【事例10選】青・水色の採用サイトデザイン|信頼感はどう出す?

採用サイトの色を決めるとき、真っ先に候補に挙がるのが青だと思います。信頼感がある、清潔感がある、業種を選ばない。ただ、その手堅さの裏返しとして「無難で、他社と似たサイトになってしまった」という結果に落ち着きやすい色でもあります。

求職者はパッと見の第一印象で「ここは良さそうだ」と判断していきます。問題は、青を選ぶかどうかではなく、青のどこを、どれだけ使うか。そこで差がつくというわけです。

この記事でわかること

  • 青・水色の採用サイトが求職者に与える印象と、その理由
  • 地域性・現場を写した青のデザイン事例6選
  • 清潔感・先進性を軸にした青のデザイン事例4選
  • 「無難な青」で終わらせないために、どこで差をつけるか

弊社デザイナーが厳選した「地方企業×採用サイト」のデザイン事例は以下で網羅していますので、他の色味も見比べたい方はこちらも併せて参考にしてみてください。

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目次

青・水色の採用サイトが伝えるのは「信頼感」と「清潔感」

青の採用サイトが伝えるのは、企業の誠実さと安心感です。青は水や空を連想させる色合いですので、求職者は開いた瞬間に「きちんとした会社そうだ」という感触を受け取ります。応募前に不安を抱えている求職者にとって、この最初の安心感は小さくありません。

つまり青は、「うちは信頼できる会社です」という説明を、文章より先に届けてくれる色だということです。求職者がエントリーまでに得られる情報は、基本的にウェブ上にしかありません。だからこそ「本当に応募していいのか」という判断の入口で、色が果たす役割は大きいわけですね。

青が向いている業種の傾向

後述する10事例を並べると、青が選ばれている業種の傾向がはっきり見えます。総合建設業、住宅建材、マリン製品の製造、金型製作・精密加工、電気機械器具卸売、訪問看護、保健福祉、コンサルティング、クラウドサービス。技術・医療・インフラといった「間違いが許されない仕事」が並びます。

裏を返せば、青は正確さや誠実さが価値に直結する業種と相性が良い色だということです。同じ事例集でも、現場の熱量や勢いを前面に出したい業種は赤系に寄る傾向があります。色ごとの向き不向きは、以下の記事と見比べていただくと輪郭がはっきりすると思います。

参考記事:『【事例10選】赤の採用サイトデザイン|情熱と力強さはどう出す?

濃い青と淡い水色で、伝わるものが変わる

同じ青でも、濃度によって印象は大きく変わります。事例を見ると、大きく2つの方向に分かれます。

  • 濃い青(ネイビー・ロイヤルブルー):重厚さ・技術力・先進性が前に出る。製造業や建設業、BtoB企業で選ばれやすい
  • 淡い水色(ライトブルー・スカイブルー):清潔感・やわらかさ・親しみが前に出る。医療・福祉・サービス業で選ばれやすい

さらに、青の隣に何を置くかでも変わります。白と組めば清潔に、黒と組めば硬質に、写真の空や海と組めば地域性が立ち上がる。青は単体で完結しない色なので、組み合わせまで含めて設計するのが前提になります。

地域性と現場を写した青の採用サイトデザイン事例6選

まずは、青を地域の風景や現場と結びつけている事例を6件紹介します。共通しているのは、青を「色」としてではなく「その土地の空や海の色」として使っている点です。抽象的な信頼感で終わらず、どこで働く会社なのかが同時に伝わる設計になっています。

株式会社門倉組 様(総合建設業・インフラ整備・リフォーム/リノベーション)

株式会社門倉組様の採用サイトデザイン(神奈川県/総合建設業・インフラ整備・リフォーム/リノベーション)

https://recruit.kadokura.jp/(制作:地方採用ワークス)

神奈川県藤沢市に拠点を置く総合建設業の企業、株式会社門倉組様の採用サイトです。

青を基調としたデザインが湘南地域の自然や海を連想させ、地域密着型の企業姿勢を強調しています。社員の働く姿を中心に構成されたビジュアルは、信頼感と仕事への誇りを感じさせます。

「変化の起点になる。」というメッセージが、同社の成長志向と新しい挑戦への意欲を表現しています。

株式会社岡島ホールディングス 様(住宅建材販売・建具製造)

岡島ホールディングスグループ様の採用サイトデザイン(岐阜県/住宅建材販売・建具製造)

https://recruit.okajima-h.co.jp/(制作:地方採用ワークス)

岐阜県関ケ原町に拠点を構える岡島ホールディングスグループ様の採用サイトです。

住宅建材販売や木製建具製造、建設事業を中心に幅広い事業を展開しています。白を基調にしたシンプルかつモダンなデザインが、同社の信頼感と未来志向を表現しています。

また、スタッフの働く姿や親しみやすい表情を取り入れたビジュアルが、職場環境の魅力を直感的に伝えています。「新しい働くを創る」というメッセージを印象的に取り入れていますね。

ALL DIFFERENT株式会社 様/中途採用(コンサルティング・調査・人材紹介・派遣)

「ALL DIFFERENT株式会社」様の採用サイトデザイン(東京都/コンサルティング企業)

https://career.all-different.co.jp/(制作:地方採用ワークス)

東京都千代田区にあるコンサルティング企業、ALL DIFFERENT株式会社(旧・株式会社ラーニングエージェンシー)様の中途採用サイトです。

爽やかな青色が特徴で、信頼感を与えてくれます。最初に目に入るのは、はたらく社員の写真が流れるファーストビューで。会社の雰囲気が分かりやすくなっています。

まずは確保したい人材に合わせて、新卒・中途でそれぞれ異なる採用サイトを制作するというのも、1つの手段です。

株式会社リガーマリンエンジニアリング 様(マリンスポーツ関連製品の製造・ボート艤装品開発)

株式会社リガーマリンエンジニアリング様の採用サイトデザイン(三重県/マリンスポーツ関連製品の製造・ボート艤装品開発)

https://recruit.regar.co.jp/(制作:地方採用ワークス)

三重県いなべ市にあるマリンスポーツ関連製品の製造・ボート艤装品開発を手掛ける株式会社リガーマリンエンジニアリング様の採用サイトです。

青を基調にしたデザインが海への情熱を象徴し、清潔感と信頼感を演出しています。

「行き先は、自分で決める。」というメッセージが、挑戦を歓迎する企業文化を表現。ものづくりの楽しさと海への思いが伝わるサイトです。

ALL DIFFERENT株式会社 様/新卒採用(コンサルティング・調査・人材紹介・派遣)

「ALL DIFFERENT株式会社」様の採用サイトデザイン(東京都/コンサルティング企業)

https://newgraduates.all-different.co.jp/(制作:地方採用ワークス)

東京都千代田区にあるコンサルティング企業、ALL DIFFERENT株式会社様の新卒採用サイトです。

手書きフォントを使った温かみのあるデザインや数字で企業実績を”見える化”したコンテンツ配置など、コンサルティング業でありながらもユーザー目線の爽やかなサイトデザインとなっています。

株式会社協和精機 様(製造業・金型製作・精密加工)

株式会社協和精機様の採用サイトデザイン(宮崎県/製造業・金型製作・精密加工)

https://mold-kyowa.co.jp/(制作:地方採用ワークス)

宮崎県日南市にある製造業・金型製作・精密加工の企業、協和精機様の採用サイトです。

トップビューでは、加工機械の稼働シーンがダイナミックに映し出され、高精度な技術力が強調されています。また、背景に青空や海の風景を取り入れることで、企業の拠点である日南市の地域性をアピールしています。

ブルーを基調とした配色と洗練されたタイポグラフィが、信頼感と先進性を醸し出しています。このようにシンプルながら情報が整理されたデザインは、求職者にとってもわかりやすく、好印象を与える仕上がりです。

ここまでの6件のように、青を地域や現場と結びつける設計は、写真の質がそのまま印象を左右します。どの季節に、どの時間帯に、どこを撮るか。そこまで含めて設計したい段階でしたら、御社の業種や採用フェーズをうかがったうえで構成をご提案します。

清潔感と先進性で見せる青のデザイン4選

続いて、青を清潔感・先進性の表現として使っている事例を4件紹介します。こちらは風景よりも、人・図形・UIといった要素と青を組み合わせる型です。医療福祉やIT企業のように「安心して任せられるか」が問われる領域で選ばれやすい設計になっています。

ジェイエムシー株式会社 様(保健福祉・美容経営コンサルティング)

ジェイエムシー株式会社様のサイトデザイン(高知県/保健福祉・美容経営コンサルティング)

https://www.jmc-ltd.co.jp/(制作:地方採用ワークス)

高知県高知市にある保健福祉・美容経営コンサルティングの企業、ジェイエムシー株式会社様のコーポレートサイトです。

清潔感と信頼感を醸成する淡いブルーを基調としたデザインが特徴的です。メインビジュアルには安心感を与える人物写真を配置し、「健やかと美しさを支える」というメッセージを効果的に伝えています。

また、斜めに開くローディングから始まり、トップ画面ではキャッチコピーにかかった青いグラデーションが滑らかに動きます。スクロールに合わせて緩やかな線が流れたりと、目線誘導におけるデザインの工夫が満載です!

株式会社first(訪問看護・訪問リハビリ・ケアプラン作成)

株式会社first様の採用サイトデザイン(兵庫県/訪問看護・訪問リハビリ・ケアプラン作成)

https://first1105-nada.com/

兵庫県神戸市灘区にある訪問看護・訪問リハビリ・ケアプラン作成を提供する株式会社first様の採用サイトです。

メインビジュアルでは、手を取り合うイメージを通じて、人と街、医療の繋がりを表現。シンプルでクリーンなデザインが信頼感を醸成しています。

「人と街と医療を繋ぐ。」というメッセージが、地域密着型の医療サービスへの熱意を伝えています。

株式会社サンセイテクノス(電気機械器具卸売)

株式会社サンセイテクノス様の採用サイトデザイン(大阪府/電気機械器具卸売・FAシステム設計・情報処理サービス)

https://www.sanseitechnos.co.jp/recruit/

大阪府大阪市淀川区に拠点を置く電気機械器具卸売などを行う株式会社サンセイテクノス様の採用サイトです。

青と白を基調としたデザインが、技術的先進性と信頼感を印象づけています。「競争し、共創する」のキャッチコピーが、成長を重視した企業文化を象徴しています。

また、社員の個々の魅力を引き出すレイアウトが、未来志向の働き方を強調しています。

株式会社SmartHR(クラウド人事管理・業務効率化サービス)

株式会社SmartHR様の採用サイトデザイン(東京都/クラウド人事管理・業務効率化サービス)

https://recruit.smarthr.co.jp/

東京都港区に本社を構える株式会社SmartHR様の採用サイトです。

シンプルでモダンなデザインと、曲線的なビジュアルが未来志向のサービスを象徴しています。「未知をひらき、答えにする。」というキャッチフレーズが、イノベーションを目指す企業の姿勢を印象づけます。

優れたUI/UXを強調したデザインは、同社のプロダクトへのこだわりを直感的に伝えています。

「無難な青」で終わらせないための3つの視点

10件を見比べると、印象に残る青とそうでない青の差は。色そのものではなく設計の順序から生まれていることが分かります。ここでは、青を検討している企業が踏みがちな段差を3つ挙げておきます。

01. 「色から入る」と、たいてい迷子になる

一番多いのが、色やテイストの話から打ち合わせが始まってしまうケースです。「青で、清潔感があって、信頼できる感じで」。この状態で進めると、たいてい途中で「で、結局うちは何を伝えたいんだっけ」に戻ることになります。

弊社では、文章が先、デザインが後という順序で進めています。まず「どんな会社で、どんな人に来てほしいか」というメッセージを明確にし、それを文章にする。そのうえで、その文章をどう視覚的に伝えるのがベストかを逆算してデザインを設計する、という流れです。

「デザインが良ければ応募が来る」というのは、正直なところ誤解だと考えています。青はとりわけ「とりあえず選んでも形になってしまう」色なので、この順序を飛ばした跡が残りやすいというわけです。

02. 差がつくのは、青の隣に置く要素

青そのものは、どの会社が使っても同じ青です。事例で印象に残るサイトは、いずれも青以外の部分で個性を作っています。湘南の海、日南市の青空、加工機械の稼働シーン、手を取り合う手元、手書きフォント。青が土台になり、その上に自社にしかない要素が乗っている構造です。

ですので「青にすると無難になる」という懸念は、色を変えることではなく、隣に何を置くかで解けることが多いと思います。自社の現場、自社の社員、自社の言葉。この3つがそろえば、同じ青でも別のサイトになります。

03. 淡い水色は、文字の読みやすさが落ちやすい

濃い青は白抜き文字がよく映える一方、淡い水色は文字とのコントラストが不足しがちです。白背景に水色の細い文字を置くと、屋外のスマートフォンではほとんど読めなくなります。求職者の多くはスマートフォンから採用サイトにたどり着くため、ここは実機で確認しておきたいところです。

事例のなかで淡いブルーを使っているサイトが、文字色は濃色に落として色はグラデーションや図形側に回しているのは偶然ではありません。清潔感を出す色と、読ませる色は分けて考える。この一手間で、募集要項が最後まで読まれるかどうかが変わってきます。

よくある質問

Q1: コーポレートカラーが青なら、採用サイトも青にすべきですか

必ずしもそうとは限りません。コーポレートサイトと採用サイトは、そもそもターゲットが違います。コーポレートサイトは取引先に向けたもの、採用サイトは求職者に向けたものです。ロゴカラーを引き継ぎつつ、濃度やトーンを採用向けに調整する、という考え方が現実的だと思います。

Q2: 濃い青と水色は、どう使い分ければいいですか

濃い青(ネイビー)は重厚さ・技術力・先進性、淡い水色は清潔感・やわらかさ・親しみに寄ります。事例でも、製造業や建設業は濃い青、医療・福祉系は淡いブルーが選ばれていました。求職者に「安心して任せられる」と思ってほしいのか、「話しかけやすい」と思ってほしいのかで分かれます。

Q3: 青は無難すぎて他社と似てしまいませんか

青そのものは差別化要素になりません。差がつくのは、青の隣に置く写真・言葉・レイアウトです。自社の現場や社員を写した写真と、自社の言葉で書かれたキャッチコピーがあれば、同じ青でも別のサイトになります。色を変えるより先に、そこを見直すほうが効きます。

Q4: 青とほかの色は、印象がどう違いますか

青は「信頼感・清潔感」、赤は「熱量・力強さ」、黄色やオレンジは「親しみやすさ・明るさ」に寄ります。正確さが価値になる業種なら青、現場の勢いを見せたいなら赤、応募のハードルを下げたいなら暖色、という見立てが目安になります。暖色系の事例は以下で紹介しています。

参考記事:『【事例10選】黄色・オレンジの採用サイトデザイン|暖色はどこに使う?

Q5: 青い採用サイトを作れば、応募は増えますか

色を変えただけで応募数が動くことは、まずありません。求人票が求職者の目に触れていなければ、採用サイトはそもそも開かれないためです。露出(母集団形成)と受け皿(採用サイト)は、両方そろって初めて働きます。

色を決める前に、求職者に何を伝えるかを決める

ここまで10件の青い採用サイトを見てきましたが、どれも「青を選んだから成立している」わけではありません。伝えたいメッセージが先にあって、それを最も静かに、確実に届ける手段として青が選ばれている。順番はいつもそちらからです。

そして青は、選んだ時点で仕事が終わる色ではありません。同じ紺でも、白の面積と写真の明るさで、誠実にも冷たくも転びます。色を決めたあとにどれだけ調整できるかが、実際の印象を決めていきます。

弊社は全国の地方企業に1,400社以上のウェブサイト制作・マーケティング支援を行ってきました。採用については、サイトを作って終わりではなく、求人媒体への露出から選考までを地方企業向けに一貫してご支援しています。製造・建設・運送・医療・飲食など、地方で人が採りにくいと言われる業種の現場を見てきました。

「うちのコーポレートカラーの青で、採用サイトまで通していいのか」という一点だけのご相談でも構いません。ロゴと既存サイトを拝見して、濃さと差し色の落としどころをご提案します。

採用サイト制作のサービス詳細はこちら

※ご紹介しているサイトの中で、「(制作:地方採用ワークス)」と書かれたサイトは弊社の制作実績です。その他のサイトは弊社の制作実績ではございませんが、本記事の切り口に沿う事例としてご紹介させていただきました。制作をされた制作会社様で、掲載の取り消しをご希望の場合は速やかに対処させていただきますので、弊社までご連絡くださいませ。

この記事を書いた人
【事例10選】青・水色の採用サイトデザイン|信頼感はどう出す? | 色から選ぶ
たまちゃん

マーケティングデザイン部 マネージャー/Webマーケター 大学在学中に、複数Webメディアを立ち上げ、アフィリエイターとして法人化。設立から2年後、社会貢献などの「働きがい」を求め、リーピーにジョイン。 現在は、現場で培ったWebサイトの運用経験を元に、お客様サイトの運用代行や自社コーポレートサイトの運用など、幅広いマーケティング領域を担当。

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