【岐阜】求人はどこに出す?媒体の選び方と、地元ならではの露出事情
「岐阜で求人を出したいが、どの媒体に出せばいいのか分からない」——採用を任された兼務の担当者から、よくうかがう悩みです。求人媒体の数は年々増えているのに、岐阜の地元でどれが効くのかという情報は、ほとんど出回っていないのが実情です。
先にお伝えしたいのは、媒体選びに唯一の正解はない、ということです。誰を採りたいかによって、届く媒体はまるで変わります。若手ならスマートフォンの求人検索エンジン、パート層なら地元のフリーペーパーが接点になることもある。つまり「どこに出すか」の前に、「誰に、どの通勤圏で届けたいか」を決めることが出発点になります。
この記事でわかること
- 岐阜で求人を出す方法の全体像(無料〜有料の4系統)
- ハローワーク岐阜・地元媒体それぞれの使いどころ
- 求人を出しても反応がない時に見直す順序
岐阜で求人を出す方法には何があるか
結論から言うと、岐阜で求人を出す手段は大きく4系統に整理できます。①ハローワーク、②求人検索エンジン・求人サイト、③地元紙・フリーペーパーなどの地元媒体、④採用サイトやSNSでの自社発信です。費用も届く層も異なるため、どれか一つに絞るのではなく、採りたい人に合わせて組み合わせるのが基本になります。
- ハローワーク:無料。地元で職を探す層に強く、岐阜の中小企業の起点になる
- 求人検索エンジン・求人サイト:無料枠あり。スマートフォンで探す若手・中途層への入口
- 地元媒体(地元紙・フリーペーパー・地域求人サイト):地域密着。パート・ミドル層との接点
- 自社発信(採用サイト・SNS):応募の意思決定が起きる受け皿。他媒体の効果を左右する
なお、媒体選びの前提になる「通勤圏で母集団を考える」視点は、岐阜の採用市場の記事で詳しく整理しています。
ハローワーク岐阜はどう使うか──無料の起点、ただし出すだけでは埋もれる
岐阜で求人を出すなら、まずハローワークからです。掲載は無料で、地元で腰を据えて働きたい層が集まる場所でもあります。事業所登録をすれば、県内各地のハローワーク(岐阜・大垣・多治見など)を窓口に求人票を公開できます。
ただし、無料で誰でも出せるということは、同じ商圏の競合も全員出しているということです。仕事内容欄や特記事項欄が定型文のままの求人票は、一覧の中で埋もれてしまいます。ハローワークで差がつくのは媒体そのものではなく、求人票の書き込みの深さです。書き方のコツは別記事で具体的に解説しています。
地元紙・フリーペーパーなどの地元媒体は、まだ効くのか
「新聞やフリーペーパーの求人なんて、今どき見られていないのでは」と思う方も多いはずです。半分は当たっていて、スマートフォンで職を探す若手層への接点としては、地元媒体の優先度は下がっています。
一方で、地域のパート・主婦層やミドル・シニア層にとっては、地元紙の求人欄や自宅に届くフリーペーパーが今も現役の接点です。採りたい人物像がこの層に重なるなら、地元媒体は検討する価値があります。逆に若手の正社員採用が目的なら、ここに費用をかける前に無料の露出を使い切るほうが先です。
弊社の支援先である岐阜県の運送会社では、ハローワークに加えて、Airワーク・engage・求人ボックスといった全国系の無料媒体、さらにQ-JiN・ジンチャレ!・げんきワークまで含めた無料7媒体に求人12本を掲載する体制を組み、13ヶ月で116件の応募がありました。
有料の地元媒体に費用をかけるかを検討するのは、この無料の露出を出し切ってからです。無料でここまで接点を広げられることを知らないまま、有料広告から入ってしまう会社は少なくありません。
無料でできる露出を使い切ってから、有料広告を考える
弊社が支援の現場で一貫してお伝えしているのが、この順番です。無料で出せる媒体は、ハローワークと求人検索エンジンの無料枠だけでも複数あります。まずこれらを出し切り、掲載内容を整えたうえで、それでも届かない層に有料広告を検討する。この順番なら、広告費が掛け捨てになるのを避けられます。
有料の求人広告は、出稿を止めた瞬間に露出がゼロに戻る、いわば掛け捨ての保険です。対して、自社の採用サイトや検索エンジン経由の露出は、積み上げるほど資産として残ります。岐阜から都市部人材を呼び込むUIターン採用でも、この受け皿の有無が結果を分けます。
求人を出しても反応がない時に、見直す順序
媒体に出したのに応募が来ない。そのときは、次の順序で見直すことをおすすめします。
- 露出の量:そもそも掲載媒体が1つだけになっていないか。無料媒体を出し切っているか
- 求人票の中身:仕事内容が具体的か。同じ通勤圏の競合と比較して見劣りしていないか
- 受け皿:社名で検索された時に、会社の良さが伝わる採用サイトがあるか
- 通勤圏の設定:そもそも届けようとしている範囲が、通える範囲片道1時間/25〜30km圏内とずれていないか
実際、採用が特に厳しい白川村で総合建設業を営む従業員20名ほどの支援先でも、露出の組み合わせと求人の見直しを重ねた結果、支援開始3ヶ月で有資格者の採用に至り、年間の応募数は6人から17人へ増えました。媒体を増やすだけでなく、この4点をセットで整えたことが効いた例です(同じ成果をお約束するものではありません)。
使った媒体の組み合わせそのものは支援のノウハウにあたるため、ここでは具体名を挙げません。ただ、出発点は特別な施策ではありませんでした。支援に入る前のこの会社は、採用のために特別な手を打っていない状態だったからです。
まず埋めたのは、費用のかからない部分です。ハローワークに求人票を出し切る。高卒を採りたいなら高校や専門学校に求人票を持ち込む。この段階で止まっている会社が、地方には想像以上に多くあります。やらない理由があるのではなく、兼務で手が回っていないというのが実態です。
地方採用の構造全体から見直したい方は、こちらのハブ記事もどうぞ。
岐阜で求人を出す時によくある質問
Q1. 無料の媒体だけで採用できますか?
職種と通勤圏によっては可能です。実際、弊社は広告費をかけない露出設計で年間1,152名のエントリーを自社採用で集めています。ただし無料媒体は「出し切る」ことと「求人票を磨く」ことがセットで初めて機能します。
Q2. 費用はどのくらい見ておけばいいですか?
有料媒体の掲載料は、媒体・掲載期間・プランで大きく変わります。金額の前に「無料でどこまで露出を確保できるか」を先に固めるほうが、結果的に費用を抑えられます。自社の場合の内訳は、状況をうかがったうえでご提案しています。
Q3. 複数の媒体に同時に出すべきですか?
採りたい人物像が決まっているなら、その層に届く媒体を2〜3つ組み合わせるのが現実的です。やみくもに数を増やすと応募者対応が追いつかず、取りこぼしの原因になります。
Q4. 県外・都市部の人材にも届けられますか?
届けられますが、通常の地元向け媒体とは設計が変わります。UIターン採用の記事で詳しく整理しています。
「どこに出すか」よりも「どう組み合わせて、何で受けるか」
岐阜で求人を出す方法は、ハローワークを起点に、求人検索エンジン・地元媒体・自社発信を採りたい人に合わせて組み合わせる。これが結論です。そして媒体の先には必ず、「社名で検索して確かめる」という求職者の行動があります。露出(母集団形成)と受け皿(採用サイト)は両輪であり、片方だけでは応募につながりません。
とはいえ、媒体ごとの掲載作業と運用、求人票の磨き込みまでを本業のかたわらで回すのは、かなりの負担です。全部を自社で抱える必要はありません。弊社では、御社の採りたい人物像と通勤圏をうかがったうえで、媒体の組み合わせから受け皿の整備まで、最適な構成をご提案します。情報収集の段階でのご相談でも構いません。
この記事を書いた人

たまちゃん
マーケティングデザイン部 マネージャー/Webマーケター 大学在学中に、複数Webメディアを立ち上げ、アフィリエイターとして法人化。設立から2年後、社会貢献などの「働きがい」を求め、リーピーにジョイン。 現在は、現場で培ったWebサイトの運用経験を元に、お客様サイトの運用代行や自社コーポレートサイトの運用など、幅広いマーケティング領域を担当。