・調査・人材紹介・派遣)

「ALL DIFFERENT株式会社」様のホームページデザイン(東京都/コンサルティング企業)

https://career.all-different.co.jp/(制作:地方採用ワークス)

同じくALL DIFFERENT株式会社様の中途採用サイトです。

爽やかな青色が特徴で、信頼感を与えてくれます。最初に目に入るのは、はたらく社員の写真が流れるファーストビューで、会社の雰囲気が分かりやすくなっています。

まずは確保したい人材に合わせて、新卒・中途でそれぞれ異なる採用サイトを制作するというのも、1つの手段です。

株式会社ウィルオブ・ワーク(人材派遣・紹介予定派遣事業)

「株式会社ウィルオブ・ワーク」様のホームページデザイン(東京都/人材派遣業)

https://willof-work.co.jp

東京都新宿区にある人材派遣業の企業、株式会社ウィルオブ・ワーク様のホームページです。

デザインを整理し、使いやすさを優先した構成です。ナビゲーションバーはシンプルで直感的、必要な情報にすばやくたどり着けるよう工夫されています。

主に白を基調としたクリーンなレイアウトにより、視覚的にも落ち着いた印象を与えます。各サービスのセクションは明確に区分され、視覚的に強調されたアイコンや画像が効果的に利用されていますね。

株式会社ライフワンズ(人材紹介事業・M&A仲介事業)

「株式会社ライフワンズ」様のホームページデザイン(東京都/人材紹介事業)

https://saiyou.lifeones.jp

東京都目黒区にある人材紹介事業の企業、株式会社ライフワンズ様の採用サイトです。

クリーンでモダンなデザインが目を引きます。シンプルなレイアウトと直感的な導線により、必要な情報に迅速にたどり着けます。

メインビジュアルには、職場の雰囲気や社員の笑顔が映し出され、企業文化を視覚的に伝えています。

全体的に、求職者に対して安心感と信頼感を与えるデザインが特徴です。

株式会社Act anyway(採用コンサルティング事業・マーケティング事業)

「株式会社Act anyway」様のホームページデザイン(大阪府/採用コンサルティング事業)

https://actanyway-try.jp/recruit

大阪府大阪市にある採用コンサルティング事業の企業、株式会社Act anyway様の採用サイトです。

クリエイティブで活気に満ちたデザインが特徴です。カラフルなビジュアルと大胆なフォントが使われており、訪問者の目を引きます。情報はセクションごとに整理されており、迷わず必要な情報にたどり着ける構成です。

トップページには、企業のミッションやビジョンが明確に示されており、求職者に企業の価値観を伝える構成です。

豊能運輸株式会社(自動車部品輸送・人材派遣)

「豊能運輸株式会社」様のホームページデザイン(兵庫県/人材派遣業)

https://toyono-exp.co.jp

兵庫県伊丹市にある人材派遣業の企業、豊能運輸株式会社様の採用サイトです。

シンプルかつ実直なデザインが印象的です。青を基調とした清潔感のあるレイアウトにより、情報が見やすく整理されています。必要な情報が明確に区分けされており、求職者はスムーズに目的のページへたどり着けます。

トップページには、会社のビジョンや理念、働く環境についての情報が分かりやすくまとめられており、企業の誠実さと信頼性が伝わる構成です。

動きで会社の印象を表現しているデザイン事例

続いて、動きで印象づけている4ページです。動き自体を目的にせず、企業メッセージを伝えるために使っている点が共通しています。

株式会社Awake 様(人材紹介・派遣・人材サービス)

「株式会社Awake」様のホームページデザイン(愛知県/人材紹介業)

https://awake-inc.co.jp/(制作:地方採用ワークス)

愛知県一宮市にある人材紹介業の企業、株式会社Awake様のホームページです。

青・緑・赤の3色の大きな円形要素を重ね合わせることで、動きのある力強い視覚効果を生み出しています。円形のグラフィックは企業と人とのつながりを象徴的に表現し、その重なり合いによって生まれる新しい色面が、サービスを通じた価値創造を暗示しています。

全体的に余白を十分に確保し、企業メッセージを印象的に伝えながらも、全体として洗練された印象を保っているのが特徴的です。

株式会社HPS CONNECT 様(人材紹介・派遣・物流・運送)

「株式会社HPS CONNECT」様のホームページデザイン(東京都/人材紹介業)

https://hps-connect.com/(制作:地方採用ワークス)

東京都渋谷区にある人材紹介業の企業、株式会社HPS CONNECT様のホームページです。

洗練された余白の使い方と、グラデーションを活用した文字表現が特徴で、キーメッセージである「Connecting」と「Possibilities」を青で強調し、その他の文字をグレーで表現することで、視覚的な階層性を生み出しています。

全体的にミニマルでクリーンな設計ながら、適度な余白と要素の配置によって、企業の先進性と信頼性を効果的に表現しているのが特徴です。

株式会社シースリー(採用コンサルティング)

「株式会社シースリー」様のホームページデザイン(東京都/採用コンサルティング企業)

https://c3-cthree.com/recruit

東京都豊島区にある採用コンサルティング企業、株式会社シースリー様の採用サイトです。

「挑戦じゃない。超戦だ。」というコピーを掲げ、白地に黒文字と濃紺でまとめた採用サイトです。座談会のテーマを「C3にとってのチャレンジとは。」「入社後に実感したC3の魅力。」と設問の形で立てており、コピーで打ち出した言葉を中身で裏づける構成になっています。

トップページには、企業のビジョンやミッションが視覚的に伝わるように工夫されており、求職者に対して企業の方向性と価値観を効果的に伝えています。

株式会社IRODAS(就活エージェント)

「株式会社IRODAS」様のホームページデザイン(大阪府/就活エージェント業)

https://recruit.irodas.com

大阪府大阪市にある就活エージェントの企業、株式会社IRODAS様の採用サイトです。

モダンで洗練されたデザインです。クリーンなホワイトを基調としたレイアウトに、アクセントカラーとしてのブルーが使用され、視覚的に心地よい印象を与えます。情報はセクションごとに整理され、シンプルで直感的な導線により、求職者が必要な情報に迅速にたどり着けるよう設計されています。

トップページには、企業のビジョンやミッションが明確に示されており、求職者に企業の価値観と方向性を効果的に伝えています。

11ページの共通項から見える設計ポイント

並べて見ると、この業界のページには共通した打ち手がありました。人の写真か、人を象徴するグラフィックか、余白で信頼をつくる、メッセージを1フレーズに絞る。人が商品である以上、その人をどう画面に登場させるかが最大の分岐点になっているわけです。

人は「写真」か「象徴」のどちらかで見せる

ALL DIFFERENT様やライフワンズ様は社員写真をメインビジュアルに据え、Awake様やHPS CONNECT様は円形やグラデーションのグラフィックで人とのつながりを象徴的に表現しています。どちらが正解ということはなく、素材として何を持っているかで選べばいいと思います。写真がない状態で無理に人を出すより、象徴で見せたほうが伝わることもあります。

余白は、信頼感をつくるための投資

Awake様、HPS CONNECT様、IRODAS様に共通するのは、余白の取り方です。情報を詰め込まないことで、1つひとつのメッセージが立ちます。載せたい情報が多い会社ほど、削る勇気が要ります。

動きは、メッセージを伝えるためにだけ使う

インパクト型の4ページはいずれも、動き自体を見せるのではなく、動きによって企業メッセージが立ち上がる設計になっています。動きを足すほど読まれなくなるページも多いので、目的から逆算するのが大事なところです。

人材紹介・派遣業の採用サイトについてよくある質問

Q1: サービス紹介のページと採用ページは、分けたほうがいいですか

読み手が違うので、分けたほうが伝わります。サービス紹介は求職者や企業クライアント向け、採用ページは入社を検討する人向けです。同じページに混在すると、どちらの読み手も自分向けの情報を探せません。まずはトップからの導線を分けるところからで十分です。

Q2: 社員の写真がありません。それでも採用サイトは作れますか

作れます。Awake様やHPS CONNECT様のように、グラフィックで人とのつながりを象徴的に表現している事例もあります。ただ、働く人の様子が見えるかどうかは応募の判断に効いてくるので、撮影だけはプロに依頼するコスト配分が妥当です。

Q3: 新卒と中途で、採用サイトを分けるべきですか

伝えたい内容が大きく違うなら分けたほうが伝わります。ALL DIFFERENT様のように新卒・中途で別サイトを持つのは、両方の採用を継続的に動かしている場合の選択肢です。いきなり2サイト作らず、1サイト内で導線を分けて応募の内訳を見てから判断する形でも構いません。

Q4: 派遣業の場合、登録スタッフ向けページと採用ページはどう分けますか

登録スタッフ向けは仕事の探しやすさ、採用ページは働く環境とキャリアが軸になります。豊能運輸様のように事業内容と採用情報を1サイトで扱う場合でも、ナビゲーションの階層で分けておくと迷いが減ります。

Q5: 採用サイトを作れば応募は増えますか

採用サイトは受け皿なので、それ単体で応募数が決まるわけではありません。そもそもページにたどり着いてもらう露出がなければ、どれだけ作り込んでも読まれないままです。露出(母集団形成)と受け皿(採用サイト)は両輪で考える必要があります。

採用サイトは「何を載せないか」で質が変わる

人が商品の業界だからこそ、載せたい情報は無限に出てきます。プロが入って変わるのは、「何を載せて、何を載せないか」の判断です。自社だけで作ると理念も実績も制度も全部詰め込んでしまい、結果として何も残らないページになりがちなんですよね。

そして、整えたページも見られなければ届きません。求人媒体や自社の発信で露出をつくって、はじめて受け皿が機能します。採用サイトのご相談をいただいたとき、弊社が母集団形成の話から始めることが多いのはこのためです。

弊社は全国の地方企業に1,400社以上のウェブサイト制作・マーケティング支援を行ってきました。採用については、サイトを作って終わりではなく、求人媒体への露出から選考までを地方企業向けに一貫してご支援しています。製造・建設・運送・医療・飲食など、地方で人が採りにくいと言われる業種の現場を見てきました。

全部をまとめて頼まなくても構いません。「何から手をつければいいか分からない」段階でも、現状の整理からご一緒します。まずは御社の規模や採用フェーズをうかがったうえで、最適な構成をご提案します。

採用サイト制作のサービス詳細はこちら

※ご紹介しているサイトの中で、「(制作:地方採用ワークス)」と書かれたサイトは弊社の制作実績です。その他のサイトは弊社の制作実績ではございませんが、本記事の切り口に沿う事例としてご紹介させていただきました。制作をされた制作会社様で、掲載の取り消しをご希望の場合は速やかに対処させていただきますので、弊社までご連絡くださいませ。

この記事を書いた人
人材紹介・派遣業の採用サイトデザイン事例10選|”人”の見せ方 | 業種別
たまちゃん

マーケティングデザイン部 マネージャー/Webマーケター 大学在学中に、複数Webメディアを立ち上げ、アフィリエイターとして法人化。設立から2年後、社会貢献などの「働きがい」を求め、リーピーにジョイン。 現在は、現場で培ったWebサイトの運用経験を元に、お客様サイトの運用代行や自社コーポレートサイトの運用など、幅広いマーケティング領域を担当。

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