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岐阜ギヤー工業株式会社  代表取締役社長 松波崇宣 様

ホームページを見た学生さんが製造業に汚いイメージではなく、かっこいいイメージを感じている変化に驚きを感じています。

岐阜ギヤー工業株式会社|松波崇宣 様
法人名 岐阜ギヤー工業株式会社
設立 1957年
所在地 〒500-8367
岐阜県岐阜市宇佐南2-2-2
従業員数 〜100名
事業内容 一般機器製造・販売
Webサイト http://www.gifu-gear.co.jp/

ホームページを制作し、創業以来初となる「単年で新卒5人入社」という結果も出ております。

創業以来、歯車の製造・加工一筋。『1,000分の1mm』を求め続けて60年

岐阜県岐阜市で、各種精密歯車を製造・販売される岐阜ギヤー工業様にお話を伺いました。

事業内容について、お聞かせください。

岐阜ギヤー工業では、各種機器用歯車(増減速機・工作機械・自動車機器用・航空宇宙産業用・印刷機用・産業機械用)を扱っています。 創業以来、歯車加工に特化し、技術力を発揮してきました。世の中の各産業で歯車が使われていることを前提に、私たちは多くのものを作るよりも、お客様の多様なニーズに合わせて、1つずつフルオーダーできることを強みとしております。

創業の経緯、業界に入ったきっかけを教えてください。

当社は、2023年4月で創業66年になるため、私も入社していないので詳しくは分かりません(笑)。

三菱レイヨンの六条工場閉鎖に伴って、そこにあった歯車部門を買収、そして岐阜市上切に工場を設立して「岐阜ギヤー製作所」を創業したと聞いております。なぜこの部門だけを買い取ったかというと、今は亡き先々代が歯車の需要が多いということを受けて、ということだと聞いています。

かなり長いですね!創業66年とは…!

そうですね、創業当時、私は生まれてもいませんから(笑)。

私も生まれていません(笑)。66年を経て、現在の業界の状況はいかがでしょうか?

現在の自動車業界は、100年に1度の変革期を迎えています。「では、歯車はどの方向に行くのか?」というところで、求められる歯車の種類、それに伴う工作機械の種類がようやく見えてきたところです。

様々な変化はありますが、弊社が得意とする多品種、高精度、試作向けという部分では、需要が相変わらず多いと感じます。最近では、ロボットや自動化関連の依頼が増えています。歯車に求められる条件も時代とともに変わってきていますが、当社でしか作れない高精度のものや、フルオーダーに応えられるという点は、大きな時代の変化の中でも残っていくと考えています。

自動車業界の変化があるのでしょうか。電気自動車が普及すると、貴社の業界にどういう影響がありますか?

自動車メーカーのEV化はヨーロッパですでに始まっています。外国の先進的な自動車メーカーは、何年までに全ての車種のEV化をおこなう、という話もあります。EV化によって歯車の数が減るというのは、業界で一般的に言われています。ただモーターだけでやれるか?とトライした結果、「モーターだけではできないので歯車は残るよ」という大きな流れは戻ってきています。

我々がもっとも影響を受けているのは、電気モーターはエンジンより静かになる分、車内の人は騒音に対して、よりシビアになっているという点です。EV車は、エンジンルームで響く音がより静かにならないといけません。音も静かに、効率も良く、従来はこの程度の精度で良かったというレベルから、さらに精度を求められています。

最近では、一般的な乗用車に加えて、モビリティ全体に対象が広がってきています。例えば、ある地方で実験的な次世代型町造りを行っている場所では、町のなかでそれぞれの人が車を所有せず、コミュニティバス(電気自動車)が動いていたり、ものを配達する小型の運搬用装置が動いています。そのための開発品も手掛けています。

その他、産業用ロボット、物流関係のロボットで使用される歯車なども製造しており、全体的なニーズは変わりつつありますが、歯車自体の需要は引き続き、まだまだあるという感じです。

では貴社の強みについても、お伺いできますか?

大きなウリとしては、やはり歯車加工に特化した加工技術と、歯車専門の加工機を揃えてきた点です。それ以外のサポート加工機(良い歯車を作るために必要なものを作る機械、付加価値を歯車につけるための機械)などの設備の充実と、今までなかった技術の向上で、トータルでより良質な歯車を作ることができています。

今まで、「歯車の部分はお願いするけど、それ以外は他社に任せるよ」と言われてきた依頼を、自社の中で取り込んで、技術力の1つとして、歯車+αでやれるようになりました。それが今の新しい強みになり、幅広いお客様にご支持をいただいております。

貴社の今後の事業展開、強めていきたい分野はどうですか?

お客様から「歯車で困った時の岐阜ギヤー」と思っていただける存在であり続けたいです。そのために、現在の加工技術、対応力への深みを持たせていきたいと思っています。おかげさまで多くご注文をいただいている状況ですが、弊社の力不足によって得意分野の製品でもお断りせざるを得ないことや、お待たせしてしまうこともあります。「岐阜ギヤー工業なら何とかしてくれる」というお客様の期待に応えることで、幅広い業界からの試作品の受注を今よりも増やしていきたいと考えております。

なるほど!お問い合わせいただいて、お断りするケースというのもあるのですか?

それはあります。全てやりたいとは思いますが、設備や人材の問題もあります。大口のご依頼を受けすぎると、他のお客様からの受注に応えられず、過去に対応したお客様からの信頼も失ってしまう恐れがあります。そのため、バランスを取るのはとても難しいです。設備や人材を強化することで、お客様へのお断りを減らすことができると思い、取り組んでおります。

設備の導入や採用の予定はあるのですか?

今年はもうすでに2台新規設備を導入し、来期も3台は決まっています。採用では、今年の春にちょうど大学生が4名採用できました。前もって設備を入れて、対応していこうという非常にいい流れの中にいます。

それは良い流れですね!これからの採用の見通しはいかがですか?

この5年間で社員は10名ほど増えました。課題としては、かなり高齢の社員もいるので、その社員が退職されるまでに、技術を次の世代に手渡ししていこうというところです。

当社の平均年齢は42歳ですが、ボリュームとして20代後半から30代前半が足りていない状況です。最近の採用では、ほぼ新卒・第二新卒となっており、今後も採用を続けていくことで、若い世代へ技術を伝承し、お客様の期待に応えられる体制を作っていこうと思っています。

ホームページ制作について

当社にご依頼をいただいた理由やきっかけを、お聞かせください。

従来は社員が個人制作したサイトを公開していて、「やっぱりうちのホームページってちょっと弱いよね」という認識がありました。採用チームを発足した際に「ホームページを新しくして、学生さんにもっと岐阜ギヤーの事を知ってもらいたい」という意見から一新する事になりました。

制作会社さんの選定の際には「岐阜ギヤーの息づかいが伝わるホームページを制作していただける制作会社」を念頭に、三つの点を重視しました。

【一つ目】は、岐阜ギヤーをより知ろうとしてくださる会社であるということです。弊社もモノ作り企業ですので、お客様からいただいた図面内容をよく読み取り、意図を理解し、仕事に取り組みます。ホームページ制作も同じではないかと思い、ヒアリング、提案などを見てきた中で、リーピーさんが一番その部分を感じることができました。

【二つ目】は、こだわりをもった会社であるということです。モノ作りに関してこだわりを持つことは、良いものを作る上で大切なことだと感じています。制作事例や自社ホームページなどを拝見して、リーピーさんからは多くのこだわりを感じとることができたためです。

【三つ目】は、共感・協力できる会社であるということです。作り手とユーザーの共感は大切なことだと感じています。最初の打ち合わせで川口社長(リーピー・代表)に私たちの思いをぶつけました。リーピーさんの提案内容や、川口社長の理念などに共感したと同時に学べることが多く、協力関係を持ってサイト制作できると感じました。

最終的に一番完成イメージを描くことができたのは貴社であり、結果はもちろん「正解」でした。

その後 制作が始まってからのやり取り、スキルはどのように感じましたか?

 担当の山田さん(弊社ディレクター)もこだわってヒアリングをしてくれました。私たちの業界の専門用語など、初めて聞く言葉を出した時に、次に会った時には「こういうことですよね」とすごく知ろうとしてくれて、それを上手に表現しようとする気持ちも感じられ、心強く感じました。我々の知らない見せ方、キャッチコピーなど幅広い提案をいただき、ワクワクしながら進捗の確認を行っていました。

川口社長から「ローディング画面に歯車のアイコンが回っているものを絶対に使用したい」というこだわりの提案をいただき、形になった時は「リーピーさんを選んで良かった!」と改めて思った記憶が鮮明にあります。また、我々の数々の修正依頼や提案などの無理難題に親身になってご対応くださったことには、本当に感謝しています。

ありがとうございます!サイト公開後、ホームページからの成果や反響はいかがでしょうか?

同業者様やユーザー様、学生さん、社員、社員の家族などから、「カッコよくなりましたね」「分かりやすくなりましたね」「ローディング画面がいいですね」など多くの好評の声をいただきました。より多くの人に岐阜ギヤーを知ってもらえ、息づかいまで感じてもらえたと実感いたしました。

ホームページを見た学生さんの感想として、「かっこいいイメージ」とよく言われます。製造業の汚いイメージではなく、「かっこいい」という言葉が最初に出てくるようなった変化に驚きを感じています。

ホームページ制作の「費用に対するリターン」という意味では、いかがでしょうか?

企業によってホームページ制作の費用対効果をどこに設定するかにもよりますが、弊社のような中小企業でも十分に費用以上の効果は得られていると感じます。特に、学生の初期流入から選考へ進む確率が明らかに増えました。弊社の雰囲気をホームページから感じとり、共感した方が流入してくれていると感じています。その中で、創業以来初となる「単年で新卒5人入社」という結果も出ております。正直なところ、料金が高いか安いかは分かりませんが、5年経っても古臭さを感じさせないので、ただただ満足しています。

ホームページを見て、個人のお客様から修理部品などのお問い合わせが入るようになりました。歯車で困っている個人の方ってみなさんが想像するよりずっと多いんです。ホームページを制作して、今までは私たちと繋がらなかったパイプが、繋がるようになったということは、本当に大きなことなんです。私たちは個人からの依頼であれば、できる限り受け入れます。それはその方にとって形見のような存在であったり、強い思い入れがあるものなど、個人的な思いが乗ってくる依頼ですから、そういうご依頼はとても大切にしています。

これからもホームページを活用して、我々のサービスが個人まで広がっていって、今まで諦めていた人たちも幸せになれるように、という熱い思いが私たちにはあります。

制作後のフォローについてはどのように感じましたか?「このようなフォローが欲しい」といったご要望がありましたらお聞かせください。

定期的な細部の更新では、迅速に対応していただき満足しています。弊社のような中小企業ですと、多くのサイト管理者が兼任だと思います。そうすると、分かっていながらなかなか手が回らないことがあります。どのような更新が効果的なのか?など、定期的なアドバイスをいただけると助かります。

新しく始まった、貴社のCS(カスタマーサクセス)サービスにも関心がありますね。

最後に

それでは最後に、当社ホームページをご覧になって、リーピーをご検討中の方に一言お願いいたします。

やっぱりホームページを作るのは人だと思うんですよ。

ホームページだけでは分からない部分は当然ありますので、リーピーさんの魅力や可能性の部分が自社にマッチするかどうか、まず会って話を聞いてください。そうすると、やっぱりリーピーさんを選びたくなるよって言いたいですね。

私たちもいろんな制作会社さんと話をして、「ここの話をもっと聞きたいよね、聞きたいよね」となったのがリーピーさんだったので、分からないと言ってただ終わるよりは、まず会って話を聞いて、どんな提案をいただけるのか?それが自分たちが思い描いているものを表現できるのか?ホームページを今後どのように活用していくのか?という部分で、リーピーさんからなら素晴らしい提案がきっとあると思いますよ。

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