【選択肢は3つ】採用サイト制作はどこに頼む?費用と期間の違いを比べて解説

採用サイトを作ると決めたあと、最初に詰まるのが「どこに頼むか」です。フリーランス、制作会社、それとも社内で作るか。調べれば調べるほど選択肢が増えて、判断が止まってしまう……という方は多いと思います。

この記事では、3つの依頼先を費用と期間で比べたうえで、自社がどれを選べばいいのかを決めるための軸を整理します。見積もりを取る前に、目を通してみてください。

この記事でわかること

  • フリーランス・制作会社・社内制作の違いを、費用の相場と制作期間で比較
  • 制作会社の価格帯が「デザインの作り方」で分かれる理由
  • 制作期間を延ばしている本当の原因と、短縮のしかた

依頼先は3つ。分かれ目は「どこまで任せるか」

判断の軸は「原稿を誰が書くか、写真を誰が撮るか、公開後に誰が面倒を見るか」の3点です。この3つを自社で持てるならフリーランスや社内制作、持てないなら制作会社が現実的になります。ページ数や見た目の好みは、そのあとの話です。

フリーランスに頼む場合

費用の相場 10万〜50万円程度
制作期間の目安 1〜6ヶ月(規模による)
噛み合うケース 原稿・写真を自社で用意でき、ページ数が限られている
注意したい点 納期の遅れ、品質の幅、公開までこぎつけられないことがある

制作会社に頼む場合

費用の相場 50万〜300万円程度
制作期間の目安 2〜3ヶ月(規模により6ヶ月以上)
噛み合うケース 取材・撮影・採用コンセプトの設計まで任せたい
注意したい点 期間が長い、更新のたびに依頼が必要な場面がある

社内で作る場合

費用の相場 直接の支出は小さい(人件費と時間が乗る)
制作期間の目安 数ヶ月〜半年以上
噛み合うケース 社内に制作スキルがあり、更新を頻繁に回したい
注意したい点 本業と兼務すると進まない、専門領域は結局外注になる

以下、それぞれの中身を見ていきます。

01. フリーランスは安く頼めるが、完成しない例がある

費用の相場は10万〜50万円程度で、3つの中ではもっとも抑えられます。ただしその安さは作業範囲の狭さとセットになっていることが多く、取材費や撮影費が別途になっているケースもあります。見積もりの前提条件は先に確認しておいてください。

制作期間は規模と依頼先のスキルに左右され、1〜6ヶ月と幅があります。小規模な採用LP(ランディングページ)なら1ヶ月ほどで形になることもありますが、ページ数が増えれば数ヶ月かかります。個人で受けている以上、他の案件の状況がそのままスケジュールに影響する点は織り込んでおいてください。

ただ、金額の前に知っておいていただきたいことがあります。連絡しても返事が返ってこない、指定した納期に間に合わない、何から何まで情報提供を求められる。こうした状態のまま進まなくなり、公開までこぎつけられずに「何とか完成させてほしい」と制作会社へ駆け込まれるお客様は、実際にいらっしゃいます。リスクヘッジまで含めると、個人事業主への依頼は避けたほうが無難だというのが弊社の見解です。

向いているのは、原稿と写真を自社で用意でき、部分的な依頼で足りる場合です。判断の詳細は採用サイト制作をフリーランスに依頼する判断基準と、任せる前の確認点で整理しています。

02. 制作会社は費用が上がるが、工程を任せられる

費用の相場は50万〜300万円程度です。取材から公開後の運用まで作業範囲が広くなるぶん、金額は上がります。

幅が大きい理由のひとつは、外注の使い方です。デザインやライティングを社外に出している会社では、中間マージンが上乗せされます。地方採用ワークスは100%内製で、デザイナーもライターも社内の人間が担当します。外注を挟まないぶん、進行の統制が崩れて品質が落ちることも、中間マージンが乗ることもありません。

制作期間は2〜3ヶ月程度が一般的で、規模や複雑さによっては6ヶ月以上かかることもあります。チームで進行を管理するため遅れが出にくく、この点は個人への依頼との差になります。

向いているのは、社員取材や撮影、採用コンセプトの設計まで含めて任せたい場合です。選び方の視点は採用サイトの制作会社を選ぶときに見る5つの視点で詳しく整理しています。

03. 社内制作は支出が小さいが、本業と兼務すると止まる

外部への支払いは発生しません。ただし社内の人が動いている以上、人件費と時間は確実にかかっています。さらに専門的なスキルが足りない部分は、結局どこかで外部の手を借りることになります。「無料で作れる」という前提で始めると、途中で見通しが崩れます。

期間は社内の人手とスキル次第です。小規模なら数ヶ月で仕上がることもありますが、大規模になれば半年以上かかることもあります。本業との兼ね合いで作業が止まりやすいのが、いちばんの難所です。

向いているのは、社内に制作スキルがあり、更新を高い頻度で回したい場合です。

制作会社の価格帯は「デザインの作り方」で決まる

50万〜300万円という幅を見て、何がこの差を生んでいるのか気になった方も多いはずです。差を生むのは取材や戦略の有無ではなく、デザインをどこまで自社専用に起こすかです。弊社にご依頼いただく場合は、次の3タイプに分かれます。

タイプ 価格帯
テンプレート活用型 75万〜100万円
必要最低限のオリジナル型 90万〜120万円
完全オリジナルデザイン型 150万〜300万円
タイプ デザインの作り方
テンプレート活用型 用意されたデザインの型を活用する。載せる内容は自社に合わせて組む
必要最低限のオリジナル型 トップページなど第一印象を決める部分をオリジナルで起こし、それ以外は型を活用する
完全オリジナルデザイン型 全ページをオリジナルで設計する。ページ数とコンテンツの量で変動する

テンプレートを使った制作は30万円前後で請け負う会社もあり、この金額差を疑問に思われるかもしれません。同じテンプレートでも、市販品を当てはめるのか自社設計かで自由度は違います。弊社が使うのは後者で、採用サイトとして必要な構成をあらかじめ組み込んだ独自のテンプレートです。

どのタイプでも「戦略設計」は同じように実施します価格帯の違いは、戦略を考えるかどうかの差ではありません。誰に何を伝えるサイトにするのかという土台は、どのプランでも同じように詰めていきます。デザインをどこまで自社専用に起こすかだけが、金額を分けているというわけです。

制作期間を延ばすのは依頼先ではなく自社の準備

依頼先を変えても、期間が思ったほど縮まらないことがあります。期間を延ばしている原因の多くは、制作側ではなく発注側の事前準備の遅れです。次の4点を押さえておくと、同じ依頼先でも進み方が変わります。

01. サイトの目的と「採りたい人物像」を言語化する

制作に入る前に、サイトの目的・届けたい相手・必要なコンテンツを決めておきます。目的が曖昧なまま始めると、途中で方向性が揺れて作り直しが発生します。採りたい人物像(ペルソナとも呼ばれます)を一言で言える状態にしておくのが目安です。

02. 社内の決裁者を先に1人決めておく

確認と修正のたびに社内で承認待ちが発生すると、そこが待ち時間になります。誰が最終判断をするのかを先に決めておくと、確認待ちの時間が消えます。

03. 納品の基準を着手前に固めておく

納品の基準や要件を事前に決めておけば、チェックの観点がぶれません。「気になったところを都度伝える」やり方だと、修正の往復が増えます。

04. 写真と原稿は先に揃えておく

写真やテキストといった素材は、あとから用意しようとすると後ろにずれ込みます。期間短縮にいちばん効くのは、写真と原稿を先に揃えておくことです。特に撮影や取材が必要な場合は社員の日程調整が入るので、時間が取れない場合は01と04から着手していただければと思います。

期間を左右するのは、ページ数と機能の量

事前準備以外にも、制作期間を動かす要素があります。見積もりを取る前に、どこを重くするかを自社で決めておくと話が早く進みます。

  • ページ数と規模:ページごとにデザインを作り分けるかどうかで、作業量が大きく変わります
  • デザインの作り込み:アニメーションや動きのある表現を増やすと、デザインと構築の両方で時間が必要になります
  • 機能要件:応募フォーム、検索機能、採用管理システムとの連携など、独自の実装が入るほど期間は伸びます
  • 予算:かけられる作業量が変わるため、期間にも影響します

採用サイトの「依頼先選び」に関するよくある質問

Q. 採用サイトはどこに頼むのがいちばん安く済みますか?

金額だけで見ればフリーランス(10万〜50万円程度)か社内制作です。ただし安く見える見積もりは、原稿と写真を自社で用意する前提になっていることが多く、公開後のサポートが含まれていない場合もあります。自社で持てる作業がどれだけあるかを確認してから比べてみてください。

Q. 制作期間はどれくらい見ておけばいいですか?

制作会社に依頼する場合で2〜3ヶ月程度が目安です。ページ数が多い場合や、社員取材・撮影が入る場合は6ヶ月以上かかることもあります。採用計画の時期から逆算して、着手のタイミングを決めるのが安全です。

Q. 見積もりを比べるとき、どこを揃えればいいですか?

取材・撮影の回数、原稿を誰が書くか、ページ数、公開後の保守の範囲。この4点です。条件を揃えないまま総額だけを比べると、作業範囲の狭い見積もりが安く見えてしまいます。

Q. 社内で作って、あとから制作会社に引き継げますか?

引き継げます。ただし、ドメインとサーバーの管理権限が自社にあるか、サイトのデータを取り出せる状態かを確認しておいてください。ここが押さえられていないと、リニューアルの段階で作り直しになることがあります。

Q. 依頼先を決める前に、自社で用意しておくものはありますか?

採りたい人物像、伝えたい自社の魅力、掲載したい社員の候補。この3つを言語化しておくと、どの依頼先に相談しても話が早く進みます。逆にここが空白のままだと、見積もりの前提が揃わず比較もできません。

依頼先は「自社で持てる範囲」で決まる

3つの選択肢を並べてきましたが、最後に残るのは冒頭の3点です。原稿を誰が書くか、写真を誰が撮るか、公開後に誰が面倒を見るか。自社で持てるものが多いほどフリーランスや社内制作が現実的になり、持てないほど制作会社が合います。金額の大小は、この線引きの結果として付いてくるものです。

そのうえで、どれを選んでも共通して残る課題があります。採用サイトは、作れば応募が集まる箱ではないということです。どれだけ作り込んでも、求職者がそこにたどり着かなければ誰の目にも触れないまま終わってしまいます。求職者に見つけてもらう活動(母集団形成)と、受け皿になる採用サイトは両輪で、片方だけでは回りません。依頼先選びに時間をかけた末に、集客の設計が抜けたまま公開してしまう。これがいちばんもったいない進め方だと思います。

そして忘れたくないのは、その先にいるのが一人の求職者だということです。その人にとっては生活の土台を選ぶ話で、条件の一覧だけでは心が動きません。どこに頼むかを決める前に、そこまで一緒に考えてもらえるかを確かめてみてください。

依頼先を決め切ってからでなくて構いません。「フリーランスと制作会社で迷っている」という段階でも、現状の整理からご一緒します。

依頼先を決める前に、原稿・写真・公開後の更新のうち、自社で持てるものはどれかを整理してみてください。ここが決まると、任せる範囲と見積もりの読み方が定まります。

弊社は全国の地方企業に1,400社以上のウェブサイト制作・マーケティング支援を行ってきました。採用については、サイトを作って終わりではなく、求人媒体への露出から選考までを地方企業向けに一貫してご支援しています。製造・建設・運送・医療・飲食など、地方で人が採りにくいと言われる業種の現場を見てきました。

まずは御社の課題感をお聞かせください。うかがったうえで、近い業種でうまくいった進め方をご紹介します。「フリーランスと制作会社で迷っている」という段階のご相談で構いません。

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この記事を書いた人
【選択肢は3つ】採用サイト制作はどこに頼む?費用と期間の違いを比べて解説 | 採用サイト制作
たまちゃん

マーケティングデザイン部 マネージャー/Webマーケター 大学在学中に、複数Webメディアを立ち上げ、アフィリエイターとして法人化。設立から2年後、社会貢献などの「働きがい」を求め、リーピーにジョイン。 現在は、現場で培ったWebサイトの運用経験を元に、お客様サイトの運用代行や自社コーポレートサイトの運用など、幅広いマーケティング領域を担当。

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